CHIAKI FUJIMON

藤門 千明

ヤフー株式会社 取締役 常務執行役員
CTO(最高技術責任者)


筑波大学大学院を卒業後、2005年に新卒入社。
エンジニアとしてYahoo! JAPAN IDやYahoo!ショッピング、ヤフオク!の決済システム構築などに携わる。決済金融部門のテクニカルディレクターやYahoo! JAPANを支えるプラットフォームの責任者を経て、2015年にCTOに就任。2019年10月より現職。

ヤフーだから創れる、ヤフーにしか創れない未来

取締役 常務執行役員、藤門 千明の写真

私がインターネットに出合ったのは、高専に入学した1996年。ヤフーが創業したのと同じ年でした。そのとき私は、インターネットの力が世界を豊かで便利にするかもしれないという漠然とした予感を抱いていました。大学院卒業後、ヤフーを就職先に選んだのは、ヤフーが日本の情報通信革命の渦の中心にいて、革命の未来をリードする企業の一つだと認識していたからです。その荒波の最前線で仕事をしてみたかったのです。

ヤフーはいまデータセンターを自ら設計することから、ユーザーのタッチポイントとなるインターネットサービスのUXデザインまで、幅広い領域の技術を駆使し、さまざまな課題解決に取り組んでいます。創業の1996年から20年以上の歴史の中で、100以上のサービスを生み出し、現在は月間約5,000万IDのアクティブユーザー、年間約100億時間の利用時間(全ログインユーザーの合計)、1日あたり1,132億のリクエスト数(全サービス合計)、秒間1Tbpsに迫るトラフィック処理といった規模に至りました。

2018年には、スマホ決済サービスの「PayPay」をリリース。サービス開始から約1年で、加盟店170万カ所、登録ユーザー2,000万人、サービス開始からの累計決済回数3億回を突破するサービスへと急成長させました。(2019年11月18日現在)ヤフーは未来を自分たちで創ることができる会社だと考えています。

社員全員が膨大なデータとAIを駆使してサービスを改善

取締役 常務執行役員、藤門 千明の写真

ヤフーの最大の特徴は、国内最大級のオンライン顧客基盤と100以上のサービスを通じて、100ペタバイトの規模でデータを蓄積し、オンプレミスで運用できる利活用基盤をもっていることです。これらの技術のほとんどを、自社で開発してきました。ときには失敗もありましたが、失敗があればこそ、その経験を次に活かすことができます。

いま世界のテクノロジー企業は、AIによるデータ解析を用いて自社のサービス改善や新事業創出に奮闘しています。膨大なデータとデータサイエンスの知見、そしてそれらを処理するコンピューティングパワーをあわせ持つヤフーは、世界の企業が競うAIの分野においても大きなアドバンテージを持っています。

データ分析やデータサイエンスといった専門技術もいずれは一般化するでしょう。データはデータサイエンティストやデータエンジニアだけが扱うものではなく、すべてのクリエイターが扱うようになるはずです。さらには、全従業員がデータマインドを持って仕事をしていくことが要求されているのです。

例えば、ヤフオク!での偽物出品の検知、Yahoo!ニュースのコメント表示順の改善などには、ディープラーニング(深層学習)の技術が使われています。サービスの担当者自らが、サイエンスチームと協業しながら、サービス改善のためにAIを活用するモデルを作り、それを日々のサービスのなかで検証しているのです。

自らの手元にデータとデータサイエンスのノウハウを置きながら、それを課題解決につなげていく―それこそがヤフーがクリエイターすべてに求めるデータマインドなのです。

一人一人のビジネスマインドが、ヤフーを成長に導く

取締役 常務執行役員、藤門 千明の写真

私たちはこれからも、プライバシーとそれを守るためのセキュリティを第一に考えながら、テクノロジーでデータの力を解き放ち、最高のユーザー体験を提供し、その結果としてさらに大きなビジネスを展開していきたいと考えています。そうした未来を実現するためにもう一つクリエイターたちに求めたいことは、各々の技術と創造力でビジネスの改善や創出により深くコミットしてほしいということです。

ビジネスを考えるのは経営者だけの仕事ではありません。一人ひとりのクリエイターが自らの現場で、ビジネスを成長させることを最大の課題にしなければなりません。まさに「ビジネスの成長なくして技術力の向上はない」のです。

ヤフーではクリエイターの自己啓発を促すために、新しい技術の習得やオープンソースへのコミット、外部カンファレンスへの参加などを支援する「My Polaris(マイポラリス)」という制度を用意しています。その一環で若手クリエイターがグローバルテック企業を訪問し、最先端の技術や働き方に触れる研修ツアーも実施しています。ある分野に突出した知識とスキルを持っているその分野の第一人者として、優れた才能を持つクリエイターを顕彰する制度「黒帯」も8年目を迎えています。

インターネットのテクノロジーは変化がとても速い。テクノロジーが猛スピードで変わるということは、それにともなってビジネス環境もめまぐるしく転換するということです。ヤフーに限らずこの業界で働く人は、その変化を恐れてはなりません。むしろ自らが変化を創り出すためには、生涯をかけて学び続ける必要があり、その覚悟が不可欠です。

ヤフーは100以上のサービスを展開し、インターネットサービスの運営に求められる幅広い領域の技術を駆使している企業です。ここでは誰もが必ずさまざまな仕事を経験できるチャンスがあります。もちろん、そのすべては当然ながら簡単ではなく、誰もができる仕事ではありません。だからこそヤフーのクリエイターは成長できるのです。

私たちはこれからも、そんな環境を積極的に利用しながら、グロースマインドを持って成長し続ける、貪欲なクリエイター集団であり続けたいと考えています。

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