みなさんは、身に覚えのない宛先から突然届いたメールにファイルが添付されていたことはありませんか?
いわゆる迷惑メールは、あからさまにあやしいとわかる(出会い系メールのような)ものから非常に手の込んだものまで、幅広くあります。迷惑メールの中には、あらかじめセキュリティシステムを通過するかどうかを確認したうえで送信されるものもあります。
今回は、迷惑メールの攻撃の被害にあわないために守っていただきたいポイントをお伝えします。
身に覚えのない添付ファイルは開かない
メールに添付されたファイルを開いてしまうと、それが危険なファイルだった場合、すぐにウイルスに感染してしまうおそれがあります。
これまで、ウイルスに感染させる目的で送られるファイルは、拡張子が「.exe」などの実行ファイルが主流でしたが、最近はExcelやWordファイルを添付する迷惑メールが増えています。
これらのファイルは普通のExcelやWordファイルに見えて、実はマクロなどにウイルスが仕込まれていて、実行したコンピューターを感染させてしまう仕組みです。
ExcelやWordは普段の仕事でもよく使われるファイルのため、危険なファイルかどうかをすぐに判断できないかもしれませんが、少しでも疑わしいファイルが添付されていたときは、決して開かずにすぐにメールを削除してください。
また、もし危険なExcelファイルを開いてしまった場合は、マクロを有効にするかどうか聞かれたときに「無効にする」を選んでください。
お得な情報や恐怖心をあおる言葉は特に注意
「当選した!」や「何かプレゼントする!」のほかにもよく見るのが「5,000万円振り込みたいのですが」など。人の欲望につけ込むものも増えています。また、「不正ログインされた」や「お金を振り込まないと弁護士や警察から連絡がいく」など、恐怖心をあおるようなメールも…。
運送会社や通販サイトなど、よく知っている企業名(特に大手企業)やサービス名、友達の名前などをかたってメールを送ってくるのが、「なりすましメール」の特徴です。
「何かあやしい」と気になった時点で、まずは送信元のメールアドレスを確認し、身に覚えがない場合は、これらのメールに記載されたURLをクリックする前にメールごと削除してください。
Yahoo!メール「迷惑メールフィルター」の設定方法
Yahoo!メールでは「開封すると危険」と検知されたあやしいメールについては、文面や配信元などの解析や分析を行った上で、あやしいメールを迷惑メールフォルダーに自動的に振り分ける仕組みになっています。
「迷惑メールフィルター」機能を設定しておくことで、添付ファイルの有無も含め、その他の条件と複合的に判断し、以下の処理を行います。
- 「迷惑メールフォルダー」へ振り分け
- そのメールの受信自体をブロック
初めてYahoo!メールをご利用いただくときは、「迷惑メールフィルター」が設定された状態になっています。「迷惑メールフィルター」の設定は、スマートフォンブラウザー版またはパソコン版でのみ設定できますので、きちんと設定がされているか、ぜひ一度ご確認ください。