今回は、新卒4年目の広岡さんにお話を聞きました。
- カメラ隊に入ったきっかけを教えてください!
大学時代から一眼レフカメラで写真を撮っていました。ヤフー入社後、所属している部署の懇親会や新年会などの撮影をしていたところ、カメラ隊隊長の隼田さんから声をかけてもらったことがきっかけです。
同期の片山くんがすでに入っていて隊の存在は知っていたので、ぜひ参加させてください、と入りました。
- 一番印象に残っている案件は何ですか?
X BRANDで担当したファッションショーの撮影が一番印象に残っています。
・神戸コレクション2014 AUTUMN/WINTER
この特集ページで使った写真の撮影をすべて1人で担当しました!
昼の12時から夜21時ごろまで、4000枚くらいは撮ったと思います。そんなに長時間撮り続けた経験は初めてでした。担当は自分だけだったので、1枚も撮り逃せない! ととにかく必死に撮ったことを覚えています。
ファイナルまで撮るうちに、だんだん完成度が上がっていくのを自分で実感し、1日でここまで上達できるんだと思いました。
この案件を最後まで撮りきれたことはとても自信になりました。公開されたサイトで使われている写真が全部自分のものだということもとても嬉しかったです(^^
通常の大きなイベントの案件だと、自分の写真が使われることは一部だったりするので・・・・・・。
- プライベートではどんなものを撮っていますか?
今回インタビューしていただくにあたり、写真を集めてみたんです。でも、今回持ってきた約130枚のうちの半分以上が「ダンボー」(※)の写真でした(^^
(※)マンガ「よつばと!」に出てくるキャラクター
ヨーロッパに旅行した時にも連れて行って撮影したんですよ!
・・・・・・写真を見せていただきました。とってもかわいかったです!
ダンボー以外ですと……街中で見つけて気になったものを撮ることが多いです。休日にでかける時にはできるだけカメラを持ち歩くようにしています(^^
また、昨年からフィルムカメラの魅力にはまっています!
カメラ隊で開催された「フィルムカメラについて語る会」に参加したのをきっかけに興味を持ちました。
この道具でシートを見てみてください。

……おお! これは楽しいです!
デジタルで撮った写真とは違う、ずっとのぞいていられるような独特の世界観があって、時間を忘れて見てしまいます。
まるで本当に、この世界の中に行けてしまうような感覚になるんですよ。
デジタルカメラは複数枚撮って後で確認して、いいものだけを残すという撮り方をしますが、フィルムカメラだと1枚1枚への力の入れ方が違うように感じます。
- これからどんなものを撮ってみたいですか?
まだまだ撮ってみたいものがたくさんあります! たとえば通勤途中や普段街中を歩いている時もできるだけ視野を広くしていたいですね。他の人とは違う目線で「おっ?」と感じた面白いものを撮りたいです。
- たとえばどんな時に「おっ?」と思いますか?
以前、フランスのルーブル美術館に行った時には「モナリザを見ている人たち」の写真を撮りました。
館内は自由に撮影ができるので、モナリザの前に大勢の人が集まって撮影していました。でも「モナリザを見ている大勢の人たち」の風景のほうが、これだけの人たちが夢中になっているモナリザの絵のすごさがわかるのではと思いました。
こんな風にあえて目線を変えてみた時に、面白い写真が撮れることがあります。

ロベール・ドアノーという方の写真がとても好きで、時々意識して雰囲気を似せて撮っています。日常の何気ない風景を魅力的に撮れるようになりたいです。
- カメラ隊のメンバーと一緒にやってみたいことはありますか?
みんなで同じ場所に出かけて撮影会をしてみたいです。
先輩方ひとりひとりに違った持ち味や個性があり、画角や撮り方、撮る位置なども様々なので、ひたすら風景を撮る人がいたり、その様子を遠くから撮っている人がいたり、女子撮りの小堀さんは女性カメラ隊メンバーにポーズをとってもらって撮影するんだろうな、などと想像すると楽しいです。
きっと、同じ場所に行ったとは思えないくらい違う写真ができあがるのだろうなと思います。
写真の上映会もやってみたいです。ストーリーをとても大切にする方が多いので、思い入れを聞きたいです!

- カメラ隊に入って一番よかったことは何ですか?
案件を依頼してきた方に、喜んでもらえることがとてもうれしいです!
以前、ヤフオクのリユースの特集でフィンランド大使館の参事官を撮影した時に「この写真がすごくいいので、家に飾りたい。こんなによく撮れているのは初めてです」と言っていただきました。
そういう反応をもらった時は、カメラ隊みょうりに尽きると思いますし、活動していてよかったと思います。
依頼者が私を頼りにしているという思いがあるので、毎回「変な写真は絶対に撮れない! 落とせない」という責任感を持って撮影にのぞんでいます。
- これからの目標を教えてください!
目線をちょっと変えてみた「面白い」瞬間を見逃さずに撮影していきたいです。
以前先輩から「卓上カメラマン」と呼ばれたことがあります。「ザ・牛乳」という面白い商品名のレシートがあって「これは面白い!」と思い、家のテーブルの上で撮影した写真をFacebookに投稿したことからです。

「ちょっとしたことを面白く撮る」ことが自分の持ち味なのかな、と思っています。いつか、先輩方のように「○○撮りと言えば広岡くん」と言われるようになれたらうれしいです!
