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企業情報

2015.10.22

健康推進センターのお仕事:健康診断の受診率100%を目指して

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今回は、社員が1年に1度受診している「健康診断」について、健康推進センター健康業務推進の大坪さん、保健師の大石さん、産業看護師の竹内さんにお話を聞きました。  

- 社員みんなに健康診断を受けてもらうために苦労していることはありますか?

大坪:
みなさん忙しいので、予約した日程で受診できない方がかなり多いです。
月末に、その月の健診を未受診の人を確認し「再予約をしてください」と連絡していますが、再予約の時には、希望の健診センターの予約が取れないことが多いようで、なかなか未受診の方は減っていかないですね(^^

健診を受けられるのは年度内で1回と決まっているので、3月に受けられないとその年度の受診を逃してしまうんです。
再予約と受診をしてもらうまでメールを本人に何度も送り、それでも受けてもらえない時は、上長や所属部署の人事からも予約を促してもらったりします。

- 社員の健康診断の受診率はどれくらいですか?

大坪:
去年(2014年)は99.2%、一昨年は99.7%でした。この、受診率99%を維持したいので毎年必死になって催促しています(^^
催促する作業は大変ですが、受診率をもっと上げたい、1人でも多い人に健診を受けてもらいたいと思いながらやっているので苦にはなりません。

- 健康診断の結果が戻ってきてからは、社員にどのようにはたらきかけるのですか?

大石:
まず、各部門担当の産業医が健診結果を確認します。その結果、面談対象になった人と私たち保健師が面談していきます。
症状によっては、他の病院への受診や再検査を勧めたりもしますし、生活習慣を改善するためのアドバイスもしています。

竹内:
若い世代はまだ、健診結果で再検査になることはほとんどないと思いますが、健診を自分の体と向き合うきっかけにしてほしいです。

- ところで、ヤフー社員の朝食欠食率はどれくらいなのでしょうか。

大石:
健診前に提出するアンケートによると、週3回以上朝食を食べていない人は、男性は39.7%、女性は34.2%となっています。
全国だと10~15%なので、ちょっと多いと感じています。

残業して、22~23時くらいの遅い時間に夕飯を食べる方も多いので「10時に出社したら、すぐお昼ご飯だから食べなくても大丈夫」という方もいます。
ただ、朝食を抜いてしまうと、食べていない時間が長くなるため、昼食をより吸収して太りやすくなってしまうんですよ。頭を使うためのエネルギーである糖質も不足しているので、午前中の仕事に集中できないことも考えられます。

体のリズムを整えるという意味でも、朝、少しでも何か食べる習慣はあったほうがいいと思います。

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(イメージ:アフロ)

- 健診結果のここを特にしっかり見てほしい、という項目はありますか?

大石:
体重の増減や、どこかに異常があるのか、ないのか。再検査が必要と書いてあるのにそれを放置していないかを確認してほしいです。
体重に関しては、問診票に20歳から10キロ以上太ったかどうかの確認項目がありますが、これに該当する方は少し気にしてもらえればと思います。

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(イメージ:アフロ)

竹内:
健診結果から、自分には健康でいるために何が必要なのかを見ることが大切だと思っています。
「悪いところが何にもない」とわかるだけでも、今の生活を続けていけば健康でいられるのかなと安心できると思います。逆に、たとえば貧血という結果がでたら、食生活に気をつけようとか、肝機能の数値が悪かったら、飲み過ぎや脂肪肝かもしれないと意識するきっかけになります。
健診は、自分の健康についての気づきを得るためのものだと思ってもらいたいです。

大石:
この会社の経営陣は健康に気を遣っている方が多いので、その意識が社員にもっと浸透していくといいなと思っています。

1日30分以上の運動を2回以上やっている人は、男性17.8%、女性11.8%。
10人に1人くらいしかいないので、かなり少ないんですよね……。

大坪:
若い時から、運動する習慣をぜひつけておいてほしいと思います。
その習慣があるとないとでは、30代後半になってから、健康状態がかなり違ってくるはずですよ。

竹内:
健康推進センターでは、日常の中での活動量を増やせるよう、社内ではできるだけ階段で移動して、消費カロリーを増やしましょう、などの提案をしていきたいと考えています。
少しずつでいいので、活動量を増やすことを意識してもらえればと。

大坪:
この会社での仕事は、ほとんどがずっと座ったままパソコンで作業したり、会議したりという「軽作業」なので、ほとんどカロリーは使わないですからね……。
朝、社内のカフェで、かなりがっつりした食事パンを何個も買っている人を見ると、カロリーの摂り過ぎでは? とちょっと心配になってしまいます(^^

大石:
自分にとって必要な摂取カロリーを知っておくことも大切です。それだけでも「このパンを食べるのはやめておこう」と思うきっかけになるかもしれないですよね。

参考)1日に必要な推定エネルギー必要量の計算方法

- 社員の健康のためにこれから取り組んでいきたいことを教えてください!

大石:
メタボ対象者へのサポートを続けていきたいです。
これまでは食生活のことまでそこまで意識していなかったという方が、昼に食べるものを揚げ物からおそばにしたり、ご飯の量を減らしてくださったりするとうれしいです。

食事の改善は、運動よりは取り組みやすいと思うので、できるところから少しずつ意識してもらえるといいなと思います。

竹内:
大盛りを普通盛りにしただけでやせた、という人も多いんですよ(^^

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(これは明らかに盛りすぎです……。イメージ:アフロ)

- 社員のみなさんに伝えたいことはありますか?

大坪:
私たちだけからの催促では限界もあるので、上長の方からもメンバーに「健診予約した?」「健診受けた?」と声をかけてもらえたらうれしいです。

竹内:
ちょっと堅い話になってしまいますが、上司は部下の労務管理をする役割もあります。その中には健康管理も含まれているので、メンバーが健診を受けたかどうかも気にかけてもらえたらうれしいですね。

全員:
社員のみなさんが仕事も遊びも元気で取り組めるように、ご自身の健康管理のきっかけづくりに健康診断を役立てていただけたらと思います。

【関連リンク】

<社員の「元気」を創る>健康推進センターのお仕事:メタボ・禁煙編
<社員の「元気」を創る>健康推進センターのお仕事:体と心の健康を守るために

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