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2018.11.30

ヤフーの技術スキル向上に月1万円を好きに使える「TechUP」―実際、何に使っているのか聞いてみた!

技術活動費用補助制度を活用している社員三名が並んでいる様子の写真
ヤフーでは、エンジニアやデザイナーといったクリエイターが、常に自身の技術力向上を図るための学習支援策として技術活動費用補助制度(通称TechUP)を2017年10月から設けています。
スキルアップや自己啓発のためにヤフーが支援するこの制度を活用して、何に使ったのか、それをどうスキルアップに生かしたのか、3人のクリエイターに聞いてみました。
※制度の内容は当時(2018年11月)のものです。

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星井 祥吾
前職のSIerから2011年にヤフーに転職。データ&サイエンスソリューション統括本部データプラットフォーム本部でNoSQLによるデータベースの運用管理を行っている。

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伊勢 友加里
2012年新卒入社。メディカンパニー検索企画デザイン部のデザイナー。検索プロモーション企画やブラウザーアプリのUI設計、VD(ビジュアルデザイン)、TD(テクニカルデザイン)を行う。

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赤池 誠吾
学生時代にディープラーニングや機械学習を専攻。基幹系ソフト開発の前職から2016年4月にヤフーに転職。メディアカンパニープラットフォーム本部と、データ&サイエンスソリューション統括本部を兼務。主に広告配信ロジックやモデルの開発を行う。

「ヤフーって、太っ腹だな」って思った

TechUPは、ヤフーに約3,000人在籍するクリエイター職全員が対象で、補助金額は1カ月あたり1万円(税込)が上限です。

※2019年4月より、半期で6万円(税込)が上限に変更となりました。

技術力向上につながるものであれば、書籍購入でもセミナー受講でも、PCのパーツでも、Raspberry-PiのようなIoTキットでも何でもOK。使った費用について領収書をもとに上長に申請する承認は必要ですが、購入前の事前申請は不要です。

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「TechUPが昨年10月に創設されることが社内でアナウンスされたとき、『ヤフーって、太っ腹だな』と思いました。それまでも自身の勉強のために技術書籍、とりわけ海外の文献を月2冊程度は購入していたのですが、『これで高い本も買えるようになる』と率直にうれしかったですね」

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「私も、太っ腹だなって印象を持ちました(笑)。私は理工学部を出てデザイナー職になったので、あらためてデザインの基本理論や知識を勉強したいと考えていました。TechUPの創設は、そう思い始めたちょうどいいタイミングでした」

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「僕は技術スキルをアップするためにいろいろ思案したものの、書籍やWeb講座に使っています。これまでは普段の業務でわからないことがあったら、無料で検索できるネットの情報を逆引き的に調べていたのですが、書籍やWeb講座のほうが体系的に学べるし、TechUPの1万円は 書籍やWeb講座 に使うことに決めました」

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TechUPを活用して購入したものは?

続いて、この1年でTechUPを使って購入した書籍やガジェット類を挙げてもらいました。

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「分散データベース管理システム「Cassandra」に関する専門書を5~6冊購入しました。分散システムの教科書を4~5冊。サイトリライアビリティエンジニアリングやDevOpsの概念を教える本 。さらに英語読解力向上のために英文法の本を数冊。プレゼン資料の作成ノウハウ本、会議の効率のよい進め方などビジネス・スキル系の本もあります。この1年でトータル20冊。7割は電子書籍です。

全部を読破したわけではないのですが、電車通勤で片道20分程度は読書時間が取れますので、そこで集中的に読んでいます。あらためて体系的な知識を吸収できた1年間だったと思います。ツール系ではRaspberry-Piを購入し、電源ランプを点滅させる基本的な回路を設計しました。

さらに、スイッチングハブを大量に購入し、自宅の中で簡単な分散システムを構築しました。ガジェット類では、プレゼン用のポインタデバイス、Macとディスプレイをつなぐアダプターなども、TechUPの対象になりました」

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「ビジュアルデザイン全般にかかわる専門書を数冊、さらにタイポグラフィ、色彩学、UXデザインなどの専門領域の本。また、情報の整理・アイデアの出し方などについて学べる本。デザイン・アート系の雑誌もよく買うようになりました。

これほどデザイン系の本を集中的に購入したのはヤフー入社以来、初めてと言ってもいいくらい。これだけ自分で考えて勉強したことは、仕事をする上での自信にもつながったと思います。

デザインツールとしてはPhotoshopを完璧にマスターしたいので、個人アカウントでソフトウエアを購入しました。

業務終了後にデザインチームで遊びながら学ぼうと、購入したのが『フォントかるた』。

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異なる書体で同じ文面が印刷された取り札と、書体の名称・解説・見本が印刷された読み札を使って、かるた取りをするゲームです。遊べるだけでなく、フォントの種類の勉強にもなるので、みんな結構盛り上がりました」

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「統計学、ディープラーニング、機械学習、ビジュアライゼーション、Webスクレイピングなどにテーマを絞り、似たようなテーマの本を日本語版と英語版をそろえ、英語の術語の勉強に役立てました。

最初は英語オンリーでいこうと思ったんですが、途中で挫折してしまって、対訳参考書がてら日本語書籍を買ったというのが正直なところなんですが(笑)。本ばかりでは飽きてしまうので、自宅で使うためのホイールマウス、Bluetoothキーボード、スマートフォンなどのガジェット類の購入にも利用しました。

電子書籍を読むためKindleリーダーのタブレットも購入しましたが、コードをコピペしにくいなど使いにくさがあって、これは失敗でした(笑)。今はタブレットではなく、ノートPCやスマートフォンのアプリから読むようにしています。だだ、Kindleの購入は電子書籍を読むきっかけにはなったし、失敗するかもしれないチャレンジを気軽に行えることも、補助金のメリットだと思います。

あとはオンラインのWebセミナー『Udemy』を受講し、英語の文法やリスリングを鍛えています。僕は三島市から1時間半かけて新幹線通勤をしているので、勉強する時間はたっぷりあるので(笑)」

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毎月1万円ずつハードを買い、自宅にデータセンターを構築した人も

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「TechUPが始まった頃は、周りでも何を買ったのか話すことが多かったですね。Raspberry-Pi、スマートスピーカー、VRゴーグルとか。AWSの個人アカウントのフィーに適用するという人もいました。

TinkerBordとSDカードを毎月増設して、自宅内で簡単なデータセンターを構築した人もいます。Wi-Fiが突然不調になったり、クラスターが崩壊したり、システムが熱暴走するといった“危機”を、その都度 ハードの増強、ソフトウエアの追加で乗り切ったそうです。

その7カ月にわたる自宅データセンター構築の道のりは社内のTechUP活用報告会でも発表されています」

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「こういう手厚い制度があるのに、ヤフーに転職するまで、TechUPに限らず、開発合宿や海外カンファレンス参加支援など、さまざまなクリエイター支援メニューがあることは知りませんでした。

TechUPを自己投資に使うことで、業務に対して明確な技術的アウトプットが生まれたわけではありませんが、結果的にコードを読み書きするスピードが向上したという実感があります」

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「私たちがTechUPで何を購入しているかは、上長も把握しています。技術向上のためにどんな勉強をしているかは分かってもらえていると感じています」

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「基本的に、上長が申請を却下することは少ないですね。私はメンバーの申請を判断する立場にもありますが、『Amazon Primeの会費』 という費目については判断を迷いました。たしかに書籍を安く読めるようになりますが、映画も無料で見ることができる。最終的にはその人の使い方を信頼することで承認しました」

現状の制度については、さらなるリクエストも!

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「1年12万円を前倒しで使えたらいいですね」

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「1万円を超える書籍やガジェットもあるので、数カ月分まとめて申請できるようにしてほしいです」

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「他の人の使い方ももっと知りたいので、情報共有できる場などがあるといいですね」

赤井にPR不足とツッコまれましたが、ヤフーにこうしたエンジニアやデザイナーのスキルアップに役立つさまざまな支援制度があることをご存じでしたか?

ヤフーでは現在、さまざまな職種で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。興味をもってくださった方はぜひコチラから応募してみてください!

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