
「kukai」は、より大規模なディープラーニング処理を、短時間かつ低コストに行えます。GPUを使用した従来の社内環境と比較して、演算処理性能が理論上約225倍です。また、消費電力あたりの処理性能も世界トップクラスの値を記録しており、同規模の最新GPUサーバを使用した場合と比較しても、15%程度の電力コスト削減につながる見込みです。
CPUやGPUといった演算処理装置は、処理を行うと熱が発生するため、通常はファンなど空調を活用した冷却(空冷)によって処理能力を維持しています。「kukai」では空冷ではなく、電気を通さない特殊な液体に直接ハードウェアを漬け込む「液浸(えきしん)」を採用し、冷却効率を高め、省エネにつなげています。
※「kukai」は、株式会社ExaScaler、HPCシステムズ株式会社協力のもと開発したものです。
2020年6月更新