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当ページに記載されている情報は、2023年9月30日時点の情報です。

バックエンドを整えて、
ヤフー全体のパフォーマンスを支えたい

石田 郁瑛(いしだ いくえ)
2016年入社
システム企画
社内システム

現在担当している仕事について教えてください

エンジニアとして、SaaS導入や内製システムの企画・設計に携わっています。私が担当しているのは社員の評価領域で、主にそのシステムを使うコーポレート部門(人事担当)とSEの間に立って調整をする役割を担っています。
コーポレート部門に、現状の評価システムにおいて抱えている課題や困っていることをヒアリングし、その課題をシステムでどう解決していくか、その方策を練ってシステム開発の方向性を決めていきます。また、複数ある他社のSaaSシステムのうち何を使用するか、どう使うかなどの要件定義を行うといった業務を行っています。

入社前の経験について教えてください

石田が椅子に座りながら、入社前の経験についてのインタビューに答えている様子の写真

学生の頃は、情報セキュリティの分野でブロック暗号の安全性分析を研究していました。ブロック暗号は、普段私たちが使っているメールにも使われている技術です。ユーザーが誰か相手にメールを送る際、第三者にその内容が分からないようにするための「暗号」が埋め込まれています。暗号にはいくつもの種類があり、その暗号を解くための「カギ」もあります。暗号を解くための計算が難しくなればなるほど安全性が高くなるため、どのくらい簡単に解ける暗号アルゴリズムなのかを評価したり、分析を行ったりしていました。

ヤフーにはセキュリティエンジニアとして応募したのですが、面接官からヤフーのセキュリティをより向上させる具体的な案についてのお話を聞いて、社員が自由にチャレンジできる環境にとても魅力を感じました。

入社前に不安だったことはありますか?

大学の研究室に入ってから、C言語を用いてしっかりとプログラミングを学び始めましたが、一方で「ものづくり」という観点では入社前の経験は浅く、個人事業主として働いていた学生の頃にHTML/CSS/JavaScriptを用いて自社のホームページを作成したことがある程度でした。面接でもその経験の浅さについて素直にお話ししたところ、「学ぶ時間は入社後もたくさんあるので、いまできなくても大丈夫です」とおっしゃってくれたのが本当に心強かったです。
実際、携わる案件ごとに研修などの、スキルを学ぶ機会が多くあります。企業としても向かう方向や目的を毎年アップデートし続けていると感じます。社員一人ひとりはもちろんですが、会社全体としても「自由に挑戦し続ける」姿は、入社前からのイメージとして変わりません。

仕事のやりがいや醍醐味、面白さを教えてください

自分が携わったことで人事部門の方の業務工数を減らし、「使い勝手が良くなった」「働きやすくなった!」といった声をいただくととてもやりがいを感じます。社内のバックエンドをしっかりと整えることで、フロントエンドで働く社員のパフォーマンスを上げられるのはうれしいですし、「仕事って面白いな」と心から感じています。
一方で、それぞれの組織の使命感や課題感も異なる部署の間に立ち、各部門がお互いに連携しやすいようにコミュニケーションをとることに、まだ少し難しさを感じています。

石田が椅子に座りながら、仕事のやりがいなどについてインタビューに答えている様子の写真

コミュニケーションをとる相手はコーポレート部門の社員や、SEの方が多いのですが、各部門から上がってきた話を伝書鳩のようにそのまま伝えるのではなく、自分のなかでかみ砕き、自分の言葉で説明することを心掛けています。また、迷ったらいろいろな人に相談したり、ときには自分の考えを柔軟に変えたりすることも大事な点だと気づかされました。そうしていくなかで、各部門のゆがみを調整して、合意まで持っていけたときに、この仕事の醍醐味を感じられます。

仕事を進めるうえで一番大切にしていることは?

石田が椅子に座りながら、仕事感についてのインタビューに答えている様子の写真

二つありまして、まずは責任感を持って仕事をすること、二つ目はどんな仕事も一人では成り立たないので、まわりの人を大事にすることです。
新しくプロジェクトが決まったら「どんなに課題が山積みになっていたとしても、決められた期日やゴールなどに向かって100%完遂すること」を大事にしています。どんなプロジェクトもそれが良いと思って決められたものなので、ゴールと期日を守って進めることが大切だと思っています。

二つ目については、入社して3〜4年目のとき、新規開発のシステム設計やテスト・運用設計という比較的大きな案件を任されたことがあり、そのときの経験から学んだことです。
それまでは先輩社員に手伝ってもらいながら案件を進めていました。しかし自分が中心となる初めてのプロジェクトでは、気合いが入っていたこともあり自分一人でどんどん突っ走ってしまいました。
結果、うまくプロジェクトが回らなくなってしまい、どうしようと思ったとき、まわりの人に相談し、たくさんフィードバックしてもらい、それに対してまた誰かに話して、意見をもらって。プロジェクトはそうやって進めていくものなのだと気がつきました。
そこからいろんな人を巻き込んで、なんとかゴールまで持っていくことができました。この経験がいまでも仕事を進めていくうえで大きな糧となっています。「担当する案件がうまくいくかどうかは、すべて自分の行動の結果」ということを肝に銘じて、いまは一つひとつの案件に取り組んでいます。

一日のスケジュール

9:45

業務開始。メールの確認、社内研修やアンケートなどの細かなタスクの確認をします。

10:00

プロジェクト朝会。担当プロジェクトメンバー間で、前日の作業内容や課題の共有をします。

11:00

プロジェクトに関する作業を進めます。主に業務プロセスや運用方法の検討を実施します。

13:00

ランチ。食事の後は、昼寝や軽い体操をして休憩します。

14:00

担当プロジェクトの週次定例。1週間の進捗を確認し、課題などがあればメンバー全員で相談し解決策を考えます。

15:00

システム検証作業を実施します。システムのテストケースやシナリオを考えたり、実際にテストを行ったりします。

18:00

フレックス制度を利用して一度中抜け。この時間で、近所のジムやストレッチ教室に行くこともあります。

19:30

作業を再開。その日に終わらなかった自身の作業を実施します。

20:30

終業。夜ご飯をつくったり、飼い猫と遊んだりしてゆったり過ごします。

よく利用している、あって助かる会社の制度を教えてください

フルフレックス制度なので1〜2時間仕事を抜けてジムや整体などへ通い、身体のメンテナンス時間にあてたりしています。家族が病気になったときの病院への付き添いや区役所に行くときなど、ちょっとした用事を済ませる際にもとても便利ですね。
また、「インターネット利用補助制度」もよく利用しています。自宅の業務環境を整備するために使えるのでとても助かっています。
さらに、エンジニア職向けに技術活動費用補助制度の「TechUP(テックアップ)」も活用しています。これは、自分のスキル向上のための資金として半期で上限6万円まで補助をしてくれるというもの。この制度を利用して「プロジェクトマネジメント」系の書籍を購入したり、「パワーポイントの書き方」、「調整スキル」といった現在の業務に直結する関連書籍を購入したりして、自己研鑽を行っています。
ヤフーでは「会社と社員はイコールパートナー」という考えのもと、社員にとってうれしい制度が充実していると思います。仕事のパフォーマンスを上げるために必要な制度をすぐに取り入れてくれる会社の姿勢は働いている社員にとっては心強いですね。

学生へのメッセージ、アドバイスをお願いします

広い視野で、いろいろなことに興味を持ってみてください、そして、たくさんアクションし、学んでください。どんな経験でも必ず皆さんの糧になります。皆さんと一緒に働ける日がくることを楽しみにしています。

※内容は取材時のものです

石田が起立しながら笑顔でカメラを見つめている様子の写真

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