長崎県五島市

藻場を活用したカーボンニュートラル促進事業

寄付総額: 1,290万円

五島市は、九州の最西端、長崎県の西方海上約100kmに位置しています。大小152の島々からなる五島列島の南西部にあって、総面積420.90㎢、11の有人島と52の無人島で構成されています。

五島市では、「再生可能エネルギーの島づくり」「マグロ養殖基地化」「日本一の椿の島づくり」「スマートアイランド事業」「五島列島ジオパーク構想」など、島ならではの地域資源を活用して、地域活性化と交流人口の拡大、移住定住の促進などに取り組んでいます。

海藻藻場によるCO₂の吸収、炭素の固定は「ブルーカーボン」と呼ばれ、2009年に国連環境計画(UNEP)が報告書を発表したことにより「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向けた新たな吸収源対策として期待されています。

近年では全国的に「磯焼け」と呼ばれる海藻藻場の消失現象が続いており、五島市では2019年に「磯焼け対策アクションプラン」を策定し、長期的に藻場回復事業に取り組んできました。

※「ブルーカーボン」とは、藻場・浅場等に生息する海藻などの生き物によって吸収される炭素のこと。



海の CO2 の吸収量(ブルーカーボン)を活用した温暖化対策の取り組み

磯焼け対策のさらなる促進に向け、組織体制の構築、藻場再生活動の実施及び五島市独自のクレジット認証制度の創設などに取組みます。



1.ブルーカーボン推進組織の調査研究

五島市の藻場の状況について研究を行い、CO₂削減を促進するうえでの課題の抽出や調査研究活動を行う。



2.ブルーカーボンオフセット制度の創設

企業努力ではどうしても削減することができないCO₂排出量を、藻場再生活動への出資により相殺するクレジット認証制度についての調査研究を行い創設する。(横浜市、福岡市博多区の先進事例を調査)



3.藻場再生活動の他地区への横展開

藻食性生物の駆除活動や母藻の供給活動などで実績のある「五島モデル」を他地区へ横展開するとともに、「磯焼けバスターズ」を結成し、地区を超えた磯焼け対策に取組む体制を構築する。



R3年度事業(計48.6tのCO₂吸収・固定を目指す)

1.既藻場による炭素固定 :5.0ha(ガラモ場)×2.7t/年=13.5t

2.増加面積による炭素固定:3.0ha(ガラモ場)×2.7t/年=8.1t

3.海上養殖による炭素固定:10.0ha(ガラモ場)×2.7t/年=27.0t

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