ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社のコーポレートサイトはこちらです。
当ページに記載されている情報は、2023年9月30日時点の情報です。

企業情報

2015.08.11

ヤフーオフィス 大阪で高校生向けミニインターンシップを実施

画像

先日、大阪オフィスで高校生を対象に、ミニインターンシップを実施しました。
実際のサービス企画、開発、リリースまでの一部を模擬体験することで、サービス企画と開発プロセスで大事なことを学んでもらうことがねらいです。

サービスを考える上で大事なことは、以下の3つ。

1)なぜ、そのサービスを作ろうと思うのか? 
2)どんな(世の中の)課題が解決するのか?
3)ワクワク・ドキドキ する、またはすごく使いやすい! か?

これらを意識しながら「自分たちが毎日使いたいと思うアプリやサービス」を考えてもらいました。

【1日目:ブレスト】

身近にある課題をブレスト(※1)して分類し、作りたいサービス像をまとめました。
(※1)ブレスト(ブレインストーミングの略):否定的にならず自由にアイディアを出し合う手法

各チームから出てきた、解決したい課題は以下の4つ。

チーム1:スマートフォンをより使いやすくしたい
同じ端末でタブを二つ開いて作業できない、ロック解除しないとアプリが使えない、画面が小さくて、動画に迫力がない
チーム2:携帯電話の紛失問題
携帯電話を落とす、携帯電話を触りすぎる
チーム3:勉強に集中できる環境を作りたい
スマートフォンの誘惑に勝てない(どうしてもしょっちゅう見てしまう)、家で勉強に集中できない
チーム4:学業の効率化!
勉強する気がおきない、課題を計画的にしたい

……高校生のみなさんは、勉強に集中できないことが悩みのようですね(^^

image
image
image


【持ち帰って作業:ペーパープロトをまとめる】

1週間後の発表に向けて、各チームごとにアプリのコンセプトを決め、ペーパープロト(※2)を模造紙にまとめてもらいました。
(※2)ペーパープロトタイピング:出来上がりの画面イメージを描いて、動きなどを確認する手法

【2日目:発表】

4チーム中、2チームが課題をさらに絞り込んでいました。

チーム1:同じ端末でタブを二つ開いて作業できない
チーム2:携帯電話を触りすぎる

発表会には、大阪オフィスの部長陣も参加して、課題をさらに深く掘り下げるよう、学生たちにアドバイス。以下の3点について再検討し、改善点を加えて2回目の発表をしてもらいました。

・このサービスで利益を得るためには?
・このサービスを多くのユーザーに使ってもらうためには?
・このサービスを長時間使ってもらうためには?

image
image
image
image
image


参加した高校生のみなさんからは、以下のような感想をもらいました(^^

「自分たちで考えて案を練って発表する難しさを感じたけれど、やっていてとても楽しかったし良い経験ができました」
「スタッフの方々の意見を実際に聞けてよかったです。スタッフの見るところが自分たちとは違っていて勉強になりました」
「進路実現のためにどのような高校生活を送ればいいのかとても参考になりました」
「普段自分たちが使っているアプリを作っている人たちから、自分たちが考えたアプリを評価してもらえたのがよかったです」
「もっとアプリを提案してみたいと思いました」
「プログラミングを今度はやってみたいです」

今回のイベントを企画した、中川さんにお話を聞きました。

- なぜ高校生を対象にしたインターンシップをやろうと思ったのですか?

私たちエンジニアの間で、若い人のヤフー離れが課題だと思っている人が多いと感じたことがきっかけです。
今回のイベントを通じて、高校生たちが生活目線で感じていること、スマホを一番使い倒しているだろう世代の課題を知り今後のヒントにしたいと思いました。

- 実施してみていかがでしたか?

イベントの2日間でいくつかの発見がありました。

【1日目】
身近な課題をブレストし、グループごとにまとめた時「スマホが学業集中の妨げになっている。SNSや動画の誘惑に勝てない」という意見が出たのは意外でした。 
スマートフォンで世の中を便利にすることを目指している私たちには、あまりなかった発想でした。

【2日目】
今回、アプリのペーパープロトをどう作るかについては特に決めずに自由にやってもらったところ、個人ワークでそれぞれが作ってきたペーパープロトの紙を見せ合って議論しながら、組み合わせや順番を決めていました。
誰かの成果物をベースに意見を重ねるだけでなく、自分はこう思うという主張をそれぞれが持ち寄るという姿勢に感心しましたし、私たちが案外できていないことでもあるなと考えさせられました。

また、アプリやスマートフォンで実現可能かどうかをまず第一に考えてしまう私たちと違って、高校生ならではの自由な発想や柔軟なものの考え方も新鮮でした。
彼らなら、プログラミング講座を受けてプロトタイピングを作るところまでサラっとやってしまうのでは、とも思いました(笑)

- 今回参加された学生のみなさんにメッセージをお願いします!

アプリ企画から開発の一部を経験することで、  日常生活の中で感じる課題をインターネットやアプリでどう解決していくのか実感してもらえたと思います。また、成果物の改善を何度も繰り返して、より良いものにしていくという楽しさも感じてもらえたならうれしいです!

これからも、生活の中で見つけた課題の解決手段を考える目線を持ち続けながら、学生生活を送ってほしいと思います。
またヤフーに遊びに来てください!(^^

image

このページの先頭へ