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2016.07.06

「テクノロジーを楽しむイベントに」Hack Day Sparks 2016

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アメリカのYahoo! Inc.で行われていたエンジニア向けのイベント「Hack Day」。
「このイベントを日本でもやってみよう」「エンジニアが作りたいものを作れる場がほしい」という声をきっかけに、2007年からYahoo! JAPANでも開催しています。
最初は社内のイベントでしたが、回を重ねるごとに一般の方も出場できる「Open Hack Day」や、大学で開催される「Hack U」など、形を変えながら大きく成長してきました。

今年の夏の「Hack Day Sparks 2016」は、さらなる進化をとげるとのこと。
初回から運営に携わっているHack推進部の武居に、今回の見どころや、「Hack Day」への思いなどを聞きました。
「Hack Day」プロジェクトメンバーは、兼務メンバーも含めると約30人いるそうです。

今年のHack Day は「誰でも楽しめるテックフェス」

- まず、今年の「Hack Day Sparks 2016」について教えてください。

武居:
今回開催する 「Hack Day Sparks 2016」の一番の特徴は「誰でも楽しめるテックフェス」だという点です。

「Open Hack Day」は誰でも出場できて作品をつくって発表し、それを誰でも見られるイベントですが、今回は、もっとテクノロジーを体験してもらい、楽しんでもらうことを一番の目的にしています。  
テクノロジーに興味がある人、IT系の人、ガジェットが好きな人、ドローンに興味がある人など、デジタル系のメディアが好きな人すべてが対象です。
また、三連休最終日ということで、今回は初めて親子でも楽しめるイベントも用意しました。

- 今回のイベントの一番のオススメを教えてください!

ヤフーのイベントでしかできないという観点でいうと、UXデザインの黒帯である瀧さんが中心に開催する「アイデアを身近なもので形にしてみよう」というワークショップはヤフーの課題解決のための考え方を体験できるものになっています。
自分のアイデアを形にするモノづくりの流れを体験することで、ヤフーならではのモノづくりを知っていただけると思いますので、ぜひ参加してみてください。

また、IoTを体験できるmyThingsアプリのワークショップも、ヤフーのイベントだから体験していただけるものになると思います。

- 「Hack Day」についてもう少し教えてください。

Hack Dayは2007年から年2回、社内イベントとして開催しています。
2012年からは、夏は社内イベントとして(Hack Day 1~12)、冬は一般公開イベント(Open Hack Day 1~3、Hack Day 2016)として開催してきました。  

私は立ち上げから関わらせてもらっています。9年の間には、参加者が減ってしまった時期もありました。「Hack Day」は社員があくまで自主的に実施しているイベントなので、出場者が集まらなければ終わってしまう可能性もあったので、ここまで大きくなったと思うと感慨深いですね。

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(2016年2月に開催した「Hack Day 2016」の開発風景)

毎回、必ず新しいことにトライしています

このイベントは来年で10周年をむかえますが、毎回必ず新しいことにトライしていて、前回とまったく同じイベントということは1回もないんですよ。
社内イベントだった「Hack Day」を、2012年に「Open Hack Day」として社外の人も出場できたり、見に来られるようにしたこともとても大きな変化でした。
それまでは、どんなにユニークなアイデアが出ても、社内のイベントだったので、社外の方に知っていただくことはできませんでしたが、オープンイベントになったことで、ヤフーの「Hack Day」の面白さを外に伝えられるようになったんです。

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(2016年2月に開催した「Hack Day 2016」の発表風景)

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(女性の出場者も増えているそうです)

外部からの出場者は年々増えています。 「Open Hack Day」の第一回は参加者の約7割がヤフー社員でしたが、最近は一般の学生さんやクリエーターさんも出場してくださるようになりました。前回の「Open Hack Day」は約半分くらいが一般の方でした。一般のクリエイターからも注目されるイベントになったと感じます。

また、ヤフーへの入社を検討している学生の出場も受け入れ、ヤフーの社員と一緒にチームを組んで開発してもらっています。入社前に社内の雰囲気がわかるので親しみが持てると喜んでもらっています。また、大学で開催している「Hack U」イベントで優勝したチームの学生たちも出場しています。  
去年私と一緒に出場した2人の学生さんは、入社後に「Hack Day」プロジェクトにも入ってくれたんですよ(^^

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(2016年2月に開催した「Hack Day 2016」の受賞者たち)

2012年からは、学生向けの「Hack U」というハックイベントの運営もしていて、毎年10校以上でイベントを開催しています。去年は中高生向けのハックイベントも夏休みに開催しました。
「Hack U」は、まだ実際にプロダクトをつくったことがない人向けのイベントで、ヤフー社員がチューターとして参加するので、わからないことがあったら社員からアドバイスを受けながらものづくりに取り組んでもらっています。ものをつくる楽しさを感じてもらい、ゆくゆくはIT業界に入ってくれたらいいなと思います(^^

チューター役を務めたヤフー社員は、このイベントで学生に教えることで自分が整理できていなかったことがはっきりするなど、多くのことを得られているようです。「Hack U」に参加した社員がそのまま「Hack Day」のプロジェクトメンバーになってくれることも多いです。

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(大学生を対象にした  「Hack U」イベントの様子)

- 「Hack Day」プロジェクトが今後目指すものを教えてください!

世界的にも「日本でテックフェスといえばヤフーのHack Dayだよね」と言われるようになりたいですね。いきなり世界中から出場者を集めることは難しいかもしれませんが、まずはアジア中の人たちが参加してくれるようになったらいいなと思います!

- このイベントは毎回、社内のエンジニアたちが楽しそうに参加している様子が印象的なのですが、楽しいイベント作りの 秘訣(ひけつ) は何ですか?

イベント自体の熱意が高いこと、つまり運営側のモチベーションが高くないとそのイベントはうまくいかないと思っています。運営する側が一番楽しんで、モチベーションが高いイベントでないと、出場しても面白くないと思うので、そこを一番大切にしていますね。

「Hack Day」は「やりたい人だけ」で運営していること、そして、メンバー自身も出たいと思えるイベントを毎回つくっています。自発的に「本当に楽しいものをつくりたい」と思って運営するメンバーがいなくなった時、このイベントは終わるのだろうと思います。

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(「Hack Day 2016」でスタッフを統括する武居)


「約10年、ずっと Hack Dayに関わっていますが、飽きることはないです!」という言葉が印象的でした。
バージョンアップした今年のHack Dayに、ぜひ足を運んでみてくださいね!(^^

Hack Day Sparks 2016 見る・触る・作るが体験できるインタラクション展

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【関連リンク】

日本最大級のハッカソン「Hack Day 2016」を開催しました

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