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企業情報

2023.08.02

インターネット広告運用の知識を無料で学べる Yahoo!広告 キャンパス

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ヤフーではYahoo!プロモーション広告について学べる「Yahoo!プロモーション広告 プロフェッショナル認定試験」を2019年まで提供していました。
その後、Yahoo!広告のリブランディング、プラットフォームの変更を経て、無料化・オンライン化を行い2022年に「Yahoo!広告 キャンパス」をリリース。どのような内容が学べるのか、オンライン・無料化の理由、今後の展望などを担当者に聞きました。

座間 菜穂子(ざま なおこ)
2003年入社。Yahoo!ショッピングのストアコンサルティング、Yahoo!ショッピング スクール事業立ち上げ、講座講師や運営などを担当後、Yahoo!広告でYahoo!プロモーション広告、Yahoo!プロモーション広告 プロフェッショナル認定試験の企画、運営を経て、Yahoo! 広告キャンパスの立ち上げ、全体の数値進捗、案件管理などをメインに担当している。
「Yahoo!広告では、プロダクト側の企画業務を経て、現在のマーケティング部門に在籍しています。現在は広告出稿や運用を通して外部とのやり取りも多いため、広い視野で自社のサービスを見られることがおもしろさだと感じています」
唐崎 美香(からさき はるか)
2022年入社。前職ではデジタル広告の運用、社内OJT開発、メディア向けのコンサルティングなどを担当。入社後は、座間と共にYahoo!広告キャンパスの学習コンテンツ、試験問題の作成とアップデートを担当している。

Yahoo!広告 キャンパスとは

Yahoo!広告 キャンパスとは
・Yahoo!広告を体系的に学べる
・学習コンテンツ、認定試験ともに無料で、以下のような内容を学べる
  インターネット広告の基礎
  Yahoo!広告 検索広告
  Yahoo!広告 ディスプレイ広告
・学習コンテンツも認定試験もすべてオンライン
・認定ロゴでスキルが明示できる
・認定資格の有効期間は1年
・これまで約7,000人以上が受験

座間:
Yahoo!広告 キャンパスは、インターネット広告の基礎と、ヤフーのプロダクトであるYahoo!広告 検索広告、Yahoo!広告 ディスプレイ広告の知識を学習するためのサービスです。2019年までは試験会場で試験を受ける形でしたが、現在はオンラインかつ無料で受験いただけます。
これまでも、「インターネット広告を運用する上で公式の認定が欲しい」というお声をいただいていたこともあり、ヤフーが発信する正しい情報を体系的に学んでいただけるコンテンツとなっています。

また、ヤフーが認定させていただく形で、「Yahoo!広告 ベーシック認定資格」「Yahoo!広告 検索広告 アドバンスト認定資格」「ディスプレイ広告アドバンスト認定資格」という、学んだ先に資格をセットにする形で展開しているのが、このYahoo!広告 キャンパスの特徴です。
資格を取得されると、たとえばサイトにヤフーの認定ロゴを掲載したり、名刺に入れたりしていただくことが可能です。

広告業界もインターネット業界も移り変わりが激しく、広告の運用ツールも必ず刷新はされているので、最新の知識を得ていただくためにも認定資格の有効期間は1年としています。毎年受けていただくことで、常に最新の知識にアップデートしていただくことを推奨しています。

唐崎:
広告は各社で仕様が異なり、媒体ごとに運用チームが異なる会社もあるほど、専門性が高いものでもあります。
Yahoo!広告 キャンパスでは、インターネット広告の基礎からYahoo!広告の専門的な知識まで幅広く学んでいただけます。基礎のコンテンツとしてはインターネット広告とはどういうものか、どういう種類があるのか、こういう時はどの種類のインターネット広告を使ったほうがいいのか、などがあります。その上で、Yahoo!広告の検索広告、ディスプレイ広告それぞれの仕様や運用方法なども学ぶことが可能です。

座間:
広告を出しただけでは思うような効果が上がらないこともありますが、Yahoo!広告 キャンパスで広告運用についてしっかり学んでいただくことで、より高い効果を得ていただきたいと思っています。
ただ、「ここまでの知識があれば運用のための十分な知識が身に着く」と見極めるのは、とても難しいと感じています。この試験を通じて知識を得ることで、自信を持って広告を運用していただくことが目的ですので、難しい問題と絶対に押さえていただきたい基礎問題をバランス良く配置することを意識しています。

Yahoo!広告 キャンパスをリリースする前に、広告に関わっている営業や企画の社員総出で受験してもらいました。その結果と解答の傾向を見ながら、適正な問題になっているかを判断、調整していきました。
受験してもらってわかったことは、担当分野については深く知っていても、その他の広告まで幅広く知っておくことは難しく、意外と点数が取れないということです。ヤフーの広告に関わる社員の知識の底上げにつながったという意味でも、事前に実施してよかったと思います。

唐崎:
ヤフー入社前は代理店側の立場で広告を運用していたので、試験問題のバランスについてはある程度経験をもとに考えられた部分もありました。ただ、公式な認定試験の問題として作成している難しさは強く感じました。誰が受けても正誤がはっきりしていて、こちらが正解だと納得できる問題を作るのが難しい点です。

前職で後輩や新入社員に運用を教えていたときは、「どちらの運用がいいか」と口頭で聞かれた場合、「Aの場合もあるけれども、ほとんどがBだから、Bを推奨する」という少しあいまいな部分があっても答えることができました。ですが、認定資格としてリリースする以上あいまいな情報は出せないため、Tipsになり得るものでも公式として根拠がなければ出さない、など判断しながら作っています。

サービスをリリースして約1年、約7,000人以上の方に受講いただきました。
先輩社員から教わる実務的なOJTでは、その会社ごとのTipsや業務フローに重点を置いて教えることが多いのではないかと思います。その前段階として必要な基礎知識を得ておくことを目的に、Yahoo!広告 キャンパスを新人教育に役立ててくださっている企業のご担当者も多いようです。
また、「クリエイティブの基礎」や「広告主としてユーザーに不快感を与えない広告にするためにはどうしたらいいのか」など、より良い形で広告を届けるために必要な内容や、ガイドラインに関する情報も併せてお届けしています。

インターネット広告について知っておいてほしいこと

座間:
ユーザーのみなさんにとって、広告は日常生活の中でかなり身近なものでもあると思います。どのような広告があり、どのように運用されているのか、ぜひ基礎的な知識を知っておいていただけたらと思います。

唐崎:
Yahoo!広告 キャンパスのコンテンツをご覧いただくと、たとえば「運用型広告のディスプレイ広告」は、性別・年齢・興味・関心、広告主のサイトに来たことがある人などに対して配信されるので、今この広告を表示されているのは、興味があると推測されているからだとわかります。逆に、「純広告」「予約型広告」は、ターゲティングもありますが、サイトに訪れた多くの人に表示されることが多いものなので、たとえば、「私はお酒を飲まないのにビールの広告が出ている」のは、サイトを閲覧している人の多くに表示されているから、など仕組みを理解いただくことで、みなさんの広告の捉え方が変わるかもしれません。

広告を出稿している方たちは、「きっとこの方はこの商品を欲しいと思ってくれるのではないか」とお勧めしたいものを少しでも届けたい、という気持ちでいらっしゃるので、広告が表示される仕組みについて、ユーザーのみなさんにも知っておいていただけたらうれしいですね。

運用型広告のディスプレイ広告
性別・年齢・興味・関心、このサイトに来たことがある人に対して配信される
純広告・予約型広告
そのサイトに訪れた人に表示される

※写真はイメージです

今後の展望

唐崎:
今後は、コンテンツの拡充により力を入れていきたいと思っています。一度学んでくださった方も、コンテンツを更新し続けることでリピートしていただけると思いますので、いつでも新しく学ぶものがある状態にしたいですね。

座間:
今はスライドを見ながら学習していただくようになっていますが、学ぶスタイルをさらに増やしたいと思っています。たとえば、動画を用意することで、すき間時間を有効に使っていただくなど、ご自身のペースでさらに学習しやすくなるような形式も検討しています。

広告運用に関わる多くの方に、効果的な広告配信のための正しい知識を得ていただくことは、ヤフーがインターネット広告市場のさらなる健全化と発展を目指していく上でもとても重要だと考えています。

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