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2022.07.21

スポーツナビが高校野球コンテンツを拡充した理由は? Yahoo!検索などと連携して機能を拡張

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現在、高校球児たちが甲子園行きの切符をかけて全国各地で熱戦を繰り広げています。7月下旬までに、第104回全国高校野球選手権大会に出場する各都道府県の代表校が決まり、8月6日に全国大会が開幕する予定です。
ヤフーが運営する日本最大級のスポーツ総合サイト・スポーツナビ(以下、スポナビ)では、Yahoo!検索、Yahoo! JAPANアプリなどと連携し、高校野球をより楽しめるコンテンツを充実させています。ユーザーが応援メッセージを投稿できる「みんなでつくるチーム情報」には、今年の全国大会に参加する全チームを追加し、掲載校は3,600校以上になりました。
また、朝日新聞社、朝日放送テレビとも連携し、高校野球を動画やニュースでいつでもどこでも楽しめる「バーチャル高校野球」をスポナビのウェブサイトやアプリでも楽しめるようになっています。
高校野球プロジェクトチームの担当者に、この取り組みのねらいやユーザーのメリットなどを聞きました。

大迫 拓郎(おおさこ・たくろう)
2011年入社。12年に編集から、企画へと転じ、ラグビーワールドカップ、東京五輪の特集企画などを担当。現在は、高校野球プロジェクトのマネジャーを務めている。
小田島 慧(おだしま・けい)
2017年入社。デザイナーとして、高校野球プロジェクトチームに参加している。
安倍 勇志(あべ・ゆうじ)
2018年入社。エンジニアとして、高校野球プロジェクトチームに参加している。

高校野球コンテンツの拡充とは

  • バーチャル高校野球と連携し、スマホで中継試合が見られるように
  • チームへの応援メッセージなどを投稿できる「みんなでつくるチーム情報」を開始
    →高校野球ファンの細かなニーズに寄り添うための仕組みを実装

向上したユーザーメリットは? 今回、機能実装した狙い

大迫:
スポナビではこれまで、プロ野球やメジャーリーグ、Jリーグ、海外サッカーなど、人気プロスポーツファン向けの施策に取り組んできました。一方、アマチュアスポーツである高校野球のチーム数は膨大なため、プロスポーツほどの対応はできていませんでした。ですが、高校野球は全都道府県にチームがあり、地域に密着しているため、ユーザーにとって身近です。また、春、夏の大きな大会だけでなく、活躍した選手がその後プロ野球球団へ入団することもあるなど、一年を通じて目が離せないスポーツイベントです。
「バーチャル高校野球」との連携や、ユーザーがチームの情報や応援メッセージを投稿できる「みんなでつくるチーム情報」の拡充は、ユーザーのより細やかなニーズに寄りそう「パーソナル化」の取り組みの一つと捉えています。
今年の春の選抜大会でトライアル実施したところ、チームへの愛にあふれた応援メッセージが多く投稿されました。ねらい通りに盛り上がったことから、この機能を本格的に拡張しました。

みんなでつくるチーム情報

安倍:
「みんなでつくるチーム情報」には、3,600校以上の学校が登録されています。ぜひ、みなさんの母校をはじめ、応援しているチームをフォローしてみてください。
フォローしたチームの試合開始後に、スポナビ野球速報アプリと、Yahoo! JAPANアプリから試合開始の通知を受け取れます。この夏は3,000試合以上のライブ中継を配信予定ですので、大一番など、大切な試合を見逃さないために、ぜひご活用ください。

フォローして、アプリで通知を受け取る方法

    「スポナビ野球速報」アプリの場合
    1. 「フォロー」をしたYahoo! JAPAN IDでログイン
    2. 設定 > 通知 > 高校野球 > 学校通知設定 > 試合速報 をオン
    「Yahoo! JAPAN」アプリの場合
    1. 「フォロー」をしたYahoo! JAPAN IDでログイン
    2. 設定 > プッシュ通知 > スポーツナビ をオン

      チームをフォローする方法
      1. Yahoo! JAPAN IDでログイン
      2. フォローしたいチームが表示されている一覧ページ、またはチームのページを開く
      3. チーム名の右にある「フォロー」ボタンを選択

      チームに関する情報を投稿する方法

      1. SMS認証されたYahoo! JAPAN IDでログイン
      2. 「みんなでつくるチーム情報」にアクセス
      3. チーム情報は「編集する」ボタン、応援メッセージは「メッセージを書く」ボタンから投稿

      小田島:
      今回のサービス拡充のタイミングにあわせて、スポナビのウェブサイト、アプリ内のデザイン面も工夫し、高校野球ページへアクセスしやすくしました。トーナメント表などもわかりやすく表示しています。
      野球速報アプリは夏にリニューアルして、文字のバランス、色のコントラストをアップデートしています。特に、どこで試合をやっているかわかりやすいUIを心がけています。
      また、Yahoo!検索で検索した高校や地域に関する地方大会の情報を検索結果に掲出する取り組みも開始しました。「都道府県名 高校野球(例:東京 高校野球)」や「高校名 高校野球(例:○○高校 高校野球)」と検索してみてください。
      ヤフーの各サービスと連携しながら、いかに高校野球ファンのみなさまにより良い体験を提供できるか考え、UXの向上を目指しています。

      改善した点

      • スポナビのウェブサイト、アプリからも高校野球の情報へすぐアクセスできる
      • 野球速報アプリは、どこで試合中かわかりやすい、より見やすいデザインに
      • Yahoo!検索の検索結果に、高校や地方大会の詳細情報を表示

      ユーザーと一緒にコンテンツを作るメリットは? 工夫したポイント

      大迫:
      スポーツナビでは、「みんなでつくるチーム情報」のサービス提供開始に際して「アマチュアスポーツ応援宣言」を発表しました。これは、チームや選手、応援するユーザーにとって有益なチーム情報を提供し、そして、ユーザーのみなさんと一緒にアマチュアスポーツを応援・盛り上げる場の構築を目指すというものです。
      そして、ファンから直接届く応援メッセージが、選手たちの大きな励みになればと願っています。また、同じチームのファンからチームの情報が共有されることで、チームのファンを増やしたいという思いもあります。
      高校のOBやOG、現役の同級生、近場の方からの熱い声援、思い出などが書き込まれていて、なかには「プチ同窓会」のようになっていることもあるようです。この先、勝ち進むチームはさらに盛り上がっていくことが予想できます。

      安倍:
      スポナビでコメント機能を初めて導入するということもあり、すでにコメント機能を実装し、長年運用しているYahoo!ニュースコメントの担当者と情報交換を行い、ノウハウなどを教わる機会もありました。スポナビのコメント機能でも、SMS認証を行い、コメントに関してはAI(人工知能)による判定も導入しています。セキュリティベンダーのデータベースとの照合やチェックも行い、リスクも想定しながらしっかり対策しています。

      小田島:
      コメントの投稿画面のデザイン面も工夫し、「みんなでチームを応援している」ポジティブな空間になるよう、投稿前にはわれわれが目指している世界観に関するメッセージを表示しました。
      チームに無関係な投稿や、他人を不快にさせるような投稿、ネガティブな批評などを禁止行為と定めて、パトロールも行っていますが、そういったコメントはほとんどありません。

      応援メッセージ投稿の際の注意書き

      応援メッセージページのスマートフォンイメージ画像

      スポナビにとって初めてのチャレンジ  今後の展望は?

      安倍:
      今回の取り組みでは、初めてのチャレンジも多かったため、ゼロイチで新しい機能を開発して、テスト、リリースしてから、「こういう感じじゃなかった」ということにならないように、アジャイル開発(※)のような手法を取りました。
      Yahoo!検索やライブ配信など、さまざまなシステムやコンテンツパートナーのデータと連携しています。仕組み作りは大変でしたが、他の競技に転用できる基盤ができたとポジティブに捉えています。
      ユーザーのみなさんが気づかないうちにどんどん便利になっている世界を今後も目指したいと思います。

      ※優先度の高い要件から順に開発を進めていき、開発した各機能の集合体として1つの大きなシステムを形成。「プロジェクトに変化はつきもの」という前提で進められるので仕様変更に強く、プロダクトの価値を最大化することに重点を置いた開発手法です。

      小田島:
      デザイナーとしては、たとえば1日100試合あった際にはどうわかりやすく見せたらいいか、という観点でかなり検討を重ねました。ページを訪れたユーザーが見たい試合にアクセスしやすい導線をどのように作るかが特に悩んだ部分です。新しいコンテンツのためユーザーが混乱しないよう、あえて既存とは違うUI、UXにするためにかなり工夫しました。
      また、チームのメンバーと定期的にレビュー会を実施し、画面を映して共有し、「こういうことですか?」と仕様やイメージを確認しながら修正を繰り返しました。
      その結果、フルリモート前提でタスクを進めていますが、認識をしっかり合わせられたという実感があります。私たちもいちユーザーとして、「これがベスト」と思うアウトプットを出して、関係者に絵を見せながら確認しました。「デザイナーが描くイメージを、サービスメンバー共通のものにする」という意識を大切にしています。

      大迫:
      スポナビでは、確実にイベントの開幕前にリリースしなければならず、延期という選択肢はありません。
      今回は特に、新規案件を何本も同時に走らせているような感覚がありましたが、メンバーが自発的に工夫してくれて、コミュニケーションもしっかり取れたのでスムーズに進行できたと思っています。
      社内外のサービスと連携することで、より多くのユーザーにリーチできることは本当にありがたいことです。少子化の影響もあり野球人口が減っているなかで、一人でも多くの方にコンテンツを届けて、プレーヤーも増やしたいという思いもあります。
      ある意味、地域の英雄でもある選手たちの活躍が、どこでもスマホで見られ、メッセージなどで応援もできる、という体験を目指しました。
      サービスの使い勝手について、アンケートやSNSなどを通じて「スポナビいいぞ!」という声援のメッセージを見たときは、本当にうれしく、励みになります。
      今回の取り組みで得られた知見を他の競技にも広げ、これからもチャレンジしていきます。

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