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2023.02.01

新卒2年目で新しい職種にチャレンジ──営業で入社した同期3人、それぞれが歩むキャリア

新卒で入社後、「広告営業」や「ショッピング営業」に配属された同期3人。その後、営業経験を生かして自身のキャリアの幅を広げるため、新しい職種にチャレンジしています。営業の仕事や異動の経緯、現在の取り組み、今後の目標を語ってもらいました。

プロフィール

望月さんのアイコン画像
望月 実佑
ヤフオク!総括本部 マーケティング本部
2019年入社。最初の配属はショッピング営業。ホーム&キッチンカテゴリのストア営業を担当後、2020年4月に「ヤフオク!」と「PayPayフリマ」のマーケティングを担当する部署に異動。現在はPayPayフリマの集客や、キャンペーン施策を担当。
岩田さんのアイコン画像
岩田 庄平
メディア統括本部 企画デザイン本部
2019年入社。最初の配属はショッピング営業。ファッションカテゴリのストア営業を担当後、2020年4月に金融メディアに異動。マーケティング担当を経て、現在は「Yahoo!ファイナンス」全体のサービス企画やディレクションを担当。
米山さんのアイコン画像
米山 菜子
MS統括本部 パートナー営業本部
2019年入社。最初の配属はマーケティングソリューションズ(MS)統括本部。広告代理店向けの営業を担当後、2020年10月に同じMS統括本部のデータコンサルティングの部署に異動。現在は代理店のデータ活用推進を担当。

新卒入社後、営業に配属された3人

──まずは、ヤフーを選んだ理由を教えてください。

望月:成長産業であるIT業界に進みたいと思っており、特に大学の先輩が勤務するヤフーに興味を持ちました。ヤフーのアプリをよく使っていたので、業務内容を想像しやすかったのも決め手の一つです。

岩田:私は、就活のエントリーシートに「ワクワクを仕事にしたい」と書きました。その頃ヤフーはPayPayのサービスを始めたところ。面接時の会話のなかでも新たな事業に対して社員が楽しそうに取り組んでいることが伝わってきて、ヤフーなら自分もワクワクできそうだと思いました。

米山:大学ではジャーナリズムを専攻しており、情報やデータを使って人々の生活を良くしていきたいと考えていました。そのため、社会課題解決を目指すヤフーの「UPDATE JAPAN」の取り組みに共感しました。

▲ MS統括本部 パートナー営業本部 米山 菜子

──入社して営業に配属されたとき、戸惑いはありましたか。

米山:はじめはミーティングで使われる言葉の意味さえわからなかったので、まずは業界用語を覚えるところから始めました。多少の不安はありましたが、とりあえず目の前にあることを一つひとつ覚えていきました。

望月:最初は不安でしたが、入社後の研修でしっかり必要なことを学ぶことができたので安心しました。いきなり営業の最前線に放り込まれることはなく、徐々に段階を踏んでいったので、業務にもスムーズに慣れることができたと思います。

岩田:同じ経験をしている同期がたくさんいたことも大きいですよね。営業の大変さをみんなで共有できました。新人を支援してくれるメンター社員にも、的確なアドバイスをしてもらいました。

▲ メディア統括本部 企画デザイン本部 岩田 庄平

営業として、自らの提案でストアやクライアントの課題を解決

──皆さんがショッピング営業/広告営業として、担当していた仕事内容を教えてください。

岩田:「Yahoo!ショッピング」には幅広い分野のストアがたくさん出店しています。ショッピング営業は、売上を伸ばすための広告・マーケティング施策の提案をする仕事です。

広告の売上を伸ばすことは、もちろん営業の重要なミッションですが、ストアの流通(売上高)を伸ばすことも重要な業務。ストアに広告をたくさん出稿していただいても、ストア自体の売上が伸びなければ意味がありません。

「売上と認知度の向上を図りたい」と相談された外資系高級時計のストアには、他社事例の紹介からサイトデザインや商品写真の撮り方まで、いろいろな提案をしました。クリスマスシーズンには「ラッピングの工夫をしてみましょう」という企画を提案したこともあります。

その結果、前年比で大きく売上が伸びただけでなく、ストアの担当者もその成果を評価されたそうです。そのとき、自分のことのようにうれしくなりました。ストアのハッピーは自分たちのハッピーでもあると実感できた経験です。

望月:私が担当したホーム&キッチンカテゴリには、キッチン家電や印鑑のお店など、さまざまな商材を扱うストアが集まっています。基本的には架電をして、売上状況の確認や課題点をヒアリングします。そこからストアの商材に合わせて、売上を伸ばすための施策をご提案していました。

ソファを扱う販売店であれば、ヤフーで「ソファ」と検索したことがある人に対して広告を出すなど、ストアが提供できるアイテムや時期に合わせて多様なアプローチができます。繁盛期には還元ポイントを高くするなど、他店との差別化に効果的な提案を行っていました。

▲ ヤフオク!総括本部 マーケティング本部 望月 実佑

岩田:望月さんは同期のなかでも抜群の成績を挙げていたので、その営業ナレッジはよく共有してもらいました。提案資料のひな型を使って、ほかのメンバーも勉強していましたね。

米山:最初に配属されたのは、広告代理店を通じてクライアント(広告主)に広告施策を提案する広告営業チーム。私はインターネット広告専業の某代理店を担当しました。最初は何もわからない状態だったのですが、業界の知識を身につけていくうちに、代理店の担当者が話を聞いてくれるようになり、私を指名して頼ってくれるようになりました。

また、信頼関係を築いていくうちに、早い段階から相談をもらえるようにもなりました。相談のタイミングが早ければ早いほど、提案の幅が広がります。コロナ禍前はほぼ毎日訪問してミーティングをしていました。やりがいを感じられ、楽しかったです。

営業を経てそれぞれ、データ活用推進・メディア企画・マーケティング職に挑戦

──皆さんは入社2年目に新たな職種に挑戦されましたが、その経緯を教えてください。

望月:私は「ヤフオク!」と「PayPayフリマ」のマーケティングを担当する部署に異動になりました。

ヤフーのインターネットサービスは、国内最大級のユーザー数を誇ります。ショッピング営業もやりがいのある日々でしたが、ユーザーに向けアクションを起こし、直接アプローチを行える仕事をしてみたいと常に思っていました。

もともと「IT業界で仕事の幅を広げたい」という理由でヤフーに入社したので、さまざまなサービスを提供しているヤフーでしかできないことをしたかったんです。実際に、自身のキャリアやスキルを記録する「人財開発カルテ」にもそう書いていました。そのカルテがきっかけとなって、異動になったのだと思います。幅広いスキルを磨くチャンスをもらったので、頑張ろうと思いました。

岩田:私は金融メディアに異動。私も人財開発カルテに、プロダクトやサービス企画ができる仕事をやってみたいと書いていました。1on1ミーティングでも、次のキャリアについて上司に要望を伝えていました。

その上司はヤフーでの社歴が長く、自分がメディアサービスの企画をしていたときの経験を面白く語ってくれるような人。普段知ることのできない業務の話を聞く機会も設けてくれました。ヤフーにはさまざまな仕事があり、それらを経験することでキャリアの幅を広げる道があると伝えたかったのだと思います。

とはいえ異動となり、当初は驚きました。もっとショッピングで活躍したいと思う一方、カルテやミーティングで伝えていたことをちゃんと考えてくれたのだなと思い、とてもうれしかったです。

米山:私の場合は希望を出して異動したわけではなく、ある日突然、上司に「2週間後にデータの部署に異動ね」と言われたんです(笑)。「データ活用推進の部署に『留学』して、データマーケティングの知識を身につけてきてほしい」とのことでした。

最初は驚きましたが、ポジティブな気持ちの方が大きかったですね。将来的には営業職以外もやってみたいという気持ちがあったので、そのチャンスがめぐってきたと思いました。

──現在はどのような仕事を担当しているのですか。

望月:ヤフオク!統括本部のマーケティング担当です。2019年秋にスタートしたPayPayフリマの集客に携わっています。ヤフーの他サービスやSNSからの集客はもちろん、PayPayの利用ユーザーにPayPayフリマにも興味を持ってもらうためのキャンペーン施策を企画、実施しています。

どんなキャンペーン設計であれば目的が達成できるのか、キャンペーンを打つタイミングはいつがいいのか、ユーザーにPayPayフリマの魅力を伝えるにはどうしたらいいのか、ヤフオク!との違いを出すにはどうしたらいいのか、日々サービス改善について考えていますね。社内に関係者が多数いるので、その調整も担当しています。

岩田:「Yahoo!ファイナンス」の部署に異動し、データ活用の部署と連携しながら、ユーザーにサービスを深く理解していただく企画に携わりました。

その後担当したのは、ヤフーのサービス基盤を大幅に刷新する「アンナプルナ」という全社的なシステムリニューアル。担当機能においてはプロジェクトリード役を務めました。

リニューアルに関してはユーザーからいただいたご意見を反映させるため、リリースの2日後にはデザインの一部を修正しました。とても大変な経験でしたが、インターネットサービスは提供する側が独り善がりになってはいけないと、身をもって学習することができました。

米山:MS統括本部のデータ活用推進室で、広告代理店の売上をデータ活用で支援し、最大化する業務を担当しています。具体的な業務としては大きく分けて2つあり、1つ目は代理店が持っている案件をデータでサポートする業務。対象商材を訴求すべきペルソナの分析や、ターゲティング設定、効果測定にヤフー内のデータを最大限活用するというものです。

2つ目は、広告代理店向けのDXツールの企画・開発。リリースから活用推進までのプロジェクトをリーダーとして担当しています。このツールでは、代理店が自由にノーコードでヤフーのデータを抽出できるようにしました。広告の訴求効果もグレードアップしていると思います。

データ活用についても研修がしっかりあったので、基本的な知識が身につきました。いまの仕事は自分の長所を発揮できる仕事だと思います。もちろん広告営業時代の知識もフルに活用できる。私にしかできないような仕事が増えていて、自己成長にもつながっていると感じています。

営業として身につけたスキルが、いまの仕事に生きている

──新卒入社での営業経験はいまの仕事にどう生きていますか。

米山:営業の目線を理解したうえで、自分の仕事を進めることができます。私は、同じ「MS統括本部」で職種を変えていることもあり、現場の人も納得できるデータ施策を作れていると実感しています。

岩田:その通りですね。キャリアを積むにつれてより多くの、さまざまな個性を持つ人たちとかかわる機会が増えていきます。そのなかで他者とWin-Winの関係を築き、協働していくスキルは営業職を経験したからこそ、得られたものだと思います。

望月:社外とのコミュニケーションやプレゼンテーションをはじめ、ビジネスの基礎的なスキルが身につきました。また、営業は売上を数字で追える仕事なので、頑張れば成功体験につながる。社会人になって最初の仕事で営業を経験したことで、いまマーケティングの仕事でも、数字をきちんと管理できるようになったと感じています。

──ヤフーには多様なキャリアを歩むための人事施策が多くありますが、その環境についてどう感じますか。また、皆さんの今後の目標を教えてください。

望月:将来のキャリア形成に向けた目標を人財開発カルテで定期的に伝えられるのはとても良い制度だと思います。現在の部署への異動後も「PayPayフリマの購入促進キャンペーンをやってみたい」とカルテに書いたところ、購入キャンペーンを担当するチームで兼務することになりました。

業務は増えたのですが、自分の可能性をどんどん試すことができるので、キャリアの選択肢を広げるという意味でも良い取り組みだと思います。

岩田:「自分は何がしたいか」を伝え、相談できる環境があることがヤフーの魅力の一つだと思います。

また、就活のエントリーシートに書いたように、常に「ワクワクを仕事にしたい」という思いを持ち続けながら、これからも日々成長していきたいです。

米山:私がヤフーを選んだ決め手は、「UPDATE JAPAN」への共感以外にもあります。社内にさまざまな職種があり、自分を伸ばすチャレンジができる点も大きい。今回職種が変わることでまさにキャリア形成の幅が広がっていると実感しています。

当然ながら、常に業界や社内の変化にも対応する必要があります。新たな環境に順応しつつ、自らチャンスをつかんでいく。そういった姿勢で、これからも挑戦を続けていきたいです。

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