幕末志士検索ランキング　今年人気だった幕末志士は？ Yahoo!検索

みなさんは、日本の歴史のなかで、どの時期が好きでしょうか？　戦国時代、室町時代、明治などいろいろな時代があり、歴史好きだけでなく多くの人を楽しませています。
今回はその中から、映画やドラマ、ゲームなどで扱われることの多い「幕末」にスポットを当ててみました。NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公にもなった渋沢栄一、映画「燃えよ剣」の土方歳三など、今年は「幕末」をテーマにしたコンテンツが話題になりました。2021年に注目を集めた志士は誰だったのでしょうか？　そして、検索数にはどのような変化があったのでしょうか。Yahoo!検索のデータを元に、幕末志士ランキング【1位～20位】をご紹介します。
※集計期間：2020年1月1日～12月31日、2021年1月1日～10月31日

幕末志士ランキング【1位～20位】

上位20位までの検索総数を2021年と2020年で比較すると、2021年は、2020年の約1.8倍で、「幕末志士」への興味関心が高くなった年であることがわかります。2021年1位から3位のランキングも変化しており、2020年の1位は坂本龍馬でしたが、2021年は渋沢栄一が1位に輝きました。2位には徳川慶喜が2020年の4位からランクアップ、3位に平岡円四郎が急上昇と、ともにドラマで活躍が描かれた人物がランクインしています。

2021年の1位は「渋沢栄一」

第1位：渋沢栄一

幕臣として徳川慶喜に仕えた後、明治政府にて租税・貨幣・銀行などの制度立案に関わり、初代紙幣頭などを務める。退官後は、日本初の銀行である第一国立銀行（現在のみずほ銀行）、東京商法会議所、東京証券取引所などの設立・経営に関わり、「日本資本主義の父」と呼ばれた。

第2位：徳川慶喜

江戸幕府、最後の将軍（征夷大将軍）。
1866年に、徳川家茂が亡くなり第15代将軍になる。翌年の1867年に政権を朝廷に返上する「大政奉還」を実施後、新政府側と話し合い戊辰戦争では江戸城を明け渡す。

第3位：平岡円四郎（ひらおかえんしろう）

昌平坂学問所にて学問所寄宿中頭取（学生寮の寮長）を務め。たのち、幕臣として徳川慶喜に仕える。渋沢栄一を徳川慶喜に引き合わせた人物でもある。1864年に近江守に叙任され、その後、京都で暗殺された。

第4位：土方歳三（ひじかたとしぞう）

1863年、将軍の警護を行う「浪士組」に参加、後に新選組の副長となる。
旧幕府軍と新政府軍が戦った戊辰戦争にて旧幕軍側指揮官となり、箱館五稜郭で戦死した。

第5位：坂本龍馬

土佐藩（高知県）出身の志士。勝海舟と出会い神戸海軍操練所で学ぶ。1865年に日本初の商社といわれる「亀山社中」を結成。1866年には対立していた長州藩と薩摩藩に同盟を結ばせるも、その翌年、京都で中岡慎太郎とともに暗殺された。

順位（2021年）	名前
第1位	渋沢栄一 2020年：2位
第2位	徳川慶喜 2020年：4位
第3位	平岡円四郎 2020年：圏外
第4位	土方歳三 2020年：5位
第5位	坂本龍馬 2020年：1位
第6位	西郷隆盛 2020年：3位
第7位	大久保利通 2020年：13位
第8位	渋沢喜作 2020年：圏外
第9位	五大友厚 2020年：8位
第10位	井伊直弼 2020年：19位