ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社のコーポレートサイトはこちらです。
当ページに記載されている情報は、2023年9月30日時点の情報です。

トピックス

2022.07.01

熱中症にならないために心がけたいこと、災害時や停電時の対策

画像

6月27日に関東甲信地方、東海地方、九州南部地方、6月28日には北陸地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州北部地方で梅雨明けが発表されました。各地ともこれまでで最も早い梅雨明けです。

今年はいつもより早く本格的な厳しい暑さとなったため、まだ体が暑さに慣れていない方も多いのではないでしょうか? こまめな水分補給や冷房の使用など、できる限りの熱中症対策をしてお過ごしください。
熱中症にならないために心がけたいこと、災害時や停電時の対応などについてまとめました。

    目次:
  1. 熱中症にならないために心がけたいこと
  2. 喉の渇きを感じる前に定期的に水分補給を
  3. マスク熱中症にも注意
  4. おかしいと思ったときは「FIRST」で対応を
  5. 災害時や停電時の熱中症対策
  6. 「熱中症情報」で1時間ごとの熱中症危険度を確認

熱中症にならないために心がけたいこと

真夏でなくても、屋内でも、気温と湿度が高い時は熱中症になる可能性があります。
疲労やのどの渇きを感じていなくても、意識して休憩と水分をこまめにとりましょう。水分を補給する際には、同時に塩分も取ることが大切です。ドラッグストアなどで売っている経口補水液を飲んだり、梅干しや塩あめ・塩タブレットをなめたりするのも有効です。

外を歩く時は涼しい服装で、できる限り日陰に留まり、日傘や帽子で直射日光を避けましょう。 また、小さい子どもや高齢者、病人がいる家庭では特に、冷房を適切に利用することも大切です

熱中症にならないために心がけたいこと
・気温が高い日、湿度が高い日、風が弱い日は特に注意
・休憩と水分・塩分をこまめにとる
・暑い日は無理をしない、炎天下での外出はなるべく控える
・外出時は通気性のよい服装で、帽子や日傘も使う
・屋内でも我慢せず、冷房を適切に使用する
・暑さに少しずつ慣れていく(汗をかける体になることも大切です)

喉の渇きを感じる前に定期的に水分補給を

熱中症の予防のポイントは、喉の渇きを感じる前に定期的に水分補給すること。
アルコールやカフェインを含む飲み物は利尿作用があるため、十分な水分補給はできません。コーヒーやお酒などを飲むときは、一緒に水も飲むようにしてください。

こんなタイミングでこまめに水分補給を
・朝起きてすぐに
・外出前に
・職場や学校に着いてから
・リモートワークなどで室内で主に過ごす方は、トイレに行ったときに
・お風呂に入る前
・お風呂あがり
・寝る前

マスク熱中症にも注意

マスクをしているときは、
・高温多湿な状態で密閉される
・のどの渇きを感じにくい
・マスクが汗で湿ると通気性が悪くなる
これらの熱中症になりやすい条件がそろってしまいます。

環境省と厚生労働省は、屋外で他の人と十分な距離がとれている場合はマスクを外すことを呼びかけています。
たとえば徒歩や自転車での通勤・通学時、散歩やランニングなどの運動時は、マスクを外して少しでも熱中症のリスクを減らしましょう。

新しい生活様式と熱中症予防行動リーフレット(環境省)

おかしいと思ったときは「FIRST」で対応を

めまいや息苦しさ、頭痛、けん怠感など、熱中症の症状が出たら、以下の「FIRST」の対応を行いましょう。

FIRSTとは
・Fluid(液体)=水分補給
・Ice(氷)=氷や保冷剤、冷たいタオルなどで体を冷やす。衣服を緩めてうちわなどで体をあおぐ
・Rest(休憩)=涼しい場所に移動して休む
・Sign(兆候)=15分ほどたったら、症状を確認
・Treatment(治療)=それでも改善しなければ、119番通報して病院へ

熱中症の応急処置(防災手帳)

災害時や停電時の熱中症対策

熱中症を防ぐには「体温を下げる」「水分補給」が大切ですが、災害時などに停電や断水になってしまうと、そのどちらもできなくなってしまう可能性があります。

夏に停電したときの熱中症対策
・停電となった時
窓をできる限り開けて風通しを良くし、こまめに水分と塩分を補給する
・水道が使える場合
ぬれたタオルで体を拭いて体を冷やす、バスタブに水をためて水風呂につかる

また、防災リュックに暑さ対策グッズを追加しておきましょう。

夏の停電に備えて用意しておきたいもの
・水(1人あたり一日3リットルが目安)
・スポーツドリンク(糖分も補給できる)
・塩タブレット
・保冷剤、冷却タオル
・うちわ、扇子
・携帯型の扇風機、
・通気性や速乾性のある衣類
・帽子・日傘
など

災害発生時に自宅で過ごすために必要な備えは? 備蓄品リスト(後編)
災害発生時に自宅で過ごすために必要な備えは? 備蓄品リスト(前編)
医師が教える災害時の熱中症対策

「熱中症情報」で1時間ごとの熱中症危険度を確認

Yahoo!天気・災害では、全国各地の1時間ごとの熱中症危険度予報などをまとめた「熱中症情報」を公開しています。

「特に注意が必要な気温になるのは何時くらいなのか」確認し、「何時までに家に帰ろうか」「何時に外出しようか」など、天気予報と一緒に時系列の熱中症指数を確認する習慣をぜひつけてください。どの時間帯なら危険が少ないのかを確認してから、外出予定を検討いただければと思います。

熱中症指数

Yahoo!天気とYahoo!防災速報では、環境省が発表する「WBGT指標(暑さ指数)※」に、米国の基準の「Extreme」というレベルを加えた熱中症指数にもとづき、設定した地域の予測値が設定した値を超えた場合に危険度を通知します。
暑さ指数(WBGT)
人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい、気温、湿度、 輻(ふく)射熱(周辺の熱環境)それぞれの効果から算出される指標

熱中症警戒アラート

Yahoo! JAPANアプリとYahoo!防災速報では、熱中症の危険性が極めて高いと予測される場合に環境省と気象庁から連携して発表される「熱中症警戒アラート」の通知を受け取れます。
熱中症の危険性が極めて高いことが予測される日の前日17時ごろと当日5時ごろに発表される情報をもとに、
・前日17時ごろに発表された場合はすぐに通知
・当日5時ごろに発表された場合は7時ごろ
プッシュ通知します。

防災速報アプリ
Yahoo! JAPANアプリ

熱中症は「夏の暑い日に外でなるもの」というイメージがまだ強いかもしれませんが、室内や夜間でも熱中症になってしまう可能性があります。
熱中症情報、そして夜から翌日の朝にかけての気温もこまめにチェックして、毎日の熱中症対策をしっかりしてお過ごしください。

【関連リンク】

このページの先頭へ