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2022.05.23

「長い旅をするように、日本最大の観光地で暮らしながら働く」ヤフーの新しい働き方

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ヤフーには、完全リモートワークや地方への移住など「新しい働き方」を実践している社員が多くいます。今回は、2020年から京都に移り住んでいる森本に、移住の理由や現地の様子、リモートワークでの時間の使い方、オンライン上でのコミュニケーションの工夫などを聞きました。

    目次:
  1. 「どこでもオフィス」が無制限になると知り、すぐに移住を決意
  2. 高校生の時からの憧れの場所「京都」に移住
  3. 京都の魅力は、街の雰囲気と簡単に新しい発見ができること
  4. リモートワーク環境でのコミュニケーションの工夫
  5. 自分の条件に合った家を探すことが満足感を高める鍵
森本 小百合(もりもと さゆり)
2009年新卒入社。Yahoo!地図、Yahoo!検索を経験し、2017年から企画としてYahoo!ニュースに配属。現在は、Yahoo!ニュース トピックスとYahoo!ニュース 個人を担当している。

「どこでもオフィス」が無制限になると知り、すぐに移住を決意

入社後はしばらく、名古屋で勤務していました。2012年に部内の別チームへの異動をきっかけに東京勤務となりました。その後、「どこでもオフィス※1」制度の使用回数が無制限になった2020年から、京都で暮らしています。「京都に1年から2年ぐらい住めれば満足。嫌だったらすぐに東京に戻ればいい」という気持ちで引っ越しました。
※1どこでもオフィス:
通勤手段の制限を緩和し、居住地を全国に拡大できるなど、社員一人ひとりのニーズにあわせて働く場所や環境を選択できる人事制度

コロナ禍のリモートワークが続くなか、日ごろから住みたい場所について考えていました。それまでは居住地や通勤手段などの制限がありましたが「どこでもオフィス」の利用回数が無制限の制度になると知ったタイミングですぐに引っ越しを決断。どの都道府県に住むかも決めていませんでしたが、翌月末に退去できるように、先に自宅の退去届を出しました。

高校生の時からの憧れの場所「京都」に移住

移住先を検討する時は京都以外の選択肢も考えました。軽井沢のような自然豊かな土地も魅力的でしたが、生活に車が必要な場所は避けたいと思い、断念しました。最終的に、高校生の頃から憧れていた京都に移住することを決めました。
高校生の時に住んでいた名古屋から京都まではバスで往復4000円です。高校生だった私でも頑張れば足を伸ばせるちょうどよい距離でした。その頃から、京都の雰囲気が大好きで、いつか住んでみたいと思っていましたが「京都で働かなければ住むことはないだろう」とあきらめていました。

京都の魅力は、街の雰囲気と簡単に新しい発見ができること

私にとって京都の魅力は、古い町並みや自然の豊かさを含む街全体の雰囲気、そして、簡単に新しい発見がしやすい街だということです。これまで通ったことがない道を歩くと、思いがけず「神社」「焼き菓子屋」「珈琲店」「歴史を感じる魅力的な建造物」などがあり、常に新しい発見があります。また、京都は坂が少ないので散策しやすく、気づくと遠くまで歩いていることもよくあります。

京都に越してからのお気に入りの過ごし方は、河原や景色の良い場所で本を読むことです。鴨川沿いでゆっくり過ごすことを「鴨川でチルする」、略して「鴨チル」と呼ばれています。この「鴨チル」は私の京都生活には欠かせない、憩いの時間です。

「鴨チル」中

リモートワーク環境でのコミュニケーションの工夫

移住しても仕事内容はまったく変わっていないですし、特に問題はありません。完全フレックスの導入で、コミュニケーション方法が変わったり、通勤時間がなくなったり、仕事の調整がしやすくなりました。平日でも、午後から出勤したり、仕事を早く終わらせたりして出かけることもあります。

完全リモート勤務になる以前から、チームメンバーは東京と福岡の二拠点にいました。当時は、東京オフィスと福岡オフィスの会議室をオンライン接続していたため、声が聞きにくかったり、ホワイトボードをうまく見せられなかったり、ほとんどのメンバーは東京にいたため東京だけで盛り上がってしまったりということもありました。ですが、現在は全員がオンラインなので、幸いにも会議参加の条件が統一され、隔たりが解消されました。

チームの責任者でしたのでチーム内のコミュニケーションはとても気にしていました。リモートワークが始まったころに、仕事の相談だけでなく、雑談などのコミュニケーションを取りたいという要望があったため、週に一度の定例会議では冒頭5分を雑談タイムとしました。
ランダムに4人程度のグループに分け、ファシリテーターの挙げたテーマに沿って雑談しています。また、チーム間で雑談ができるチャットルームを開設しました。いずれも、今もゆるい雑談の場として活用しています。

悩ましかった点は、雑談のようなコミュニケーションが必要な人と不要な人がいることです。雑談だけの時間を作ったこともありましたが、わざわざ集まって雑談をするハードルがありました。
そのため、すでに時間を確保している定例会議の時間を少しだけ活用することで全てのメンバーに無理なく雑談タイムを取り入れられました。また、定例会議のなかで雑談タイムを確保しなければいけなくなったことで、会議の進め方を見直すこともできました。

自分の条件に合った家を探すことが満足感を高める鍵

移住で大切なことは、自分の条件に合った家を探すことだと思います。私は、オンラインのみで家探しをしましたが、「オンラインでの家探しだから仕方ない」と妥協し、満足できない部屋に住んでいたら、いくら憧れの京都に住めたとしても、ここまでの満足度は得られていなかったかもしれません。 探す際には、不動産屋の情報だけでなく、住む周辺の地図や写真、鳥瞰図、口コミなどの情報を複合的に調べました。少しでも気になるところがあったら、不動産仲介業者に確認するのも大事です。しっかりと事前調査をして絞り込んだので、実際に問い合わせたのは3件くらいです。

家探し時は、コロナ禍はじめての緊急事態宣言明けで、県をまたぐ移動を控えたかったこともあり、オンラインのみで物件を探しました。オンラインにある写真だけでは部屋の詳細がわからないことも多かったです。そのため、不動産仲介業者の方に東京から京都へ引っ越すと伝え、実際の物件を見ずに判断ができるよう、物件について詳しく教えていただきました。おかげで実際に内見しているように検討することができました。

家で仕事をすることが多いため、最も重視したのは長時間いても閉塞感がないという点です。広さよりは、南向きで窓が多くあり、明るい部屋であり、窓を開けていても目の前に何もなく、気にならないという物件が理想でした。京都は建物が低く、密着しているのでそのような条件の物件を探すのは大変でしたが、光がたくさん入る風の通りの良い、開放感がある家を見つけることができました。

引っ越しにはお金がかかるので、費用もしっかり検討しました。東京は家賃が高いため、数年間、東京に住み続けるコストと、京都に引っ越して住むコストを可視化し、比較しました。どれだけの期間住めば、引っ越し費用を含めても東京に住み続けるより安くなるラインが見えたことで決断の後押しにもなりました。同じ場所にずっといると刺激を感じにくくなりがちになること、場所を変えるだけで楽しさが増えること、など様々な視点でメリット・デメリットを整理しました。

コロナ禍前は毎年、長めの休暇をとり海外旅行をしていました。旅は新しい発見ができ、リフレッシュもできるので、私にとって大切なものです。今はまだ、海外旅行が気軽にできませんが、京都に移住したことで旅行のような体験ができているのかもしれません。京都に住んで2年になりますが、今でも神社やお寺などに行きますし、仕事をしながら長い旅をしているようにも感じます。

今後も、仕事にも街にも「新しい発見」をすることを楽しみたいと思います。

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