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2022.09.09

今いる場所の天気をリアルタイムに共有 Yahoo!天気アプリの「みんなの天気」

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Yahoo!天気アプリには、ユーザーのみなさんが「今のいる場所の天気」を投稿、共有できる機能「みんなの天気」があります。これは、その結果を天気予報とあわせて確認し、より詳細に今の天気の状況を把握していただくことが目的です。

「ユーザーのみなさんから天気の変化を共有いただくことで、レーダーでは捉えられていない天候の変化をお伝えしたい」という担当者の平井に、「みんなの天気」で得られる情報や今後の展望、投稿のコツなどを聞きました。

    目次:
  1. 「みんなの天気」でより詳細な天気の変化を共有
  2. 今いる場所の天気について、より詳しくコメントできるように
  3. 天気予報に実況をプラスすることで、より良い意思決定の後押しに
  4. 「みんなの天気」の使い方 よりよい投稿内容にするためのコツ
  5. マンガ「みんなの天気」の使い方
平井 康文(ひらい やすふみ)
2010年入社。Yahoo!カレンダー、Yahoo!かんたんバックアップなどの企画を担当。2016年からはYahoo!カレンダーのサービスマネージャーを務め、現在はYahoo!天気・災害で企画を担当している。

「みんなの天気」でより詳細な天気の変化を共有

「みんなの天気」では、全国に1,300カ所あるアメダスの観測だけではなかなかわからない「今、その場所にいる」ユーザーだけが知っている「今の天気」を投稿して共有できます。たとえば「雨から晴れに変わる」「風が強くなってきた」、そして寒暖差の大きさなどの変化があったときに投稿していただけたらと思います。

天気予報は基本的に、「晴れ」「曇り」「雨」などのアイコンでシンプルに表現されます。これは晴れなのか雨なのかがひと目でわかりやすいことはメリットですが、その一方で、天気の感じ方には千差万別あるため、細かな天気の変化を表現することは難しくなります。

たとえば「1mmの雨が降っている」も、人によって「傘をささなくてもいいくらいの雨」「けっこう降っている」などの感覚値が違います。
「みんなの天気」では、そのような微妙なニュアンスを投稿していただくことで、より詳細に天気の変化をお伝えしたいと考えました。

「みんなの天気」でできること
・「今、その場所にいる」ユーザーだけが知っている天気の変化を投稿できる
・「雨から晴れに変わった」などの、天気の変化をより詳細に伝えられる
・天気の変化にいち早く気づき、急な雨に備えるなどの行動につなげられる

今いる場所の天気について、より詳しくコメントできるように

Yahoo!天気・災害では、2012年からユーザーのみなさまに天気の変化を実況いただいてきました。これまでは「晴れ」「曇り」「雨」などの項目を選択して投稿していただく形でしたが、今回からは自由にコメントも入れられるようにしました。
投稿にはタグも付与できるので、それらのタグごとに内容を絞り込むこともできます。さらに、地図上に表示されたユーザーの投稿した場所を示したプロットを絞り込んで確認することも可能です。

天気についてのコメントを自由に書いていただけるので、たとえば「晴れ」についてもコメントでは「かんかん照りの晴れ」「雲一つない快晴」、タグでは、「#ピーカン」「#うすい曇」といった情報も集まっています。

「みんなの天気」は、予報が雨のときに投稿されやすい傾向があります。「周囲は晴れているけど、自分の頭上だけは真っ暗な雲がかかってきて、大粒の雨が降っている」というような、予測だけではなかなか検知できないような内容のコメントも複数見受けられました。

予報が雨のときに、その場所で実際に雨が降っているかを知ることができるのは、非常に貴重な情報です。投稿内容を見て「(天候の変化を実況の内容で知ることができて)助かった」という声もいただいています。

「みんなの天気」で投稿・確認できる内容
・今の天気についてより詳しくコメントできる
・予報通りの天気かどうか、実況で知ることができる
・投稿された内容はタグで絞り込むことが可能、地図上にも表示される

今回からコメントを自由に投稿できるようにしましたが、いわゆるいたずら投稿にあたるものは他のサービスと比較すると少ない傾向です。24時間監視もしており、万が一不正な投稿がされたときは人の目で確認の上で削除しています。

たとえば、夏なのに「雪が積もっている 」というコメントが投稿される可能性もあります。今年の夏も雹(ひょう)が降ったことがありましたが、ユーザーは「雪が積もっている 」と表現することがあります。雹(ひょう)が積もると地面や屋根、自動車などが雪のように白くなるからかもしれません。

雹は寒い季節の自然現象のイメージがありますが、実際は全国的に5月~7月の初夏に降ることが多いです。もしかしたら夏でも「雪が積もっている」と投稿するユーザーはいるかもしれないので、たとえ夏に雪の実況があっても、一律不正とはしていません。

(夏に降ることが多い雹(ひょう) 写真:アフロ)

天気予報に実況をプラスすることで、より良い意思決定の後押しに

今後は、災害マップで投稿されたコメントも予報に出したり、実況で投稿された内容を災害マップに表示したりするなどの連携も考えていきます。

また、集まった実況についても、できるだけユーザーに寄り添った形で「あなたの今いる場所の天気に変化がありました」と伝えて行動の参考にしていただけるよう、わかりやすくお届けしていきたいと思います。
たとえば「あなたが今いる場所で、雨が降っています」という投稿が5件以上あれば、それは正しい情報であるという定義をした上で、該当地域の方にプッシュ通知で知らせる、といったことも考えています。

天気予報にみなさんに投稿いただく実況の情報を加えることで、より意思決定の後押しになればいいですね。たとえば、雨の予報なので旅行をあきらめていた方が、実況もあわせて確認することで雨を回避しながら旅行に行く予定をたてられた、など、良い意思決定のお手伝いができたらと思います。

「みんなの天気」の使い方 よりよい投稿内容にするためのコツ

Yahoo!天気アプリで、今いる場所の「いまの天気」を共有できます。
また、他の人に伝えたいコメント(「雲が多くなってきました」「薄日が差しています」「風が強く吹いています」「昨日よりかなり暑いです」など)も投稿できます。

よりよい投稿内容にするためのコツ

今も多くの方に投稿いただいていますが、「雨が降ってきた」(実況)、「パラパラと降り始めました」(実況+雨の降り具合)など、投稿いただいている場所で、今実際に体感されている天候を雨の降り具合とともに投稿いただくと、それを見た人は洗濯物をとりいれるなどの意思決定につながりやすいと感じます。

また、気温についても、その方がいる場所や体感の違い、風の吹き方によって感じ方が異なりますので、「外はとても涼しいです」「ヒンヤリした西風が吹いています」など、気温の体感を投稿いただくと服装の意思決定がしやすくなると思います。

上記のコメントに関連するタグをつけて投稿いただけると、より良いですね。たとえば、ザーザー雨が降っているのであれば、「#ザーザー雨」というタグをつけていただくと、「#ザーザー雨」のタグをつけていただいた投稿をソート(並び替え)でき、マップ上で簡単に「ザーザー雨が降っている場所」がわかります。

「今、○○は雨が降っていますか? タクシーを呼ぶか悩んでいます」というような投稿もときどき見かけます。このように問いかけの投稿をしてみると、ちょうどその場所にいる人から「雨が降っていますよ~」などと返事をもらえるかもしれません。

よりよい投稿内容にするためのコツ
・雨の降り方、気温などの「体感」をできるだけ具体的に書く
・コメントに関連するタグをつける

マンガ「みんなの天気」の使い方

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