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2018.12.13

インフルエンザの急拡大がビッグデータで判明 間もなく「流行入り宣言」の可能性

インフルエンザの急拡大がビッグデータで判明 12月10日週にも「流行入り宣言」の可能性

こんにちは、「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」チームです。

ビッグデータレポートでは毎年、Yahoo!検索のデータから分析したインフルエンザ感染状況をお知らせしています。昨年も「ビッグデータ分析でみるインフルエンザ感染状況:2017-2018」のレポート上にて、毎週「厚生労働省の定点患者数予測数値」と、全国のリアルタイムの流行状況を可視化した「インフルエンザ状況マップ」を更新して報告しました。

今年のデータを調査したところ、まもなくインフルエンザの流行入り宣言ラインに到達しそうということがわかり、一足早く速報レポートを公開いたしました。
「インフルエンザ流行入り宣言」とは、厚生労働省より毎週報告されている「インフルエンザ定点当たり報告数」の定点あたりの数が1を超えたとき宣言されます。12月7日に厚生労働省より公開された数値は「0.93」。この数字を基準にYahoo!検索データを使ったロジックに当てはめると次回の公開時(2018年12月14日)の数値は「1.13」になるとみられ、流行入り宣言の基準である「1」を超えるとの予測値が出ました。

(図1)検索データから推定されるインフルエンザ患者報告数

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この図はYahoo!検索のデータを用いて分析した厚生労働省の発表より早く定点あたりの患者報告数を予測した数値を比較したグラフです。その結果、2018年冬のインフルエンザの流行入り宣言は間もなくラインを超えるとみられます。

昨冬のインフルエンザ流行入り宣言は12月1日ですので、予測値どおりの結果となればやや遅い流行入りですが、この10年間では2009年の新型インフルエンザ流行の特殊要因(この時は8月の時点で定点報告数が1を超えていた)を除くと、2011年と同じく4番目に早い流行入りとなりそうです。
もちろん予測値にはブレがありますので流行入り宣言の数値に達しないこともありますが、直近のデータでも患者数が増えている傾向に変化がありませんので昨年より早めのインフルエンザ対策をおススメいたします。

引き続き、Yahoo! JAPANビッグデータレポートをよろしくお願いいたします。

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