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2020.04.13

緊急事態宣言によって人々の動きはどう変わったのか? ヤフービッグデータから見えた動態変化

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こんにちは、「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」チームです。

4月7日より7つの都府県を対象に、法律に基づく「緊急事態宣言」が安倍総理大臣から宣言されました。(対象の都府県:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県)

ビッグデータレポートでは、新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降の繁華街の自粛効果がどれくらいでているのか、推定人口の変化を調査した「自粛要請によって人々の動きはどう変わったのか? ヤフービッグデータから見えた動態変化 その1」を先週公開しました。

今回はその続報として、「緊急事態宣言」発令後の繁華街エリアの変化の分析を行いましたのでその速報値をお知らせいたします。
なお、本レポートで紹介するデータは前回に引き続きYahoo! JAPANおよび各サービスのアプリにおいて位置情報の提供に同意いただいたデータのみを利用し、個人情報がわからないように加工・フィルタ・情報のあいまい化をするなどの処理を行ったうえで使用しています。

「緊急事態宣言」で繁華街の人口は?

前回に引き続き繁華街エリアの推定人口の変化を見てみましょう。 まずは「北海道:すすきの通り」「東京都:歌舞伎町」「東京都:センター街」の三つのエリアに関して、1月末の金、土、日(1月24日~26日)から、緊急事態宣言前の4月3日週に加え、緊急事態宣言後の4月10日週までの各週末の推定人口推移を時間帯別に出力してみました。

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集計対象期間:2020年1月24日~26日以降、4月10日~12日までの金土日 資料: ヤフー位置情報データ

すすきの通りに関しては、北海道が4月7日の緊急事態宣言の対象ではなかったことから、前週の4月3日週と比較してもそれほど大きな変化はなく、むしろ増えている時間帯も見受けられました。
歌舞伎町、センター街に関しては大きな減少を見せた先週4月3日週からさらにもう一段階さげた3段階目の減少がみられました。1月末と比較して訪れる人の減少幅は最大で86.8%減少し、13.2%という大きな下げを記録する時間帯もありました。

次に「愛知県:栄」「大阪府:道頓堀」「福岡県:中洲」の三つのエリアを見てみます。

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栄は愛知県が4月7日では緊急事態宣言の対象には入らなかったものの、4月10日週では緊急事態宣言が行われたほかの都府県並みの減少が見られました。
道頓堀と中洲は、大阪府と福岡県が緊急事態宣言の対象となったため4月10日週にはさらに減少する動きを見せたほか、道頓堀の土日における先週からの減少幅は調査した6地点の中で最大となりました。

次に全体の減少率を比較してみましょう。まずは金、土、日それぞれの18時における、1月24日週と4月10日週の推定人口差を比較してみました。

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次に、緊急事態宣言の直前週である4月3日週と緊急事態宣言直後の推定人口を比較してみました。

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集計対象期間:2020年1月24日~26日、4月3日~5日、4月10日~12日 資料: ヤフー位置情報データ
※ 20%ライン: 1月24日週 各曜日の18時時点の推定人口を1とした場合の比率

この結果を見ると、北海道の金曜日を除いたすべてのエリアと曜日で緊急事態宣言後に推定人口が減少していることがわかります。また、とくに歌舞伎町は1月24週の18時比で22.2%に、センター街では政府が目標としている8割減(図表内20%ライン)を下回る19.7%まで減少しており、自粛によるかなりの効果を見て取ることができます。

また、先週までは休日の人出の減少幅に比べて平日である金曜日の数字はそこまで下がっていないという傾向が見られましたが、緊急事態宣言が出た都府県では平日も減少がみられ一定の効果が出ているように見られます。
しかし、それでもなお基準に対して50%も減っていないエリアが多く残っており、平日はまだまだ通勤・出社をともなう人々の活動が多いことが伺え、平日も休日同様レベルまでに減らすことが求められそうです。

引き続きYahoo!ビッグデータレポートではこれからも世の中の課題についてデータを元に検証し、データが持つ可能性や力強さをお伝えしてまいります。今後ともビッグデータレポートをよろしくお願いいたします。

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