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2019.10.31

デザインと機能を両立させた乗換案内サービスを提供する──Yahoo!路線情報とYahoo!乗換案内

デザイナーせきたけしの画像

「Yahoo!路線情報」は、ヤフーが提供している乗換案内サービスで、「Yahoo!乗換案内」アプリは、2019年6月には4,000万ダウンロードを達成しました。同サービス、アプリのプロダクトマネジャーを務める関豪志は、複雑な日本の公共交通情報をわかりやすく提供しようと日々奮闘しています。彼が、サービス、アプリへのこだわりや、今後の展望を語ります。

国内外でのキャリアを糧にヤフーへ

乗換案内や運行情報などを提供するヤフーのサービス「Yahoo!路線情報」とアプリ「Yahoo!乗換案内」。関はプロダクトマネジャーとしてデザインとともに、使い勝手の良さやバグの有無のチェックなどの品質管理を行っています。

責任の大きい立場で活躍している関は、ヤフーへ入社するまで国内外のさまざまな会社でデザイナーを務めていました。もともと多摩美術大学の工芸学科で彫刻や造形物を学んでいたこともあり、DTPやウェブデザインとは無縁でしたが、ポートフォリオに作品をまとめる作業がきっかけでデザインに興味を持ち、勉強をはじめました。

大学を卒業してから1年ほどデザイン事務所でアルバイトをしながら制作活動に励み、その後、デザイナーとして就職。レンタルサーバーのプロモーション用グラフィックの制作や、管理画面のデザインを担当していました。
デザイナーとして数年勤めたのち、当時の上司から受けたアドバイスがきっかけで独立を決意します。

「『年齢を重ねてから新たに海外で仕事をはじめるのは難しいかもしれない。若いうちに一度チャレンジしてみるのも良いかもよ』と助言され、ちょうど独立に興味があったことから、挑戦してみようと思ったんです。
そこで、当時オリンピックの開催が決定していたり、万博が行われていたりして盛り上がりをみせていた中国に身を置こうと決めました」

日本でインターネットや金融に関する事業を行っていた会社の中国支社が大連にあったため、その会社で中国語を勉強しながら働きはじめるも、入社半年後の人員削減をきっかけに、関は会社を去ることに。それでも日本へ帰る道は選ばず、中国で独立しフリーランスのデザイナーとなりました。

▲ メディアカンパニー 検索統括本部 移動交通本部 デザイナー 関 豪志(建設中の北京オリンピック会場にて)

大連から北京へと拠点を移し、自分の足でコツコツと開拓した受注先の仕事で生計を立てる日々。
その生活は約1年間続きましたが、自分が進む方向性を見出すことができなかったため帰国し、金融系コンサルティング会社に就職しました。
そして、2年ほど勤務したのちに再度転職を志し、ヤフーに入社することになります。

実は、中国からの帰国直後にも、関はヤフーに応募しましたが、そのときは残念ながらご縁がありませんでした。関がそれでもヤフーにこだわった理由、それは、サービスにおけるデザイン性の高さや利用者数の多さでした。

「ヤフーのサービスは昔から使っていたこともあり、デザイナーとして良いUIの判断基準としてベンチマークしていました。また、ユーザー数が多いため、自分がデザインしたものをたくさんの人に使ってもらえる点も魅力的だと思いました」

膨大な情報を、必要なときにわかりやすく出すことがカギ

サービスのミッションは、「目的地での体験を最大化するために、移動における不安や手間を取り除く情報を届ける」ことです。

「目的地ではきっと素晴らしい体験が待っているから、そこにたどり着くまでの過程を『Yahoo!路線情報』と『Yahoo!乗換案内』でより良いものにしよう。迷子や乗り遅れといった移動に関する不安要素をなくし、結果として人々の生活を豊かにしよう。これがミッションです」

「Yahoo!路線情報」と「Yahoo!乗換案内」によって人々の生活を豊かにするためには、ユーザーが必要としている情報を正確に伝える必要があります。そのため「駅すぱあと」などの3社と連携し、データを組み合わせることで、ルート案内や電車の運行状況などの情報を提供しています。
数ある公共交通機関の発着時間や混雑状況、乗換案内などをひとつのサービスやアプリでカバーするのは、至難の業。「Yahoo!路線情報」と「Yahoo!乗換案内」では、膨大な情報をできるだけ提供しながらもシンプルに見えるようデザインを整えています。

「最近、サービスのデザインにおけるトレンドはシンプルであることだといわれています。しかし日本、特に東京の公共交通は世界を見渡してもかなり複雑なので、情報が少なければただの不親切なサービスになってしまうんです。だからこそ、基本的に情報はすべて提供するようにしています。
とはいえすべての情報を一度に表示させると使い勝手に支障が出てしまうので、状況や条件に応じて提供する情報を取捨選択しながら、膨大な量をひとつのサービスに詰め込んでいます」

たとえばタクシーを使うルート情報を例にとると、終電後、深夜バスがまだ運行中の場合は検索結果の下の方に表示させ、深夜バスが運行していない場合は検索結果の上の方に表示させるなど(※アプリ「Yahoo!乗換案内」のみ)。
そうした細かい工夫の積み重ねが、「Yahoo!路線情報」と「Yahoo!乗換案内」の利便性に大きく貢献しているのです。

ユーザーのニーズや公共交通の変化に合わせ、より使いやすいサービスを

ユーザーにとって使いやすいサービスやアプリを提供するためには、ニーズの把握が欠かせません。「Yahoo!路線情報」と「Yahoo!乗換案内」のチームメンバーは、職種を問わず企画、制作、エンジニアの全員が、ご意見やご要望、アプリケーションストアのレビューを日々チェックし、ニーズの把握に努めています。

「レビューや連携している会社の提案を確認し、その都度チームで話し合いながら追加する情報や機能を決定します。ユーザーの声を反映した事例として代表的なものが、ルート情報のスクリーンショット機能(※アプリ「Yahoo!乗換案内」のみ)です。

もともとあった、調べたルートを保存できる『ルートメモ』という機能で画面全体を保存できるから十分ではないかと当初考えていましたが、その機能があってもやはりスクリーンショットを撮るユーザーが多いことがわかったんです。ですので機能は少し重複しますけど『スクショ機能』を追加して、端末の写真フォルダーへの保存はもちろん、ルート情報をコミュニケーションアプリなどでシェアできるようにしました」

▲「スクショ機能」素早く画面の保存とシェアができる。

ほかにユーザーの声から生まれた改善例として、終電検索の日付調整があります。かつては金曜日の深夜0時以降に終電を検索すると、日付が変わっているため土曜日の情報が表示されていました。
しかし電車の時刻表上で深夜0時は土曜日ではなく、金曜日の扱いです。その表示のズレを改修しました。

「金曜日や日曜日など、翌日や前日が休日の日に『終電を逃してしまった』というユーザーの声が多かったんです。そこで原因を調べた結果、ズレが発覚しました。
翌日や前日が休日の場合は、検索結果をその前日として表示させるという細かい改修をすることで、問題を解決しました」

ユーザーの声に耳を傾けながら使いやすさを向上させ成長を続ける「Yahoo!路線情報」「Yahoo!乗換案内」。今後も日本の公共交通の変化に合わせた新機能を積極的に追加する予定です。

「日本の公共交通事情は、『MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)』をはじめどんどん変わっていくと思います。しかしMaaSは一般的にまだあまり知られていなかったり、情報を提供する側と交通機関との密な連携が必要になることから導入が難しかったりするので、かみ砕きながら本当にユーザーが必要だと思えるような体験を提供していきたいと考えています。

世の中が変わるのを待つのか、見せ方を工夫して少しずつ新機能を提供していくのか。今後も利用いただいているユーザーへの感謝の気持ちを忘れずに、積極的に新しいルート検索体験を提供していきたいと思います」

ユーザーが豊かな生活を送れるよう、プロダクトマネジャーとして日々変わりゆく交通情報に対応し続ける関。これからも、より使いやすいサービスやアプリの提供に尽力します。


Texted by PR Table

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