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2020.04.09

自粛要請によって人々の動きはどう変わったのか? ヤフービッグデータから見えた動態変化 その2

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こんにちは、「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」チームです。
このレポートは「自粛要請によって人々の動きはどう変わったのか? ヤフービッグデータから見えた動態変化 その1」の続きとなります。未読の方は先にこちらのレポートをご覧いただければと思います。

今回は、Yahoo!乗換案内とYahoo!カーナビのデータによる自粛の影響を分析してみました。

鉄道の利用状況について

Yahoo!乗換案内のデータから各主要駅の変化を見てみましょう。

「Yahoo!乗換案内」とは出発駅と目的地の駅までを入力することで、そこまでの所要時間とルートを検索できるサービス。そのため、通勤通学のような毎日通う駅よりも、お出かけや出張などでの利用変化がデータに顕著に表れやすい傾向があるといえます。
その「Yahoo!乗換案内」のデータを使い、1月13日~19日週の平均を100とした場合の変化を見ましょう。

まずは大都市圏ターミナル駅から。各駅を目的地としての到着地点設定数の推移です。

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集計対象期間:2020年1月13日~4月5日 資料:Yahoo!乗換案内

休校要請が出た2月27日以降、いったん到達地点設定数は減少傾向となり、3月7日あたりまでは落ち着きを見せていましたが、徐々に戻り始め3月20日からの3連休では再び数を増やしました。しかし、その後は自粛要請などによって大きく減少し、その動きは4月に入っても続いています。

こういった傾向はほかの都内主要駅でも同様の動きとなっており、特に3連休以降に激しく減少していることがわかります。

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集計対象期間:2020年1月13日~4月5日 資料:Yahoo!乗換案内

一方、これらの変化とは異なる動きを見せる駅もありました。例えば「舞浜」駅を見てみるとこのようになります。

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集計対象期間:2020年1月13日~4月5日 資料:Yahoo!乗換案内

ほかの駅が2月27日以降にさげて、3連休に少し戻し、その後大きく下げるという波形を描いているなか、この駅は2月28日を境に急激に目的地設定数が減少しています。隣接する大規模テーマパークの休園の影響を受けたためとみられます。

車を使った移動は?

ヤフーには無料で利用できるカーナビゲーションのアプリ「ヤフーカーナビ」というサービスもあります。 クルマの移動をアシストするために作られたこのアプリのデータを分析することで、車に特化した傾向が見えてくるはずです。

まずお見せするデータは、主要都道府県のルート案内機能利用者数の変化です。

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集計対象期間:2020年2月1日~4月5日 1月平均を100%とした場合 資料:Yahoo!カーナビ

データの傾向を見てもわかる通り、基本的には休日に利用が伸びる傾向があり、特に3連休ともなると利用者数がかなり増えます。その中でもやはり特筆すべきは3月20(金)~22日(日)までの3連休区間です。それまで3月に入って抑えられていた波形が一気に伸びており、かなりの人が車を利用したことがこのデータからわかります。
その一方で、東京都より外出自粛要請が出された3月末の週末、特に関東に雪が降った3月29日(日)は2月以降で利用数が最も少なくなり、それ以降の数値も低めに推移しています。

次に顕著な変化のある目的地も見てみましょう。その代表格が「空港」です。目的地が空港に設定された数の推移は次の通りです。

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集計対象期間:2020年1月1日~3月31日 対象期間中の最大値を100とした場合 資料:Yahoo!カーナビ

感染が国内や世界に拡大するにつれ、減便・欠航が相次ぐようになり空港を目的地とする移動がどんどん減っていっていることがわかります。

東京23区の様子は?

ヤフーデータソリューションでは東京23区滞在人口推計値の日別遷移(全体・来訪者・住人)というデータを公開しています。
このデータはヤフーが保有するデータで分析が行えるデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」内の「Place」にて提供されているエリア人口のデータを利用し、現在無償で公開されているものです。

同様のデータを用いて東京23区の各区外からの来訪者数推計がどう変化したかのレポートも随時公開されいますのでそちらもご覧下さい。

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新型コロナウイルスによる社会動態への影響を見るうえで、ぜひ上記データもご活用ください。 Yahoo!ビッグデータレポートでは、今後も自粛要請による人々の動きの変化などを分析したレポートを発表していく予定です。今後ともビッグデータレポートをよろしくお願いいたします。

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