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遊び心を大切にしつつ、
常に「問い」と「解」を意識する

遊び心を大切にしつつ、
常に「問い」と「解」を
意識する

小暮 拓登(こぐれ たくと)
2013年入社
データアナリスト(リーダー)
Yahoo!広告

現在担当している仕事について教えてください

小暮が椅子に座りながら、自身の担当業務についてインタビューに答えている様子の写真

データ分析チームのマネジメントを担当しています。
キャリアとしては、広告効果の検証業務から始まり、どういうところに広告を打てば良いのかという課題に日々向き合ってきました。広告主は主に自動車業界やエンターテインメント業界など。さまざまな業界を担当しました。
このときは、一社一社異なるマーケティング課題を、ヤフーのデータを用いて解決策を提案してきましたが、現在は、より裾野広く、多くの広告主様にデータ分析サービスを提供できるよう、データマーケティングソリューションの開発・環境整備を推進しております。

これまではアンケートデータを用いて広告の認知効果を出す業務も実施してきたのですが、現在はヤフーのデータを使って改修セグメントを作る業務も多くなってきました。お客様のペルソナを定義して広告を配信しようとする場合、ニーズと一番親和性の高いデータをペルソナから逆算して探す仕組みを考えて、ソリューションを作っています。そういった多くの人を巻き込みながら提案したさまざまなソリューションを評価していただき、リーダーに起用されました。

仕事のやりがいや醍醐味、面白さは?

業務上の課題が時とともにシフトしていくという点が、業界の最先端ゆえの刺激だと思っています。データ活用の歴史を振り返ると、以前はそもそもデータが全く存在していなかったですし、あったとしても「日記」のように構造化されておらず、後世の人が恩恵を受けにくい状況でした。
生活の記録が電子データに置き換わりはじめているいまの時代こそ、これらデータをいかに活用し、後世に知見を還元していくべきかが、いまの時代に生きている私たちが出すべき答えであり、課題だと思います。そういった抽象度が高く、難解なテーマに取り組むことにやりがいを感じています。まさに、新しい世界を自分が切り開いている感覚ですね。

仕事をするうえで一番大切にしていることを教えてください

遊び心を大切にしていますね。必要なことを最小限でというスタンスも良いのですが、最先端の世界で刺激を受けるためには、ある程度遊び心を持って広げるのも大切だと思っています。
会議で、「自分はちょっと面白いと思うけど皆に受け入れられるかどうかわからない」というアイデアを言えるかどうかは、その場の空気感次第だったりしますよね。皆が提案しやすい空気を作ることが大切ですし、さまざまなアイデアを面白がれるのが「遊び心」だと思うのです。

小暮が椅子に座りながら、身振りを交えて仕事で大切にしていることについてインタビューに答えている様子の写真

「これ面白そうだからやってみた」という仕事をメンバー全員から引き出せるようにすることで、組織の推進力になります。また、自己研鑽も欠かせません。私の部署では就業時間の5%を勉強する時間に充てています。私自身は大学の頃に統計学を学んでいましたが、実務のなかで理論面を強化したい思いに駆られ、統計検定を勉強してきました。

一日のスケジュール

9:30

スケジュール確認。その日の時間の使い方を、タスクリストと照らし合わせながら計画を立てます。

10:30

タスク分担会議。毎日寄せられる各種分析依頼の対応方針を決めます。

11:00

チームメンバーとの1on1ミーティング。業務に関する内容にとどまらず、さまざまなトピックでコミュニケーションを取る時間です。

12:00

ランチ。在宅勤務で家にこもりがちになるため、意識的に外を歩くようにしております。

13:00

参画している分析サービス開発プロジェクトの定例ミーティング。開発パートナーへのオリエンテーションを実施。

13:30

分析業務パートナーからの定例報告会。業務遂行上の課題をヒアリングします。

14:00

分析プラットフォーム管理プロジェクトの定例会。機械学習を用いたセキュリティ管理ツールの紹介を受けたので導入計画のブラッシュアップ。

15:00

新規データビジネス開発会議。社内データを用いた新たなマーケティングソリューションが作れないかブレーンストーミングを実施。

16:00

メール・slackチェックなど。ミーティングの合間を縫って対応します。

16:30

チーム進捗会議の運営。チームメンバーが担当しているタスク・プロジェクトの進捗を確認します。

17:30

中途入社メンバーのデイリー面談。入社間もないメンバーの立ち上がりサポートのため、毎日15分のショートコミュニケーションを行っています。

18:00

夕食・育児のため途中退席

21:00

フレックスタイムの制度を活用して残タスクを実施。

22:00

業務終了。

よく利用している、あって助かる会社の制度は?

小暮が椅子に座りながら、よく利用している社内制度ついてインタビューに答えている様子の写真

最も便利なのは、コワーキングスペースが会社の予算で利用できることです。私は、仕事場を物理的に変えることでアイデアが湧きやすいタイプなので、自宅周辺や旅先等、全国にあるコワーキングスペースで仕事ができる選択肢があるのはとてもありがたいです。当日の予約でも使える制度なので、働き方の自由度が高まります。
併せて、これはヤフー独自の制度ではないですが、育児休暇を取れたのもとてもありがたかったです。マネージャーになってしばらくたったタイミングで、一カ月半程取得しました。

3カ月間取得したメンバーもいたので、もっと長くても良かったかなと今では思いますが(笑)。ヤフーは育休を取る男性社員がどんどん増えていますし、世の中的にも子供との時間をしっかり取りたい男性も多くなっていると思うので、育児休暇を男性もしっかりと取れる社風がヤフーにはあることが嬉しいですね。

今後の目標を教えてください

わかりやすい形のキャリアというのは厳密には描けていませんが、データをいまより生かすための取り組みにはこれからも携わっていきたいです。データ分析は未知の分野で、ロールモデルがわかっていないと言われています。だからこそ、アナリストという肩書きに縛られるのではなく、さらなる発展に向けた新しい役回りを作っていきたいと考えています。
ヤフーは良い人が多く、風通しも良いほか、いろいろな事象が性善説で回っているのが魅力の会社です。大人数な組織ですが、ルールでがちがちに縛るのではなく、裁量がゆだねられているのが魅力です。

学生へのメッセージ、アドバイスをお願いします

アナリストは技術系の仕事ですが、文系の学部だからなれないというわけではありません。分析するというのは手法でしかなく、分析官に必要な素養は課題を特定する力だと思います。
自分は何を解きたいのかを常に意識し、心のなかに「問い」を持つと良いと思います。それはデータとは関係のない身近なことでも可能で、例えば学生のサークル運営でも「何を解決しないといけないんだっけ」と意識してみてください。

小暮が椅子に座りながら、真剣な面持ちでカメラを見ている様子の写真

統計学には「互いに排他的すなわち重複がなく、かつ全体として網羅的(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)」という用語がありますが、まさに、もれなくダブりなく施策を洗い出せているかを意識するのが良いと思います。
加えて、ヤフーで長く取り組める仕事を見つけると良いと思います。好きなことという基準では仕事を探しにくいかもしれませんが、嫌いじゃないことという基準ではどうでしょうか。試しにやってみて、それが数年後、好きになれる仕事になったら、それはすてきなことだと思います。最近では、早期リタイアや転職によるステップアップの話をSNSなどでよく耳にします。もちろんそれらも一つの選択肢ですが、中長期的な楽しみも見つけられるとよりオリジナリティーのある仕事ができるのではないでしょうか。就職活動を通して、皆さんが長く愛せる仕事に出合えることを願っています。

※内容は取材時のものです

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