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当ページに記載されている情報は、2023年9月30日時点の情報です。

デザインの力で情報を
分かりやすく、正確に届けたい

佐島 実紗(さしま みさ)
2018年入社
デザイナー
Yahoo!ニュース

入社前の経験について教えてください

佐島がにこやかにでインタビューに答えている様子の写真

美術系大学のデザイン学科でグラフィックデザインを専攻し、印刷物やポスター、広告バナーなどを制作していました。主な研究内容はインフォグラフィック。文字だけでは分かりづらいデータや情報を整理して、相手に伝わりやすく視覚的に表現した手法のことです。グラフィック映像において、どのようなデザインがより明確に相手に伝わるかに関心があり、卒業制作では短編映画の監督にも挑戦しました。デザインだけでなく、広告制作や衣装、脚本などさまざまなことに携わったことでスケジュール管理能力や調整力が身に付き、いまの仕事にも生かせています。

ヤフーを選んだ理由は?

ヤフーは、多くの人の日常に浸透していて、認知度が高く、世の中への影響や貢献度の高い企業なので強い関心をもっていました。ヤフーを含め複数社に内定をいただきましたが、ヤフー採用担当者からの「自分の力で世界を変えられる仕事だよ」という言葉が心に響き、入社を決めました。また、ITの力でバリアフリー推進の役立ちたいと考えていた私にとって、バリアフリーのインフラ基盤を整備したいという企業ビジョンも共感できるポイントでした。

現在担当している仕事について教えてください

主にYahoo!ニュース特集「ビジュアルで知る」のコンテンツ制作を担当しています。編集の方と協力しながら、ユーザーがより理解しやすいようにニュース内容をイラストにしたり、話題のトピックを図解にしたりといったインサートグラフィック制作が主な業務です。
起案から携わった思い出深いコンテンツの一つに「車いす」を取り扱った企画があります。以前から私は、車いすでの電車移動がつらいことを表現するのに涙を流したイラストで情に訴えかけるコンテンツは見るけれど、ファクトで伝えるコンテンツがあまりないなと感じていました。

佐島がにこやかにでインタビューに答えている様子の写真

そこで、車いすユーザーが電車に乗るときの理想と現実を掘り下げ、ビジュアルで解説する記事を作りたいと企画書を作成したのです。
車いすで電車を利用するのは大変ですが、具体的にどんな問題があって、何に苦労するのかはあまり理解されにくく、「かわいそう」だけで終わることも多いのが現状です。そこで、具体例をまじえてITの力で実現できることを伝える記事にしようと考えました。車いすユーザーとして私が感じている社会への問題点を専門家に問い掛け、その回答を分かりやすくイラストに描き起こしていったのです。説得力やうなずきのある内容で反響を呼ぶことができ、起案を含めてデザイナーとしての経験と自信につながりました。

一日のスケジュール

10:00

業務開始。

10:30

slackやメールのチェック。

11:00

1on1ミーティングや定例ミーティングを行うことが多いです。

12:00

ランチ。

13:00

主にデザイン業務の対応をします。

15:00

MTGや定例で進行中の業務のすり合わせなどを行います。

16:00

デザイン業務の再開。iPadなどを使いイラスト制作などを行います。

19:00

業務終了。

仕事のやりがいや醍醐味、面白さは?

佐島が落ち着いた表情で仕事のやりがいなどについてインタビューに答えている様子の写真

自分が作ったコンテンツをリリースできたときにやりがいを感じます。読みたくなるバナーや、押したくなるサムネイル画像、そもそも文字が大きく読みやすいなど、興味関心を集める記事・イラストになるように工夫をしています。SNSなどの反応を見て狙い通りの反響があると本当にうれしいですね。
企画段階からコンテンツ制作まで担当し、印象に残っているのが東日本大震災から10年を特集した「3.11企画」です。

非常にデリケートな問題ですが、復興という明るいニュースも伝えたい。どうすれば、当時のエピソードをまとめながら、被災からの生活再建に向けた明るいニュースや希望を記事にできるのか、たくさん悩みましたが、絶対にやり切りたいと強い意志をもって取り組みました。
企画を進めるにあたり、編集の方に同行し、被災者や専門家に取材をしました。被災当時の散乱した部屋の中の様子やその時間、夕方だったのであれば、夕日はどのくらい傾き始めていて、周囲はどんな明るさだったのかまで、詳細に調査しました。取材を受けてくれた人の姿はユーザーには見えないからこそ、話したときの雰囲気がそのまま伝わるデザインを心掛けました。コンテンツ制作の過程は重圧との戦いでしたが、その分成し遂げたときの達成感は大きく、次への成長につながることを実感できましたね。

ヤフーの魅力を教えてください

業務にもよると思いますが、ワークライフバランスの良さが魅力です。私はインフルエンサーとしての活動をしつつ、仕事もしっかりできています。多くの人の目に留まるサイトなので、自分の作ったものをたくさんの人に見てもらえる機会が多いのも良いところです。また、若手でも挑戦の機会を多く与えてもらえるのも、ヤフーの良い点だと思います。やりたいこと、やってみたいことを伝えると、反映されることが多くあります。前述の「ビジュアルで知る」は、私が入社当時から描いていた「視覚的に情報を伝えたい」という希望を聞き入れてもらいリリースできたものです。夢や目標をかなえようと動いてもらえる社風は大きな魅力だと思います。

ヤフーはリモートワーク前提の働き方なので、コミュニケーションの取り方には工夫が必要です。週1回実施される上長との1on1ミーティングや、定期的に行うチーム会だけでなく、関係者とコンスタントに連絡をとりあい、途中経過を伝えるようにしています。話しかけやすい環境なので問題を抱え込むことはありません。リモートワークになって、通勤などで使う体力を温存し業務に集中できるほか、精神的な変化も感じています。リモートワーク導入後に出会った方は、私に障がいがあることを知らない方も多く、それだけ「障がい」は文字だけで、私が携わる仕事には関係ないのだなと実感しています。障がい者というバイアスがかからず、よりフラットな関係で仕事ができているのはうれしいことですね。

今後のキャリア目標は?

「佐島さんに頼んでよかった」と思ってもらえるデザイナーになることが目標です。私だからできるデザインの知識や知見をもちいて、私らしくありながら、情報を正確に届けられるようになりたいと思います。そのために、全方面に向けてクオリティーを高めていきたいです。特集記事やランディングページの制作が好きなので、大規模なページ制作に携われるとうれしいですね。「特集を作るなら、佐島さんにお願いしよう」と一番に名前を挙げてもらえるように頑張りたいです。

佐島がにこやかにでインタビューに答えている様子の写真

学生へのメッセージ、アドバイスをお願いします

佐島が自身の車椅子に乗りながら正面を向いてにこやかにカメラを見ている様子の写真

私は学生の頃、社会人になったら、上司やクライアントに言われたままに制作物を作るんだろうな、クリエイティビティを発揮できる場所はあまりないんだろうなと思っていました。しかし、実際は学生時代より自由にのびのびとデザインができています。
大学では自分が作りたいものを自由に制作できますが、評価される場がなかなかありません。ヤフーでは、制作物がさまざまな人の目に触れる機会も多く、スキルのある先輩がレビューしてくれます。参考になる意見やアドバイスによってブラッシュアップできるのです。

自分のカラーやクリエイティブも出しながらデザインができ、挑戦しがいがあります。思っていたよりも100倍は楽しく、自分のスキルが上がっていくのを実感できます。
ヤフーは挑戦を応援してくれる会社です。インタビューや面接のときには、こういうことがしたい、こんなことはできますかといった具体的な話をしてみるのも良いと思います。迷っているならまずはチャレンジしてみてください。

※内容は取材時のものです

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