Yahoo! JAPANは、2017年8月21日(月)から25日(金)の5日間、「ダイバーシティウィーク2017」と題して、一人ひとりがダイバーシティを考えるきっかけづくりを目的としたイベントを開催しました。
紀尾井町での開催初年度である今年は、以下のコンセプトを掲げました。
みんなの自分らしさから「!」がうまれる
~ひとりひとり違うからこそ、“自分らしさ”がある。みんなの“らしさ”をかけあわせ、「!」なイノベーションをうみだすYahoo! JAPANへ~
それぞれのイベントの企画・運営は、有志で集まった社員が中心となって、人事と連携しながら実現。社内外を巻き込んで開催したイベントの様子をご紹介します!
社員食堂に、ダイバーシティブースと30種類の海鮮ちらしずしが登場!
イベント初日、社員食堂では限定特別メニュー「30種類の具材をのせた1kgちらしずし」が登場。「多様性」をイメージしたちらしずしを仲間と食べながら、ダイバーシティウィークの話をする社員の姿が見られました。
話題のジェンダー論「男性学」講演会
講演の第1弾は、大正大学心理社会学部准教授の田中俊之さんをお招きし、「男性学から学ぶ、自分らしい人生を選ぶヒント」と題してお話いただきました。
ユニリーバ・ジャパン Team WAA!セッションとコラボ
Team WAA!セッションとは、誰もが生き生きと自分らしく働き、豊かな人生を送れるような「新しい働き方」に共感し、実現していこうとするユニリーバ・ジャパン Team WAA!(※1)の取り組みです。
今回は、ユニリーバ・ジャパンの島田由香さんのご協力のもと、Yahoo! JAPANとのコラボレーションとしてコワーキングスペース「LODGE」で開催しました。
セッションでは大企業の若手有志団体のプラットフォーム、One JAPAN代表の濱松誠さんをゲストスピーカーに迎え、「巻き込み力」をテーマにグループワークを行いました。

グローバル カレーNightで社内異文化交流
2日目の夜は、社内の外国籍社員と共に本格的なインドカレーを食べる、ヤフー内異文化交流イベント「グローバル カレーNight」を行いました。
司会はインド出身のエンジニア・ プラサドと、カレーYouTuber「ジュピター石田」としても活動している石田。
おいしいカレーを食べながら、自国文化の話やヤフーのダイバーシティについてのディスカッションを行いました。
ダイバーシティワークショップを開催
3日目・4日目は、ヤフーの新任管理職向けに行っているダイバーシティ研修を一部アレンジしたワークショップを開催。統計数値を用いて世の中の環境の変化を理解し、ゲームや対話を通じて「無意識のバイアス」や人と人の「深層的な違い」について学びました。
当日は、社内外の多様な人たちがワークショップに参加しました。対話を通じて、価値観の多様性を参加者自らが体感できるイベントでした。


「ゆるスポーツから学ぶ 弱さのチカラ」を開催
ダイバーシティウィークの最終日は、世界ゆるスポーツ協会(※2)代表の澤田智洋さんをお招きして、ゆるスポーツを体感しながら「自分らしく」イノベーションを起こすヒントを学びました。
まず、ゆるスポーツの1つ「ベビーバスケ」を全員が体験しました。このスポーツは、激しく動かすと大声で泣き出してしまう特殊なボールを使ったバスケットボール。泣かせないように、そっとパスして、そっとキャッチする。
プレーヤーの母性が試される、世界一ゆるい(?)バスケットボールです。
続いて、澤田さんによるプレゼンテーションが行われました。
「3461万。これは日本における65歳以上の人口累推計で、去年9月の総務省の数字です。
787万。これは身体障害者手帳をもっている人口(平成26年内閣府資料より)。高齢者と障がい者は日本にこんなにいる。全体の33%、つまり3人に1人だと認識することからはじめましょう」
「弱さの革新(Weakness Innovation)」をライフコンセプトにさまざまな活動に取り組んでいる澤田さん。ゆるスポーツを始めたきっかけは、もともと自身がスポーツが苦手だったからとのこと。
あえて弱さに着目することで、本質的な課題設定や新しいマーケットの創出につながっていくことを実体験から語っていただきました。
「ダイバーシティウィーク」5日間を通して
Yahoo! JAPANは、多様な人財が最大限の能力を発揮することで、企業ミッションである「情報技術で人々や社会の課題を解決すること」を目指しています。
経験・価値観・ライフステージ・属性の違いにかかわらず、社員一人ひとりを尊重し、活躍できる土台をつくるため、主に女性・育児・LGBT・障がい者・グローバルなどをテーマとした、有志社員のプロジェクトによる課題解決を中心に取り組んでいます。
今回開催した「ダイバーシティウィーク2017」は、ダイバーシティを考えるための1つのきっかけにすぎません。
これからも、社員一人ひとりがダイバーシティへの理解を深めるため、継続した取り組みを行ってまいります。