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プレスリリース

2022.04.27

Yahoo!きっず、クイズや読みものを通じて 「こころ」と「からだ」に関する正しい知識が学べる「ココカラ学園」を公開

~ 国際的な性教育の指針であるユネスコ編の「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に準拠した内容で構成し、「性」に関する専門家が執筆・監修 ~

Yahoo!きっず「ココカラ学園」
https://kids.yahoo.co.jp/sei/

 ヤフー株式会社が運営する子ども向けの安全安心なポータルサイト「Yahoo!きっず」は、小学1~6年生を対象に、「こころ」と「からだ」に関する知識をクイズやイラストなどで能動的に学べるコンテンツ「ココカラ学園」(以下、本コンテンツ)を公開しました。

インターネットが普及している現代では、“性に関する疑問”や“からだの悩み”など、子どもたちでも気になる情報を簡単に調べられます。ただし、インターネット上には膨大な量の情報があり、これから学校や日々の生活を通してさまざまな学びを得ていく小学生にとって、偏った知識を身につけてしまう可能性があります。

 これまで「Yahoo!きっず」では、子どもたちにとって最適で安全に使っていただける環境を目指し、子どもたちにとって望ましい情報を提供する独自の検索サービスを提供してきました(※1)。その中で一部の性に関するワードについては、2020年より専門スタッフが選定した安心できるサイトからの情報のみを表示するなど、子どもたちのよりよい学びを支援してきました。
※1:子どもに最適な「Yahoo!きっず検索」https://kids.yahoo.co.jp/guide/parent/search/

 「Yahoo!きっず」は、子どもたちが性や人権、ジェンダーなど、「こころ」と「からだ」に関する正しい知識、概念を身につけることによって、トラブルを避けられたり、万が一トラブルに見舞われても対処ができたり、意図せず加害者になってしまうことを避けられたりするなど、自分自身を守ることにつながると考えています。

 そこで、「Yahoo!きっず」を利用する小学生が知りたいと思ったときに正しい情報を得られるよう、国際的な性教育の指針であるユネスコ(国連教育科学文化機関)編「国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】」(※2)の翻訳を担当した、性教育に関する専門団体「一般社団法人“人間と性”教育研究協議会」に執筆・監修いただき、本コンテンツを作成しました。
※2:国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】https://kids.yahoo.co.jp/sei/kansyu#guidance

 本コンテンツでは、性に関する知識を能動的に学べるクイズ、子どもたちの理解が進むよう平易な表現とわかりやすいイラストを使った学習ページ、さまざまな悩みごとに対応する相談窓口一覧を提供しています。詳細は以下をご確認ください。

<「ココカラ学園」コンテンツ詳細>
■中央校舎
6人の困っている友人を助ける”クイズ形式”で楽しみながら「こころ」と「からだ」について学べます。
低学年向け(小学1~3年生)と高学年向け(小学4~6年生)の2種類のクイズを用意しています。

1.学年や性別を選択するとゲームがスタートします。

2.マップから助けに行く友だちを選びます。

3.助ける友だちを選ぶと、クイズがスタートします。

4.クイズを解くと、解説が表示されます。

■図書館
「こころ」と「からだ」に関する知識が深められる学習ページです。以下の6つのジャンルに関連する詳しい内容が学べます。
・「自分のからだ」
・「おとなに向かう変化」
・「まわりの人たちとの関係」
・「さまざまな人(多様性)」
・「男らしさ、女らしさって?」
・「こんなときどうする?」

また、あらかじめ学習ページ内に設定されたワードから、気になる項目を調べることも可能です。

■相談室
小学生に知っておいてほしい3つのことや、電話、SNS、メールなどで連絡できる、さまざまな悩みごとに対応した相談窓口一覧などを紹介しています。

<執筆・監修(ココカラ学園クイズ、図書館内学習ページ)した一般社団法人“人間と性”教育研究協議会のコメント>

・水野 哲夫様
一橋大学等非常勤講師、性教協代表幹事、「季刊セクシュアリティ」誌編集長
東京世田谷区・大東学園高校で総合科目「性と生」を担当。

私ども一般社団法人“人間と性”教育研究協議会(性教協)は1982年に創設された教育研究団体です。全国各地のサークルを基盤として、セミナーや講座、そして責任編集をしている『季刊セクシュアリティ』誌などを通じて、包括的性教育を広げる活動をしてきました。
ユネスコなどが発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」には2009年の発表から注目し、性教協メンバーが翻訳して国内での出版にこぎつけ、普及につとめてきました。
欧米では包括的性教育は必須のものとされ、小学校入学前から年齢や発達段階に応じて広く実施されています。人権と多様性の尊重を基盤とした包括的性教育は、語学、社会、理科、算数などと並んで、当たり前に身につけるものと考えられています。
「ココカラ学園」は正しい情報を入手できるものです。性に関わることは、「こころ」と「からだ」に関わることです。すべての人に関わる大切な問題ですから、ぜひアクセスしてほしいです。
今後も子どもたちへの有益な情報発信のために、「Yahoo!きっず」さんと協力して取り組んでいきたいと考えています。

Yahoo! JAPAN Corporate Blogでは、「ココカラ学園」の担当者や、執筆・監修いただいた「一般社団法人“人間と性”教育研究協議会」の方々への取材を通じて、「ココカラ学園」を作成した背景や、作成時に意識したことなどについて掲載しています。
『「自分らしく、そしてお互いを尊重して生きるために」性教育において大切なこと』:https://about.yahoo.co.jp/info/blog/20220427/sei.html

「Yahoo!きっず」は今後も、子どもたちが正しく安全に情報を取得できる場所を用意し、子どもたちの未来の可能性を大きく広げるために貢献していきます。

■参考
・国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】(日本語)
https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000374167/
・一般社団法人“人間と性”教育研究協議会
https://www.seikyokyo.org/
・執筆者・監修者のご紹介 
https://kids.yahoo.co.jp/sei/kansyu

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