2020年4月7日、7都道府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)に「緊急事態宣言」が発令されました。その後、愛知県をはじめとした自治体も独自の宣言を発令。さらに4月16日夜には、新たに40道府県に対して緊急事態宣言が発令されました。
全国的に不要不急の外出の自粛や「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の3つの密を避けることが求められ、多くの人の働き方や生活が変わりました。
緊急事態宣言後、混雑状況はどう変化したのか
4月10日に復活したYahoo! MAPアプリの「混雑レーダー」を使っていただいた方からは「緊急事態宣言前と比べて混雑は本当に減少しているの?」「通常時と比べて、どの程度の混雑状況なのかを知りたい」という声をいただいています。
「混雑レーダー」で見られるヒートマップを使って、緊急事態宣言後の東京中心部の1日をアニメーションにしてみました。
朝8時ころから鉄道沿線に徐々に人が集まりだし、東京・新宿・池袋の主要駅周辺が正午には黄色くなっていることがわかります。
夜20時には東京や新宿駅付近が赤く、混雑がピークを迎えており、そのあと徐々に混雑が解消していく様子がわかります。深夜0時を越えるころには、混雑の少ない濃い青色となりました。
緊急事態宣言後の各都市部の混雑状況
次に、自粛要請のない2月23日(日)と緊急事態宣言後の4月12日(日)の、14時時点の主な都市の混雑データを比較してみました。
東京都:中心部
愛知県:名古屋市中心部
大阪府:大阪市中心部
福岡県:福岡市中心部
どの都市でも緊急事態宣言の後では主要な駅周辺での混雑は、ほとんど起きていないことがわかります。たとえば東京・新宿駅周辺では、2月23日(日)13時に比べ4月12日(日)13時時点の人の数は、約80%減っていることがわかりました。
緊急事態宣言後の「混雑レーダー」の濃い青色を見て、「みんな外出自粛をがんばっているね」というご意見をSNSでいくつか見かけました。緊急事態宣言は5月6日までのため、まだしばらくの間、不要不急の外出を自粛する必要があります。
Yahoo! MAPアプリの「混雑レーダー」をご覧いただき、やむを得ない事情での外出時の参考にしていただければと思います。
「混雑レーダー」について
「混雑レーダー」では、Yahoo! JAPANが提供するアプリで位置情報の利用を許可しているデータ(※)をもとに、Yahoo! MAPアプリ上にヒートマップで可視化し、2時間前から26時間前までの混雑状況を確認できます。
※Yahoo! JAPANが提供するアプリ上で位置情報の利用を許可しているユーザーのデータの情報を統計化して利用しています。
食料品の買い出しや医療機関への通院など、やむを得ない事情で外出が必要なとき、混雑していない時間帯やエリアを事前に確認するなど、外出に対する不安を解消するための参考としてご利用ください。
【関連リンク】
- Yahoo! MAP、エリアやターミナル駅周辺の混雑度を表示する「混雑レーダー」を再び提供(Yahoo!地図ブログ)
- Yahoo! MAPアプリ
- Yahoo! MAPアプリ ダウンロード(外部サイト)