
三笠市では、2001年に「三笠市環境基本条例」を制定し、その後に「三笠市新エネルギービジョン」を策定するなど、豊富な未利用資源の有効活用について模索してきた。
現在、大学等の研究機関と連携して、石炭と木質バイオマスとのガス化を組み合わせた技術(H-UCG)によって水素を製造するための研究開発を進めている。
この成果を基に、水素の製造および利活用による新たな産業の創出や地域の活性化を目指している。
■三笠市未利用エネルギー活用事業(CO2固定研究事業)

三笠市の地中には、石炭の採掘によって生じた空洞が数多く存在している状態である。
本事業は、そのような採掘跡等にCO2を圧入(CCS)およびCO2スラリーを圧送(カーボンリサイクル)する実験を行うことで、産炭地での新たなCO2固定技術の確立に向けたCCUS技術の研究を産学官連携によって進めるものである。
今回実験規模:40トン/期間中
目標貯留規模:17,000トン/年
三笠市HP:【産業開発課】『石炭地下ガス化×脱炭素』への挑戦