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2016.07.05

ネットへの書き込みは慎重に! 子どもの防犯対策を考える

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ヤフー社内で月に1回開催している「パパママカフェ」。
お昼休みの時間を利用して、気軽に子育ての悩みやノウハウなどを話す場として、パパママ社員がお弁当持参で集まっています。
毎月話すテーマを決めて開催しており、6月はヤフーにインターンとしていらしている警察の方から「家庭の防犯対策について」お話を聞きました。
身近な防犯対策ということもあり、セミナールームには座りきれないほどのパパママ社員が集まりました。いつもはワイワイにぎやかなパパママカフェですが、今回はみんな真剣モードです!

不審者に関する通報は「声かけ」が最多

子どもの身を守るために注意すべきこととして、まずは不審者対策の話からスタートしました。不審者に関する通報は、「声かけ」が最多であることから、「声かけ」事案の実例を交えて、対策を教えていただきました。

「声かけ」とは:
18歳以下の男女に対して、犯罪行為に至らない前兆段階の「声をかける」「手を引く」「肩に手を掛ける」「後をつける」などの行為
(久留米市ホームページより)

・ 女の子だけでなく、男の子も「声かけ」の対象になりうる(対象者の4分の1は男の子)
・  一人で外出する機会が増える小学校2年生くらいから「声かけ」の対象となることが多い
・ 登下校時や、お友達と遊んでいるときに狙われやすい

という傾向が見られるということでした。(千葉県警の調査による)

では、子どもを守るにはどうしたらよいのでしょうか。具体例として、以下のような策があげられました。

・ 自分の身を自分で守らせる:手をのばされたとき、捕まえられない距離を保つ
・ 危険な場所を認識し、近づかせないようにさせる:近所で死角となりそうな場所、  たまり場になるような場所を認識しておく
・ 防犯ブザー、ホイッスルなどを持たせる
・ 逃げ込める場所を教える:「こども110番の駅」、コンビニエンスストアなど

そして、ほかには、子どもの行動を日頃から把握しておくことで、「普段と違うな」という“気付き”につながりやすいということや、不審者情報や防犯情報をこまめにチェックすべきという対策があげられました。

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(防犯に関する問題が出され、正解者にはノベルティのプレゼントも)


ネットに書き込む情報は、自宅の表札の下に書くことができる情報にとどめる


後半は、社員の防犯に関する日頃の疑問について、警察の方とパパママ社員のディスカッション方式で話をしました。社員から出た対策や、警察の方からのアドバイスを交えてご紹介します。

Q:「子どもが危ない目にあったとき、何と叫ぶのが良いですか? 」

・  大きな声を繰り返し出すことで、不審者へのけん制効果は期待できるのは
・ 意外に日常では大声を出すことが少ない。大声の練習をしておくのもよいかも

Q:「声かけされてしまったとき、どのような対応をさせるべきですか? 」

・  (誰かに)「言ってくる、聞いてくる」と言って、まずはその場から離れさせる
・ 捕まえられないよう、距離は保つように言ってきかせておく

Q:「ソーシャルメディア上などに掲載される子どもの写真。どのくらい過敏になるべきか? 」

※警察の方からのコメント

・ 公開された写真は犯罪に使われることも多々あり、場所も簡単に特定されてしまう
・ 国をまたいで悪用されてしまう例もある
・ 考え方として、写真に限らず、ネットに書き込む情報は、自宅の表札の下に書くことができる情報にとどめる

最後に警察の方から「防犯全般に関しては“意識を持つこと”、“どうしたら被害にあわないかと考えること”が重要です」という言葉をいただきました。

参加者からは、
「不審者との距離のとり方について、早速今夜子どもに話してみようと思いました」
「表札の下に書けない情報はネット上に書き込むことは控える、という話がとてもわかりやすかったです」
「今まで“声かけ”だけで済んでいただけかもしれないと気付き、ぞっとしました。“声かけ”されたときの対応をロールプレーイングしておきたいです」
などの感想が寄せられました。

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(警察の方のユーモラスな語り口に、参加者がどっと笑う場面も)

防犯対策というと、どうしても怖い話ばかりになってしまいがちですが、警察の方の軽快で、ユーモラスな語り口に、参加者からは笑いが起きるなど、あっという間の1時間となりました。
会場をあとにする参加者の、「帰ったら子どもに言っておこう!」という言葉が印象的でした。


なおヤフーでは、今回お話くださった警察の方のほかにも、裁判所の判事補を中期研修受講者として受け入れています。ヤフーの取り組みを学んでいただいたり、官公庁の知見をアドバイスいただくことで、安心、安全なサービス実現を目指しています。

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