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2019.02.27

インド、香港…グローバル採用で入社したエンジニアたちが日本で得たものとは?

グローバル社員3名が並んでいる画像

ヤフーでは近年、インド・香港などアジアの理系人材を求めて、グローバル規模での採用を行っています。現地の大学での会社説明会開催など、リクルーティング活動にも積極的に取り組んでおり、すでに社内には約200名の外国籍エンジニアが在職しています。
アジアの優秀な学生たちは、なぜ日本で、そしてヤフーで働くことを選んだのでしょうか。そして今どのような環境でその能力を発揮しているのか──インドと香港から入社した、3人のエンジニアに語ってもらいました。

ヤフーの企業ミッションに共感して入社。ビッグデータ解析に取り組む

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▲ データ&サイエンスソリューション統括本部 Poon YatSing(ハン イッセイ/通称:スター)

香港理工大学でコンピュータサイエンスを専攻してきたPoon YatSing(通称:スター)。香港は世界における金融の中心都市の一つですが、大学の専攻を生かせるIT系企業は少なく、以前から海外で働くチャンスを求めていました。

スターはヤフーが大学のキャリアセンターで展開した会社説明会に参加したことで、ヤフーという会社に興味を持ったと言います。「Yahoo! Inc.」の名前は知っていたものの、あらためてヤフー(ジャパン)との関係について自分で調べてみました。
そして、ヤフーが企業ミッションとしてインターネット技術やサービスを通した「課題解決エンジン」を目指していることを知り、共感します。大学ではビッグデータの解析技術について学んでおり、その知識が業務にも生かせると考えました。結果的に、ヤフーでの採用選考が進み、2017年10月に入社しました。

それまで日本に旅行したことはありませんでしたが、「綺麗な国、マナーがよい、食べ物がおいしい、古い文化や伝統的な建物がある」というイメージを持っていたとのこと。一方で日本企業については、「残業が多そう、日本語が難しそう」という不安があったと語ります。

スターは入社後、毎日3時間、半年にわたる徹底した日本語研修を受けました。入社が決まってからひらがなと簡単な挨拶程度のフレーズは覚えてきましたが、それ以上の日本語については、この研修と職場や日常生活を通して覚えたものがすべてです。
チームはスターのほかに、中国・韓国・日本出身メンバーからなるインターナショナルなチーム。職場の共通語は日本語ですが、同僚がゆっくりと話してくれるので、日本語で仕事をすることに不自由を感じていないといいます。

現在は、データ&サイエンス本部に所属し、Hadoopなどの技術を使ったビッグデータの解析基盤構築と、社内システムの開発・改善を担当しています。

「データの量が想像以上に膨大なので驚いた。大学の研究室とは比べものになりません。今の環境は、私にとってはチャレンジングですが、難しい技術課題に取り組むことで、自分が日々成長していることを実感しています。なにより誰かに指示されるのではなく、自分の課題を自分が考えた方法で解けるところにやりがいを感じています」

残業も少なく、プライベートな時間も充実した毎日

日本に来てびっくりしたことを聞いてみました。

「仕事のメールで敬語を使うこと。『いつもお世話になっております』って文頭に書かなきゃいけないんだ!とか(笑)普段の生活では、スーパーで『レジ袋をおつけしますか』と聞かれることに最初はびっくりしました。香港では法律でレジ袋は有料と定められており、当たり前に無料で提供されることはないんです」

また、来日する前に心配していた「残業問題」は、杞憂に終わったと明かします。毎日だいたい朝9時頃出社し、午後6時で退社するという生活なのだとか。

「みんなフレキシブルに、朝8時くらいから夜8時くらいまでの間で、自分のペースで、またその日の用事に合わせて働いてますね。残業はほとんどなく、退社後はジムに行ったり、大好きな焼き肉を食べに行ったり。休日は日本で取った自動車運転免許で、彼女や友達とドライブに行ったり、山登りに出かけたり、充実した時間を過ごしています」

ヤフーはグローバル採用で入社する社員に対し、住宅の手配準備やビザ取得など手厚くサポートしています。

「サポートがしっかりしていることは、海外から移住して日本で働くにあたって安心できました」

スターは今年(2019年)には香港にいる家族を呼んで、一緒に日本旅行をするプランを考えているそうです。

「今後もエンジニアとしてヤフーで成長し、できれば日本に定住して働き続けたいと思います」

大学で学んだコンピュータサイエンスを生かす職場が日本にあった

▲ メディアカンパニー メディア統括本部 リーダー Anup Naik(アヌプ ナイク)

Anup Naik(通称:アヌプ)はインド南部のケララ州出身。その教育水準の高さで世界的に知られるインド工科大学(IIT)ムンバイ校の大学院で、組込みソフトウェアのアルゴリズム開発などを専攻してきました。部屋にいる人の数を感知して、エアコンを自動的にコントロールするような、今でいうIoTにつながる技術です。ほかにも、政府系のプロジェクトでeラーニングのポータル開発などにも従事していました。

大規模なユーザーデータを持つ世界的な企業で仕事をしたい」というのが大学院時代の希望。GAFAを含むビッグカンパニーが競って実施する採用選考を受けるなかで、日本の企業に関心を持つようになったといいます。

「まず一度はインドの外に出て仕事をしたかった。それに、エレクトロニクス、ロボット、新幹線など、技術大国としての日本のイメージがあり、とても興味を持っていました」

2014年4月にヤフーへ入社。ヤフーでは初めてのインド出身の新卒採用者となりました。日本語は勤務時間内に300時間にわたって行われる日本語研修を通して習得。現在は、ユーザー向けサービスの新機能開発を担当しています。

「ユーザーデータを分析してユーザーの興味・関心を抽出しながら、それに応じたリコメンドを出すような機能です。ヤフーのもつデータは膨大だし、社内に蓄積された技術も高度なので、それだけ分析精度が高まる。とてもやりがいがあります」

日本でエンジニアとして成長したい、という思いは日増しに募っているというアヌプ。現在はエンジニアとして開発をしつつ、マネージャーとしてインド出身者3名からなるチームのリーダーを務めています。

「リーダーはなりたかったというより、私にとっては自分の成長のためには必要なステップでした」

東京のレストランはベジタリアン向けのメニューもたくさん

アヌプはベジタリアンですが、東京にはベジタリアン向けのメニューを出す店がたくさんありますし、社員食堂には多種多様なメニューが揃っているビュッフェやベジタリアンでも食べられるランチメニューがあるので、食生活にはまったく困らないのだとか。ただ、日本に住みはじめて困ったことがあったといいます。

「マンションの郵便受けに入ってくるチラシ。移住当初は日本語がよくわからないから、どれが大事でどれが不要かわからない。全部、職場に持ってきて、同僚や上司にどれを捨てたらいいですかと聞きました(笑)」

電気のコンセント・プラグの選び方も、炊飯器の使い方も最初はよくわからなかったが、すべて同僚たちが家電量販店にまで一緒に行き、サポートしてくれたそうです。
昨年結婚し、インド人の妻と共に東京に住むようになりました。

「奥さんは日本での生活をちょっと心配していましたが、東京にはインド人のコミュニティもあり、その助けもあってずいぶん日本に馴れてきました。今は日本で仕事を探しているところです」

最近は、会社のグローバル採用活動にも参加して、インド人学生の面接なども担当しています。

「自分たちが勉強してきた技術が生かせる環境が日本にあることをしっかり伝えたい。IITを含むインドの優秀な学生たちは、ロジカル思考やコンピュータサイエンスの知識は持っているが、それをどう生かしていくかについては、必ずしも明確なビジョンを持っていない。面接を通して、そのための意識形成を促すことも私の役目です」

アニメが日本との縁。多様な文化が行き交うヤフーの職場が面白い

▲ メディアカンパニー 検索統括本部 Hingchun Mak(マク ヒンチュン)

小さい時から香港でも放送されていた「ドラゴンボール」など日本のアニメ番組に慣れ親しんできたマク。その頃は広東語の吹き替えで、日本語は全くわからなかったそうです。大学は香港中文大学工学部。スウェーデンの大学に短期留学していた頃、日本からの留学生と友だちになり、一度はアニメの故郷、日本に行ってみたいと思うようになりました。

「日本とは、アニメつながりの浅からぬ縁があると思っています。最近では『進撃の巨人』などのアニメ作品は日本語でそのまま楽しむようになり、日々の日本語学習に役立っています」

大学時代の専攻は統計学。その知識を生かしてデータ分析を仕事にしたかったと語ります。

「統計学を生かせる職場というと香港では銀行ということになりますが、金融系の仕事をしていくイメージが持てなかった。そんなとき、就職エージェントのイベントでヤフーがエンジニアを募集していることを知り、憧れの日本で働けるならと入社を決めました」

日本にやってきたのは2014年。現在は5人のチームで、ユーザーの検索データを、機械学習を使ってモデリングし、検索精度を高める技術の開発や、Yahoo!検索のAPIの開発などを行っています。大学時代に学んだ統計学は、今の仕事のベースになっているといいます。

「今の仕事は自分たちが開発した技術が、ダイレクトにユーザーに伝わり、その体験を高めているという実感が得られる。そこが一番面白いところです」

機械学習そのものはヤフー入社後に得た知識ですが、「もともと数学が好きだし、部署ごとにメンターがいるなど、新しい技術が習得しやすい環境がヤフーにはありましたから、スムーズに勉強できました。いずれはサービスやプロダクトに責任を負うリーダーの役割を果たしたいですね」と、ヤフーは若手でも技術力を高めていける学習環境が整っている点について強調します。

日本は四季があり、異なる文化の交流や旅行が楽しい

「現在のチームにも中国出身の技術者がいますし、会社全体でも外国籍のエンジニアが増えています。いろんな国の出身者が増えることで、アイデアも多様になります。異なる文化の交流はヤフーの技術やサービスを向上させるためには不可欠のものだと思います」

自身も外国籍の社員の一人として、香港の学生の面接に参加するなど、グローバル採用をサポートするようになりました。その時は日本文化のたくさんの魅力を学生たちに伝えています。

「何より私が大好きなのは、日本食。種類が多いから楽しいし、本当においしい。今では居酒屋を巡って焼き鳥を食べるのがすっかり自分の趣味になりました。北海道、沖縄、九州など国内旅行にもよく行きます。日本は香港と違って明確な四季があるし、地域ごとにある独自の文化も豊か。それも日本で働く魅力の一つだと思います」

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