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2017.03.22

2016年度Yahoo!アカデミア プレゼン大会開催! アカデミア生のトップに輝くのは誰だ?

プレゼンテーション大会の参加者と審査員が揃っている様子の写真
2014年4月にスタートした「Yahoo!アカデミア」。「次世代リーダーの創出・育成」を目的として、社長の宮坂が設立した企業内大学です。設立3年目となる今期、過去最大規模となるプレゼンテーション大会の本選を2016年12月23日に開催しました。今回はその大会の模様をレポートします。

本選開始

プレゼン大会の司会はYahoo!アカデミア推進部の加藤昌文が担当。

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▲コーポレート統括本部 Yahoo!アカデミア本部 Yahoo!アカデミア推進部 加藤 昌文

会場には300名強のYahoo!アカデミア生に加え、宮坂、Yahoo!アカデミア各クラスのメンターである「塾頭」を務めるヤフーの執行役員陣も参加し、大会の審査、講評を担当します。

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大会はYahoo!アカデミア本部長である伊藤羊一の開会の言葉からスタート。

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▲コーポレート統括本部 Yahoo!アカデミア本部長 伊藤 羊一

プレゼンするのは20名。抽選で参加できる一般クラスと、面接により階層別、少人数で構成される選抜クラス、合わせて400名のYahoo!アカデミア生が予選に挑戦し、そこから勝ち抜いたファイナリストたちが本選参加への切符を手にしました。

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テーマは「ヤフーが100年後に最も必要とされるインターネットの会社であり続けるためにどう脱皮していくか?」。役職、職種は関係なく、全員が同じテーマで内容を考え、プレゼンを行っていきます。

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プレゼン時間はひとり3分、質疑応答2分で20名が一気にプレゼンを行い、全員のプレゼンが終了した後に審査が行われます。

Yahoo!アカデミアの「塾頭」と呼ばれる執行役員たちの審査では「塾頭賞」が6名、Yahoo!アカデミア本部長である伊藤の審査で「特別賞」が1名、オーディエンスとして参加しているYahoo!アカデミア生300名の投票と執行役員6名の投票を合わせた総合評価で審査をおこなう「最優秀賞」が1名、合計8つの賞が用意されています。

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それではいよいよプレゼンスタート!

20名のプレゼンが始まる

トップバッターはデータ&サイエンスソリューション統括本部 データサービス本部 本部長の佐々木潔です。

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▲データ&サイエンスソリューション統括本部 データサービス本部 本部長 佐々木 潔

緊張した面持ちで壇上に上がった佐々木ですが、「AI武装・国際化」という切り口で堂々としたプレゼンを行いました。

続いて、佐々木と同じデータ&サイエンスソリューション統括本部から参加した鈴木周一は、ドラえもんとひみつ道具を題材に、生産性の改善では解決しない個人の課題を解決する企業になるというアイディアでプレゼン発表し、また、スマートデバイス推進本部で部長を務める伊藤純一は「体がデバイスに包まれる」という温かいフレーズとともに、都市がIT化される時代におけるヤフーの展開についてプレゼンしました。

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▲データ&サイエンスソリューション統括本部 データプラットフォーム本部 鈴木 周一
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▲スマートデバイス推進本部 大阪開発室 部長 伊藤 純一

他にも「人間の脳の計算速度は?」というクイズから始め、スパコン普及後の脳サービス展開の可能性を提案した、グループ会社である株式会社Jコミックテラスの杉浦正武氏。

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▲株式会社Jコミックテラス 杉浦 正武氏

本大会の参加者は前述のとおり、役職や職種はさまざま。年齢や経験値、立場や役割もみなバラバラです。こういった状況の中で予選本選を通して、たとえば本部長と呼ばれる事業責任者と新卒3年目のエンジニアが同じテーマでプレゼンを競い合うという、普段仕事をしていてもなかなか目にすることがない、そんな不思議で貴重な光景がそこにはありました。

また、20名のプレゼン内容は多様でユニークなものばかりでしたが、「ユーザーファースト」「課題解決エンジン」というヤフーの理念を軸にした思考を全員がぶらすことなく展開していた印象です。

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(ウィットに富んだプレゼンばかりで、観客はもちろん、審査員たちも笑顔があふれる中、厳しくも温かい雰囲気で進行していった)

審査とシン・ニホンプレゼンへ

20名のプレゼンが終了した後、役員陣は一度、審査のために別室へ移動し、会場ではCSO(チーフストラテジーオフィサー)安宅和人の講演へと移ります。

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安宅は「シン・ニホン」というテーマのプレゼンを TED×Tokyo 2016 にて行っていますが、この日の講演では、さらにヤフー社員向けにアレンジを加えて発表しました。長時間のプレゼン大会の後にもかかわらず、会場のYahoo!アカデミア生たちはみんな熱心に話に聞き入っているのが印象的でした。

内容は、今後AI×データがすべての産業を変えてしまう歴史的な変曲点の中で日本はどう脱皮していくのか、というもの。これまでの日本、アメリカの労働市場の変化、企業活動の変化からシンギュラリティを読み解き、未来の課題への立ち向かい方やどういう未来を作り出すのか考える必要があると訴えかけます。

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▲CSO 安宅 和人

審査結果発表!

そしていよいよ表彰式へ。

賞は「塾頭賞」「特別賞」「最優秀賞」の3種類、8つ。「塾頭賞」はアカデミアの各選抜クラスで講師を務める執行役員から直接送られます。

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まず発表されるのは「塾頭賞」。各執行役員が選びました。ここでは各受賞者の記念写真を紹介していきます。

◆ 志立賞 ◆

決済金融カンパニー 決済コンシューマ本部 決済サービス部 企画1 松橋 愛美

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▲執行役員 データ&サイエンスソリューション統括本部長 志立正嗣

◆ 瀬越賞 ◆

スマートデバイス推進本部 大阪開発室 部長 伊藤 純一

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▲執行役員 コーポレート統括本部 瀬越 俊哉

◆ 仲原賞 ◆

決済金融カンパニー 決済コンシューマ本部 決済サービス部 企画1 松橋 愛美

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▲執行役員 システム統括本部長 仲原英之

◆ 梅村賞 ◆

決済金融カンパニー 決済コンシューマ本部 決済サービス部 企画1 松橋 愛美

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▲執行役員 ヤフオク!カンパニー長 梅村雄士

◆ 村上賞 ◆

データ&サイエンスソリューション統括本部 データプラットフォーム本部 開発1部 データフィード 鈴木 周一

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▲塾頭はCMO(チーフモバイルオフィサー)で執行役員の村上臣

◆ 本間賞 ◆

メディア・マーケティングソリューションズグループ マーケティングソリューションズカンパニー 経営戦略本部 本部長 高田 徹

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▲上席執行役員 コーポレート統括本部長 本間浩輔

以上6名で塾頭賞の表彰は終了。松橋愛美がなんと塾頭賞のうち3つを受賞。「変わるべきもの」「変わってはいけないもの」の考察に始まり、現場で活用できる仕組みまで言及した様子が塾頭たちに評価されての受賞となりました。

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(プレゼンの様子。3分という短い時間の中でも現場レベルでのソリューションを具体的に発表した)

続いての表彰にまいります。

◆ 特別賞 ◆

コーポレート統括本部 財務本部 本部長 坂上 亮

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▲Yahoo!アカデミア本部長伊藤羊一から贈られる特別賞

プレゼンの内容はもちろん、Yahoo!アカデミア生たちをひとりひとり見守る伊藤から、プレゼンに取り組む姿勢や内容を総合的に評価されての特別賞受賞となりました。

◆ 最優秀賞 ◆

メディア・マーケティングソリューションズグループ メディアカンパニー 検索事業本部 本部長 西田 修一

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会場にいた300名のYahoo!アカデミア生からの投票および執行役員たちの投票で決まる最優秀賞は西田修一が受賞しました。

トロフィーを渡すのは、社長の宮坂 学。

西田のプレゼンは「ヤフーが100年続く企業であり続けるために必要なKPIづくり」というテーマの内容でした。

これまでの20年、ヤフーが世の中に求められ続けた組織であったことを評価しつつも、現代の社会に存在する問題を指摘します。「科学技術の発展をここまで実現した一方で、日本人の幸福度は低い。科学技術の発展が、人々の幸せを置き去りにしない100年を作りたい」と西田。

さらに「KPIは我々の思考、行動をつかさどるもの」と話した上で、日々の行動指標は現在のビジョン、ミッションにフィットしていないところもあるのではないか、と伝えます。「DAUやLSA率などの指標に追われているが、私たちが人々の幸福に深く関わるのであれば、人々の幸福をKPIに置く必要があるのではないか。幸福への貢献をKPIに置くことが、ヤフーの思考、行動を変えていく。ヤフーの仕事が、世の中の幸せを創る。そうすることで、100年という時間の中でも、人々に求められる企業であり続けるのではないか」そう話し、プレゼンを締めました。

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最優秀賞受賞後のコメントでは、「KPIというものが我々の思考と行動をつかさどる。しかし、全社として「課題解決エンジン」「ユーザーファースト」というビジョンを共有していながら、それに関わるKPIを持っていない。そこを変えることで、自分たちの行動を変えられるのではないか」と話しました。

20名のプレゼンの中でも、凛としたプレゼンが印象的だった西田。本人曰く、100%の出来ではなかったそうだが、それでも会場の票、審査員の票を集め、最優秀賞の評価を受け取りました。

そして、社長の宮坂の総括へと移ります。

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「課題解決エンジン、ユーザーファーストなど、私たちの理念を残していきたい、と話してくれた人が多く、僕もそう思っていたので嬉しく感じました。個人であるよりも会社であることの理由は、自分たちの信じる思いをより長く、時間を超えて広めることができる。我々は課題解決エンジン、ユーザーファーストという理念を、事業を通じて表現していきたいと思いました。

企業の力って、企業理念といったものより、売上、営業利益などの数値のほうが測りやすいですよね。ですが、その測りにくい企業理念などを測る指標を目標や制度に入れてみようという試みがプレゼンにありました」

売上や営業利益指標の追求と、課題解決やユーザーファーストなどの理念の実現に関する指標や行動を両立させる重要性について語る宮坂。

「企業の代表をしていると、特定の部署や業務にはすごく目が届いている一方で、ちょっと距離がある部署や、あまり触れることがない人たちも、どうしても出てきてしまいます。だから、みなさんの声をダイレクトに聞くことができること自体が価値なのではないか、ということを今日、このプレゼン大会に出ていて感じました。去年のプレゼン大会の内容は経営に反映している部分もすごく多いんです」

社員の教育の場としてだけではなく、実際の経営にも意見を反映する場としての機能もあるYahoo!アカデミア。宮坂のコメントからは、経営陣が集い、職種、階層、経験を越えた人々が集まり意見を交わしながら、まさに会社をつくる仕組みにもなっているYahoo!アカデミア像が見えたように思います。

ヤフー本社にあるレストランスペースBASE11で懇親会

こうしてプレゼン大会は無事終了し、懇親会へと移ります。乾杯の音頭は最優秀賞を受賞した西田修一。

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懇親会では宮坂、塾頭の執行役員陣も一同に会し、食事とお酒を楽しみました。

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最優秀賞を受賞した西田に、Yahoo!アカデミアについて、そして今回のプレゼンについてのコメントをあらためて聞いてみると、「プレゼンの時間がタイトである中で、理念とロジックをどう伝えるか、ということに苦心した」とのことでした。

Yahoo!アカデミアについては「とりあえず乗ってみるといい」と語り、「参加している人たちはみな前向き、かつ優秀なので、得られるものは大きい。最初は大変だったこともありましたが、仲間たちから受ける刺激はとても価値がある。」と話してくれました。

最後に、Yahoo!アカデミア本部長の伊藤にも今回のプレゼン大会について話を聞くと、このような感想を語ってくれました。

「プレゼンターたちは、やっぱりみんなそれぞれの思いがあって、苦労しながらもその思いを自分たちの言葉にのせて、真正面から伝えてくれた。まずそれがとても良かった。そしてオーディエンスにとってもいい機会になった。みな、自分も予選で一度このテーマに向き合って考えているんですね。そのテーマを、他のプレゼンターたちが話している。つまり、自分との視点の違い、発想の違いを学ぶことにもつながる。それは自分の位置を客観的に知るうえで、すごく価値があります」

さらに、300名以上の観衆を前にプレゼンをすることのプレッシャーについてもこう語ります。

「みんな緊張もしていたし、あがってうまく話せない人もやっぱり多かった。ただその経験自体が先に活きるんです。漫画『キングダム』に同じようなことを想像させるシーンがあるんです。王騎将軍が亡くなる前に、主人公の信に対して『おれの馬に乗れ』と言って将軍の馬に一緒に乗せるシーン。『これが将軍の見える景色だ』。そう言われ馬に乗り、信はどういう景色が見えるか、また伝説の将軍が周囲からどう見られているか、を体感するんです。それを知っているのと知らないのとでは大きく違う。今日のプレゼンはそのシーンと同じ。私は彼らに、『これが社長から見える景色なんだ。常にその景色をイメージしながら仕事をしよう』と伝えました」

リーダーとしてチームを引っ張っていくためには、もちろんスキルや行動力も必要ですが、一方で大勢を前にしてもひるまない覚悟が重要。その覚悟を育てるためにいい機会だった、と納得のコメントをもらいました。

以上でプレゼン大会のレポートは終わりです。伊藤によれば、先々、社外にもYahoo!アカデミアの門戸を広げる可能性があるといいます。

3年目となる今年、情報の発信も強めていくというYahoo!アカデミア。近日中にYahoo!アカデミアの成り立ち、運営についての詳細記事(【仮】「100年続く会社をつくる人を育てたい」Yahoo!アカデミア責任者・伊藤羊一が考える新たなリーダー育成の方法論)を公開予定ですので、記事がアップされたらぜひご覧ください。

● 追記:こちら公開いたしました(2017/4/11)

100年続く会社をつくる人を育てたい」Yahoo!アカデミア責任者・伊藤羊一が考える、新たなリーダー育成の方法論

※2017年4月1日付けで、本プレゼン大会の最優秀賞を受賞した西田修一は執行役員 コーポレートグループSR推進統括本部長に、また佐々木潔は執行役員 データ&サイエンスソリューション統括本部長に就任する予定です。

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