ヤフーで働く車椅子フェンシングの加納選手とヤフー上級執行役員 コーポレートグループ長 本間さんの画像ヤフーで働く車椅子フェンシングの加納選手とヤフー上級執行役員 コーポレートグループ長 本間さんの画像

課題解決特集 #3ダイバーシティの推進パラアスリートを社員登用するヤフー流「文武両道」とは?
車いすフェンシング加納慎太郎選手に“競技と仕事の両立”について聞いた

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東京ガーデンテラス紀尾井町までハーレーでやってきたLIGブログ編集部員の田中

こんにちは、ハーレーに乗るLIGブログ編集部の田中です。

実はバイクだけでなくサッカーも好きで、自他ともに認めるサッカーフリークとして日々サッカービジネスに貢献しています。主に観戦者としてですが。

スポーツの世界は、知れば知るほど弱肉強食の世界だと思い知らされます。華やかな活躍とともに脚光を浴びられる選手はほんのひと握りで、大半の選手は食べていくのがやっと。これがアマチュア選手となると、仕事と競技をかけ持たねばなりません。プロの世界ですらシビアな「競技に専念できる場を持つこと」がどれほど大変なことか。

そんな今、ヤフーではパラスポーツ選手を社員として雇用し、競技と仕事の両立ができる制度を提供をしているという話をお聞きしました。そこで今回、その制度でヤフー社員として働く車いすフェンシングの加納慎太郎選手に日々の働き方について、そしてこの制度を取り入れた上級執行役員 コーポレートグループ長の本間浩輔さんにこの制度の意義について、それぞれ話を伺いました。

PROFILE

  • 顔写真:車いすフェンシングの加納慎太郎選手

    加納 慎太郎

    1985年生まれ。社会貢献事業本部 スポーツ事業推進室。剣道の指導者である父親の影響で、自身も11歳から剣道を学ぶ。16歳のときに交通事故で左足を失うも、4年後に剣道を再開。その後、「スポーツで勝てる義足」を研究するべく熊本総合医療リハビリテーション学院義肢装具学科へ。そして車いすフェンシングと出会い、競技者としてのキャリアをスタート。仕事と競技の両立を図るべく、2016年3月ヤフー入社。2020年の東京オリンピック・パラリンピックへの出場とメダル獲得を目指す。

※所属や肩書は2018年2月現在のものです。

仕事をこなしながらトレーニングする日々とは

LIGブログ編集部の田中と向き合って話す加納慎太郎選手

田中

現在、車いすフェンシングの世界で日本ランキング1位という加納選手が、車いすフェンシングと出会ったキッカケを教えてください。

加納

子供の頃に父親の影響で始めた剣道が最初ですね。その後、16歳のときにバイクで事故をしてしまい、左足を切断することになりました。

田中

おっ……バイク事故で、ですか。

加納

あ、田中さんは確かバイカーでしたよね。すみません、いきなりこんな切り出しで。

 

田中

いえいえ、お気遣いなく。ちなみに僕はバイカーではなくライダーです。

加納

あ、し、失礼しました(……何が違うんだ?)。

田中

そこで剣道は諦められたんですか?

加納

しばらく遠ざかっていたんですが、再び父と剣を交える機会があって、モヤモヤしていた何かが少し晴れた気がしたんです。そこから「次、勝つためにはどうやればいいんだろう」と考えるようになりました。その結果、「失った足を支える義足が勝負向きじゃない」という答えが出て、「じゃあ勝つための義足とはどんなものだ」という方向に考えがおよび、そこから義足の勉強を始めたんです。

田中

勝てる義足、ですか。

左足を失ってから義足づくりへの取り組み、そしてアスリートという道を選んだ経緯を語る加納選手

加納

ええ。そして、熊本総合医療リハビリテーション学院の義肢装具学科に通い始めたんです。そうしたら、勉強の時間が長くなって剣道をする時間が減ってきちゃいまして(笑)。
そんななか、義足をつくる勉強の一環で「走る」ことを学ぶ機会があって、そこで障がい者競技というものに出会ったんです。車いすフェンシングのこともそこで知りました。

田中

2013年と、ちょうど東京オリンピックが決まったタイミングだそうですね。

加納

アスリートを目指したい気持ちが芽生えつつ、しかし義足の勉強も続けたいというジレンマが生まれてきたんです。そんなときに陸上競技で活躍するパラアスリートの方とお会いする機会があって、その気持ちをそのまま話しました。その彼に「アスリートとして活動できるのは今しかない」と、背中を後押ししてもらえたんです。

田中

その後、ヤフーに入社された、と。一般のお仕事もこなしながら、アスリートとしての活動も続けられているとお聞きしましたが、どんなスケジュールなんでしょう?

加納慎太郎選手の一週間のスケジュール表

加納

一週間のうち、最低5日間はトレーニングに費やしています。毎週火曜~木曜の午前中はヤフーが提供するサービスの運用サポートに従事し、午後はトレーナーの指導のもとでフィジカルトレーニングに励みます。そして金曜日は終日トレーニングですね。ちょうどパラリンピック出場選手を決める選考の一年前ということから、毎週土曜から月曜までの3日間はJWFA日本車いすフェンシング協会主催の代表選手強化合宿が京都で実施されていて、今それに毎週参加しています。

田中

(スケジュール表を見て)……いつ休んでいるんですか?

加納

月に1日はオフの日を設けています。僕はオーバートレーニングしがちなところもあるので、自制も兼ねて。

田中

お! 夜は23時に就寝なんですね、結構早い。

加納

早起きするためでもありますが、23時から深夜2時までって、睡眠のゴールデンタイムって言われているんです。そこでしっかりコンディションを整えられるようにしたくて。

田中

毎日トレーニングに打ち込んでいる専属契約の選手に対する気持ち的な焦りとかないんですか?

車いすフェンシングに挑む加納選手の競技中のシーン

加納

入社まもない頃には「足かせになっている」と焦りが湧いてきて、当時人事部を統括していた本間(浩輔)さんに「このままでは勝てない。競技に専念できる環境にしたい」と訴えかけたことがありました。
すると本間さんが僕を一喝しまして、そこでハッと目を覚ましたんです。そのときの僕って自分のことばかり考えていて、他にもいろんなことを両立させている社員がいることを忘れていました。
それに気づいてからは、むしろ今の環境を楽しむようになりました。

田中

(えー……この後、その本間さんに話を聞きに行くんだけど、怖い人だったらイヤだなぁ……)

競技と仕事を両立しながら打ち込む今の環境について話す加納選手

加納

僕らは他の同僚と異なり、競技と業務のバランスが調整できるようになっています。例えば、火曜日と水曜日の午前中は出社して、午後は練習する。木曜日と金曜日は丸一日トレーニングという日があったりという組み方なんです。よく考えたら、これってすごく恵まれた環境だな、と。
会社員としてセカンドキャリアに向けて業務スキルを磨きつつ、競技にも打ち込める。大きな大会が近いと、業務と競技のバランスも調整ができる。同僚のみんなも忙しいのに「練習、頑張ってね」と言われたときは、うれしくて泣きそうになったこともあります。アスリートとしてこんな幸せなことってないですよ。もしヤフーに来ていなかったら、今とは全然違う競技人生を歩んでいたでしょうね。

田中

そこまで!

加納

それからは、他の人の頑張っている姿をしっかり見るようになって、その姿が自分の力にもなりました。同僚のみんなが仕事で成果を上げようと思ってやっているのと同じように、僕も仕事はもちろんのこと競技でも結果を出したいと気持ちを高められています。

田中

2020年東京パラリンピックについて、手ごたえのほどは。

加納

今まさに出場権を得るためのポイントをつかむ世界大会に出場し続けているところで、現在世界ランキングで言えば中位ぐらいでしょうか。

田中

日本ランキング1位なのに!?

執務エリアで仕事をする加納選手

加納

これからどんどん順位を上げていきますし、行ける手応えもあります。世界大会での個人成績で最高が16位なんです。
ただ、そこから上の壁が厚い。特にトップ8に入るには、今まで通りのトレーニングや取り組みだけでは難しいと思っています。なぜならば、その領域にいるのって子供の頃からフェンシングをやっているような人たちばかり。今取り組んでいること、既成概念を一度リセットして考える必要があると感じています。

田中

そうですね、ベスト8の壁ってサッカーの世界でも本当に分厚いんですよ。知ってます? ここ20年のサッカー・ワールドカップでベスト8まで二度以上進んだ国って8カ国しかないんですよ。ブラジルやドイツ、フランス、イタリア、スペインといった優勝国のほか、アルゼンチン、オランダ、イングランドなど強豪国ばかり。1回だけなら14カ国あって、2014年ブラジル大会だと旋風を巻き起こしたコスタリカやベルギー、コロンビアが……(注:急にひとりで延々と語り出したので省略します)。

加納

(え? なんで急にサッカーの話をはじめてるのこの人?)

突然サッカーの話を延々と語り出した田中をあきれた目で見る加納選手

田中

つまり、加納さんはそんなベスト8の壁を破ろうとトレーニングに励んでいるわけですね。

加納

え? あ、はい、トップ8です。打破はできます、やります。もっと上へ行きたいですね。
目標は、ヤフーを背負って2020年東京パラリンピックの舞台に立つこと。そのときは、ぜひ田中さんもハーレーで応援に来てくださいね!

 

田中

え? あ、はい。パラリンピックの会場にバイクを停められる場所があるんでしょうか……。

加納

それより田中さん、今日はハーレーで来ているんですか? ぜひ見せてください!

田中

え? ええ、もちろん喜んで。けどイヤじゃないんですか? 事故に遭った乗り物なのに。

加納

全然。むしろ、引退したら再びバイクに乗りたいって思っているぐらいですよ。

田中

えーっ!?

パラアスリートを雇用するヤフーが思い描く「これからの働き方」

加納選手をはじめとするパラアスリート4名を雇用するヤフー。プロ契約とは違う独自の業務形態についていろいろとお聞きしていると、なんだか懐かしさが漂ってくるような感覚さえ抱きます。その真意はどこにあるのか? パラアスリート雇用を「ヤフーにおける”これからの働き方”のための第一歩」という本間さんにお話を伺いました。

PROFILE

  • 顔写真:上級執行役員 コーポレートグループ長 本間浩輔

    本間 浩輔

    1968年生まれ。上級執行役員 コーポレートグループ長。野村総合研究所、スポーツナビゲーション(現ワイズ・スポーツ)の後、2002年ヤフーに入社。ヤフー・スポーツ(現スポーツナビ)を担当、2017年4月から現職に。Jリーグヒューマンキャピタル スクールマスター、日本体育協会 指導者専門部会員、日本ラグビーフットボール協会 マーケティング委員などを務め、スポーツおよびパラスポーツに深い見識をもつ。

※所属や肩書は2018年2月現在のものです。

ヤフーが取り組む新しい雇用制度について語るヤフー上級執行役員の本間浩輔さん

田中

本間さんがパラスポーツと出会った経緯を教えてください。

本間

大学時代は「スポーツ選手のセカンドキャリア」を論文テーマにするなどスポーツを研究していて、前職のスポナビから現在に至るまで、スポーツに深く関わりあってきました。そのなかで障がい者スポーツに触れる機会も多々ありましたが、ヤフー入社から今回のパラアスリート雇用に至るなかで大きな影響を与えたのは、とあるパラアスリートの存在でした。

田中

今もヤフー社員として働かれている方だそうですね。

本間

彼がまだトップレベルでやっていた頃、ヤフーのプロデューサーとしても活躍してくれていて、アスリートとしての相談を何度も受けていました。個人的にも応援してあげるなかで「障がい者スポーツを他のスポーツと同等に考えなければ」と感じ始めたのです。その考えを突き詰めていった結果、「企業スポーツ」という考え方にたどり着きました。

田中

企業スポーツ、ですか。

本間

そう。かつての企業スポーツとは、社員でもある選手が朝早くに出社し、15時ぐらいまで働いて、それからトレーニングに向かうというサイクルで活動していたんです。その活動を知る同僚も「残りの仕事はやっておくから、頑張れよ」と送り出してくれて、土日に試合があればみんなで旗を持って応援に行く……というようなものです。1980年代ぐらいまであったシーンで、田中さんのような若い世代の方にはなじみのない世界かもしれませんね。

田中

実はそんなシーン、中学生の頃に体験しているんです。まだJリーグが始まる前……30年ぐらい前ですかね。Jリーグの前身であるJSL(日本サッカーリーグ)の試合を見に行って、カードはヤンマーディーゼルサッカー部(現・セレッソ大阪)と住友金属工業蹴球団(現・鹿島アントラーズ)でした。当時の注目は住金に加入したばかりのジーコ(元サッカー日本代表監督)で、彼を目当てに長居陸上競技場(現・ヤンマースタジアム長居)に行ったら、ヤンマーの社員さんから「ヤンマーを応援してね」って缶ジュースをもらってちょっと戸惑う、なんてこともありました。

なぜか1980~1990年代の日本サッカーシーンの思い出で盛り上がる本間さんとLIGブログ編集部の田中

本間

……田中さん、いくつ?

田中

今年42歳です。

本間

見た目より歳取ってんだね、君(笑)。

田中

よく言われます(笑)。

本間

まさにその世界です、企業スポーツというのは。ところがいつのまにか勝つことが重視されるようになり、企業の看板だけ背負うプロ契約の選手が増えていきました。当然彼らはプレーやトレーニングに専念する契約を結んでいるので、仕事場には来ません。

そうすると同じ職員という一体感は生まれませんし、結果が出せなかったときに社員から不満が出るんです。「あの選手のお給料を私たちが稼いでいるのか」と。そして、バブル崩壊のあおりもあって、企業スポーツそのものが衰退していきました。  

田中

そんな企業スポーツの再現をヤフーで?

本間

ひとつの形として、ですね。実は2004年から、ヤフーは障がい者スポーツへの支援活動を脈々と続けてきていたんです。スポーツコーチが必要な地域を募ってコーチを派遣する「スポーツ応援プロジェクト」という取り組みを行って、車いすテニスの国枝慎吾選手が札幌で教える、ということを実現させたり、ですね。

同じ会社にいる同僚が、オリンピックやパラリンピックといったスポーツの世界大会で活躍していて、それを応援しにいく。縁遠いスポーツ選手を応援するより熱がこもりますよね。今回、その第一歩となったのが、加納選手をはじめとする4名のパラアスリートだったわけです。

田中

ひとつの形として、というと、他にも理由が?

ヤフーが描く「これからの働き方」について語る本間さん

本間

ヤフーとして「働き方の多様化」を実現したいんです。月曜から金曜までの平日9時から17時まで働くことがより良い形なのか、それがヤフーにとって本当にクリエイティブなのか、と問われると、疑問が残ります。求められるのは「成果を出す」ことで、そこに時間的な制約を設ける意味はあまりないと思うんです。

田中

大学時代に「スポーツ選手のセカンドキャリア」についての論文を手がけられたとおっしゃっていましたが、そのあたりも関連しているのでしょうか。

本間

まさにそれです。プロ・アマ問わず、スポーツ選手にとっての大きな問題は「セカンドキャリア」、つまり引退した後の道がないことなんです。あともう一歩で手が届く大きな大会があるとなると、他のことを押しのけてでもトレーニングに励んでしまうのがアスリートというもの。そこで得た大きな栄誉で一生食っていければ言うことありませんが、そんな生き方ができるのはほんのひと握りのアスリートだけ。

「メダルを獲ること」を目標とすることは素晴らしいんだけど、それと同じぐらい大事なのは「メダルを獲得するために取り組んだ仲間と幸せな人生を送ること」だと僕は思うんです。そういう背景から、競技と仕事を両立する働き方をヤフーから発信しよう、となりました。

田中

競技に100パーセント専念できるプロ契約だと、この理想は実現できないわけですね。

メダルを獲ることと同じぐらい大事なのが、アスリート人生に一緒に取り組んでくれた仲間との幸せな人生だと語る本間さん

本間

競技と仕事を両立させる「文武両道を実現したい」と望む人がいるなら、ヤフーとしてそれを実現できる環境を用意できないかと思ったんです。「アスリートに対して何ができるのか」を考え抜いた結果、生まれた形のひとつ、ですね。

田中

そういえば、「競技に専念できる環境にしてほしい」と訴えかけた加納選手を一喝した、という話を伺いました。

本間

そういえば、そんなこともありましたね(笑)。

田中

どんなことを言われたんですか?

本間

「仕事をせずに競技だけに専念させて欲しい」というアスリートとしての気持ちはよく分かるんですが、それはただの良いとこ取り。それは会社として許容できないよ、と言いました。

田中

うーん、会社員という枠で見れば正論ですね……(この人怖い)。

本間

僕はね、練習する時間が増えればメダルが獲れる確率が上がるかと言われれば、そうではないと思うんです。

田中

過酷な環境にいる人の方が結果を出しているなんて話、スポーツの世界ではよくありますよね。

加納選手への厳しい喝も、アスリートとして歩む人生の厳しさをよく知るからこそ。本間さんの言葉からは、彼がこれまで見てきた情景がにじみ出ている

本間

そう。それと、引退後の人生というものを見据えた際、完全燃焼するまでやりきってメダルを獲ることと同じぐらい、仕事と練習のバランスを調整しながら悩みに悩んで4位で終わったことにも価値があると考えているんです。この制度の目的は「メダルを獲るために取り組んだ後も幸せな人生を送ること」なので。

田中

大会後の選手の人生まで見据えているとは……。これもヤフーの「スポーツとの関わり合い方」のひとつということでしょうか。

本間

オリンピックやパラリンピックのようなビッグイベントに対して企業がどう貢献するか……という意味においては、いろんなやり方があると思います。それはそれぞれの企業次第ですが、ヤフーの場合はこういう良い縁、良い仲間に巡り合えて、障がい者スポーツに関わり合える機会が持てることに意義を見いだしています。

田中

走り出したばかりのこの制度、今後はどうバージョンアップしていくのでしょうか。

本間

アスリートについては、今の数人単位ではなく何百人という規模に増やせる制度にしたいと考えています。僕自身「Pay for Performance」と言っているんですが、それって「働き方を変えながら、スポーツでもなんでもできる形」という意味なんです。そうなると、アスリートだけでなくアーティストも含まれてくるでしょう。加納選手らはそういう意味での先駆者なんです。だからこそ甘えは許されない。それも、高い期待があってこそ、です。

田中

2020年以降も続いていくこの制度、まだまだ伸びしろがあるわけですね。

本間

2017年4月から、育児や介護、看護を行う社員を対象に、土日の休日に加え1週あたり1日の休暇を取得できる「えらべる勤務制度」を導入しましたが、育児や介護、看護を行う社員にはさらなる柔軟な働き方を提供していきたいと考えています。今でも大きな問題になっているこれらの事案について、「介護、看護に集中したいから会社を辞めます」と去ってほしくない。働き方を変えながら、辞めずに会社にいてほしいんです。そんな社員の事情もしっかり受け止められる仕組みづくりに対して会社として取り組んでいきたい。そしてその考え方を、もっと社内に広めていきたいんです。

現役をやりきれたら、再びバイクに乗りたい!

田中のハーレーを前に目を輝かせる加納選手

加納

うわー、懐かしいなぁバイク!僕ね、16歳のときに買ったのがホンダ・スティードなんですよ! やっぱりアメリカンってカッコいいですよね!

田中

自分の左足を奪った、みたいな思いはないんですね。

加納

ええ、ありませんよ。事故をおこしたのは自分のライディングスキルが未熟だったから、そして運も悪かったと思います。でも、それでバイクを憎んだりはしません。むしろ、「いつかまた乗りたい」って気持ちの方が強いんです。

田中

そう聞くと、加納さんとバイクの話ができるのがうれしくなります。あ、良かったらまたがってみてください。

田中のハーレーにまたがって「いつかまたバイクに乗りたい」と語る加納選手

加納

憧れますねぇ、ハーレー。さすがにアスリートとして現役の今、乗るわけにはいかないですが、引退したら絶対乗りたいって思っています。

田中

現役中でもバイクに乗っていたアスリート、いますよ。元イタリア代表のサッカー選手マルコ・マテラッツィとか。

加納

いやいやいやいや、そんなことしたら、それこそ本間さんに何を言われるやら(笑)。

田中

僕がそそのかしたって絶対言われますね、怖すぎる。

加納

引退後にバイクを買うとき、指南してくださいね田中さん!

田中

ぜひ!

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