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2022.03.10

Yahoo! MAPの「3回目 コロナワクチンマップ」ユーザーの課題を分析・工夫したポイントは?

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首都圏をはじめ、一部の地域では引き続き、新型コロナウイルスの新規感染者数が高い数値で推移し、現在も「まん延防止等重点措置」が適用されています。お住まいの自治体や所属企業からの案内が届き(※)、新型コロナワクチン3回目の追加接種をすでに済ませた方、そして、これから接種される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
※予約に空きがあれば、3月9日時点では2回目接種日の6カ月後から接種が可能です。

Yahoo! MAPアプリ(iOS版・Android版)では、2月24日に「3回目 コロナワクチンマップ」の提供を開始しました。3回目の新型コロナワクチン接種に対応している接種施設・医療機関を地図上で簡単に確認でき、目的地までのルート検索、ナビゲーションまで確認が可能です。
3月9日時点で、3回目のワクチン接種率は全人口の26.8%(※)で今後、ユーザーの関心やニーズがますます高くなると予想されます。
そこで、今回はサービスの責任者に、「3回目 コロナワクチンマップ」の使い方や工夫ポイント、注力しているテーママップの今後の展望などを聞きました。

新型コロナワクチンについて(首相官邸)

山口玲弥(やまぐち・れいや)
2011年にヤフー入社。Yahoo! JAPANトップページや特集ページなどを経て、現在、Yahoo! MAPのサービスマネージャを務めている。

「3回目 コロナワクチンマップ」の使い方

まずは、アプリを起動後、ピンク色で囲んでいる「ワクチンマップ」をタップするか、画面下部を引き上げて「コロナワクチンマップ」のカードをタップしてください。

  • 画面の注意事項をご確認いただいてから、「閉じる」を押すと、周辺の接種施設・医療機関が表示された専用マップが開きます。
  • お近くの接種施設・医療機関を調べたい場合は、画面右下で、桃色の丸枠で囲まれている「現在地ボタン(矢印マーク)」をタップしてください。
  • 表示されている地図の周辺に対象の接種施設・医療機関がない場合は、地図を拡大または縮小してみてください。
  • 地図上で、調べたい施設・医療機関のピンをタップすると、画面下部に、「施設情報」、「施設住所」、「ワクチン種別」、「自治体サイト」ボタン、予約方法(「電話」「ネット」「LINE」)ボタン(※)、「施設詳細」ボタン、「ルート検索」ボタンが表示されて、ボタンをタップすると遷移します。
    ※自治体が「予約可能」と情報発信している施設が表示されます。
  • 接種施設・医療機関までのルートを調べたい場合は、「ルート検索」ボタンをタップしてください。

使い方をまとめた動画も作成しましたので、こちらもご覧ください。

ユーザーのどんな課題を解決するために実装したのか?

3回目の新型コロナワクチン接種では、1、2回目で接種が実施された接種施設や医療機関が対応していないケースもあります。そのため、3回目の接種に対応している施設が気になるユーザーも多くいらっしゃるのではないかと考えました。
また、自治体のウェブサイトなどで確認をしなければならず「不便を感じている」、「1、2回目とはワクチンの種類を変えたい」、という声もありました。
そこで、ユーザーが地図上から簡単に近くの施設とワクチンの種類まで探せて、目的地まで迷うことなく、ナビゲーションする機能を開発しました。
なお、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、京都府、兵庫県、広島県、福岡県に関しては、ユーザーからの要望が高い「無料PCR検査場マップ」も2月18日から公開しています(※)。その後、大阪府、愛知県、北海道、滋賀県、奈良県、岐阜県、佐賀県、和歌山県、静岡県、栃木県、宮城県、沖縄県、三重県、富山県、山梨県も公開しました。地図上に表示された施設情報のピンをタップすることで、無料PCR検査と無料抗原定性検査の実施有無などが表示できます。
※無料のPCR検査および抗原定性検査は、無症状の方(発熱などの症状がない方)が対象です。ご自身が無料検査の対象になっているか、検査キットの不足が起きていないかなど、詳細は各自治体のサイトで事前にご確認ください。

無料PCR検査場マップ

開発で工夫したところ、大変だったところは?

厚生労働省の「コロナワクチンナビ※」に加えて、各自治体の公表内容から自社で一部の情報を収集して作成しました。厚生労働省が膨大な情報をまとめてくれていますが、さらに、正確性を担保するために目視で各自治体の公表内容も確認しています。

UI(ユーザーインターフェース)では、該当施設・医療機関に大きく関連しない情報は極力表示せず、“わかりやすさ”に重点をおいてデザインしています。コロナワクチン接種は、すべての国民に関係があり、ご高齢の方なども多いため、「ワクチン接種会場を探す」という目的に重点を置いて、少しでもシンプルにすることを心がけました。ユーザーにわかりやすくていねいに案内できて、目的地までしっかりリードできるというナビゲーションがYahoo! MAPの強みであり、それを生かしたものにできていると思います。

感染率もそうですが、世の中の状況が刻一刻と変わっています。コロナワクチン接種可能な間隔も政府が予定していた8カ月から6カ月に短縮されました。
私たちは3回目のコロナワクチンマップの提供に向けて年末ごろから情報収集を始めていました。いつ開始するのがユーザーにとって一番良いのか、タイミングの見極めが難しかった部分はありますが、しっかり分析して進めることができました。「新型コロナワクチンマップ」のユーザーがSNSで投稿したコメントを見ると、一定数の評価をしていただけているようです。ユーザーのみなさまから必要とされる機能を提供できたことを実感しています。

コロナワクチンナビ(厚生労働省)

テーママップの今後の展望とは?

「新型コロナワクチンマップ」もそうですが、テーママップには特定のテーマで、「ユーザーが目当ての場所を地図上から簡単に探せて、スムーズに行動できる」というコンセプトがあります。テーマは、新築マンション、クーポン、観光など豊富にあり、目的地までのルートも簡単に確認できます。
3月10日には、地図上で桜の開花状況がピンで確認できる「全国桜開花マップ2022」機能の提供を開始しました。コロナ禍で足を運びづらい状況ではありますが、季節の移り変わりが地図から感じ取れます。こういう状況だからこそ、お出かけ目的以外でも、ぜひ見てほしいですね。私も桜が好きですが、一年に一度の機会であり、みんなが楽しみにしているはずですから。

約半年で700近いテーママップの作成に挑戦してきました。これからも同等のペースで提供し、ユーザーのニーズにも細やかに対応しながらアップデートしていきたいと考えています。
テーママップでは、外部のパートナーとも積極的にコラボレーションを行っています。たとえば、「観光マップ」ではJTBパブリッシングさんと、「ラーメンマップ」ではラーメンデータベースさんと連携しました。
すでに知見を持っているところと一緒に進めることで、情報の信頼性を担保できるだけでなく、深さや広さ、スピード感を出せますし、お互いのシナジーを生み出せます。ユーザーのみなさまに地図上から目的地を探してもらい、ご案内するところまでをサポートでき、プラスαの価値を提供できることも大きな強みです。Yahoo! MAPでお気に入りのテーママップを見つけていただけたらうれしいですね。

【関連リンク】

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