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企業情報

2021.06.03

満足度の高いフルリモートインターン! 工夫ポイントとは?

満足度の高いフルリモートインターン! 工夫ポイントとは?

新型コロナウイルスは、私たちの生活はもちろん、企業などでの働き方や教育機関での学び方にも大きな影響をもたらしています。感染が拡大する中、ヤフーでは、社員や関係者の安全を最優先とする取り組みとして、多くの社員が在宅によるリモートワークを行っています。
その環境下でも、「パフォーマンスに影響がなかった、もしくは向上した」という社員へのアンケート結果を受けて、より生産性高く、創造性を発揮できることを目的に「無制限リモートワーク」という新しい働き方を2020年10月から進めています。同様に採用活動、インターンシップ(以下、インターン)についてもアップデートしています。
昨年、エンジニア・デザイナー採用向けに実施したフルリモートの就業型インターンでは、参加した学生の事後アンケートで「非常に満足」が約96%という結果につながりました。今年も8月下旬から9月に、安全安心な環境で体験してもらえるようフルリモートで実施予定。そこで、どんな特長や工夫があるのか、人事担当者に話を聞きました。

福島 丈史(ふくしま たけし)
2019年入社。大手金融からITベンチャーを経て人事経験は約10年。ヤフー入社後はPayPay株式会社に出向し、採用を通じて同社の成長にも貢献。現在はヤフーのポテンシャル採用(※)・キャリア採用両チームのマネージャーを務めている。
※2016年10月から「新卒一括採用」を廃止し、新卒、既卒、第二新卒など経歴にかかわらず30歳以下の方であれば応募できる「ポテンシャル採用」として、通年採用を行っています。
矢野 雄保(やの ゆうた)
2018年入社。前職はメーカーで人事を担当。ヤフーではポテンシャル採用のプロジェクトマネージャー、インターンの企画運営を行う。現在はキャリア採用の選考管理を担当している。

昨今のインターン事情、コロナ禍でのインターン、就職活動事情とは?

福島:
ヤフーのインターンに応募する学生は年々増え続けており、ヤフーの新入社員・内定者に聞いてみると、就職活動開始のタイミングでインターンへ参加している方が非常に多いです。
そのような学生側の状況の変化がある中で、企業も昨年はコロナ禍で開催方針の転換を迫られることになりました。ヤフーはインターン先である各部門の協力もあり、一早くオンライン開催に踏み切ることができました。
新型コロナウイルスによる学生側の変化でいうと、「(コロナによって)研究や修論が思うように進んでいない」「インターンやアルバイトなどの実践機会も減ってきてしまっている」という声を聞きます。
ヤフーでは、すでに社員もオンライン前提の働き方にシフトしていますので、学生のみなさんにとっても「オンラインで実際の業務に近しい経験ができる」貴重な場になると思います。この機会に、ぜひリモートでの就業体験にチャレンジして欲しいです。

写真:アフロ

ヤフーでは完全オンラインでインターンを実施

矢野:
ヤフーでは2013年からリモートワークの制度を導入していたため、コロナ禍でも比較的スムーズにフルリモートに移行できたと感じています。現在は、セキュリティなどの業務に関わる一部社員をのぞいて、リモートワークが前提の働き方に移行しています。新型コロナウイルスが収束したアフターコロナでも、元の出社する働き方に戻るのではなく、リモートワークを前提にしつつ、リアルで集まって働くことの利点もうまく活かした働き方になっていくのではないかと考えています。
昨夏は、コロナ禍のためフルリモートでエンジニア、デザイナー向けにインターンを実施。北は北海道から、南は九州まで、約70名の参加があり、結果的に高い満足度につながりました。今年も、昨年の改善点などを踏まえ、8月から9月にかけて、フルリモートで実施を予定しています。今年は、昨年の約2倍にあたる過去最多75コースを実施できることとなりました。5日間か10日間の短期間ですが、社員が日々取り組んでいる業務を体験してもらえるようプログラムを工夫しています。

ヤフーが行うインターンの特長、他にはない強みとは?

矢野:
ヤフーのインターンは、「ちょっとお試しで」というスタンスではなく、なるべく実務を体験できるようなコンテンツをご用意しています。社員と同等のPCを貸与して、SlackやZoomなど社員同様のツールを使っていただきます。大部分のコンテンツは受け入れ先の部署が企画しますが、若手中心のメンターがしっかりサポートしながら、実際にリリースする案件に関わるコースもあります。ヤフーの多様なサービスや、そこから得られるマルチビッグデータに触れられることも魅力につながっていると思います。
また、業務体験はもちろん、1on1など社員との濃い接点の提供を通じて、会社に根付いているカルチャーや働く社員の人柄を感じてもらえるような仕組み作りを心がけています。フルリモートになったことで、日本全国から移動時間などの負荷なく安心して参加してもらえるのは大きなメリットですね。

実際に参加した学生の声、受け入れた社員の声にはどんなものがあるのか?

矢野:
前述の通り、実務により近い就業体験を行いますので、「自分がフィードバックした修正案がそのまま採用されたことがあり、とても貴重な経験だったし、働くことでやりがいを感じられた」などのように、ポジティブなコメントも多く、人事としては手応えを感じています。
また、昨年のフルリモート実施に関しては「インターンが縮小・中止という会社もあったが、予定通りの日程で、公開していた通りのコンテンツをやってくれたことに驚いた」という声もありました。インターンに参加後、ご縁があって入社いただいた社員が、今度はメンターになっていたり、「やりがいを感じたし、また関わりたい」と言ってくれたりすることもあります。
昨年、これまでにやったことのないフルリモートのインターンを模索していた時期、どの部門も協力的で、「これならあの人が知っているかも」「この方向性ならできるかも」というスタンスでいろんな社内関係者が当事者意識を持ってポジティブにサポートしてくれたのは忘れられない思い出ですね。

(参加者へのアンケート結果)

フルリモートで見えてきた課題と、学生さんへのメッセージ

福島:
参加者からの声としては、やはり「オフラインの接点」を求める声もありました。
今年度以降は、コロナの状況次第で安全確保ができる前提ですが、ハイブリットな形も模索していきたいと思います。
一方で、昨年のインターン満足度の高さは、「まさかオンラインでここまで経験できるとは」という、参加いただいた方にとってポジティブなサプライズがあったことが大きいと考えています。今後はオンライン前提の働き方やオンライン前提のインターンが増えて、それが世の中のスタンダードになっていくと思います。我々自身がオンライン前提の働き方をしているからこそ、「オフラインの代替」でなく「オンラインならではの魅力」あるインターンにどんどん進化させていきたいですね。

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