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2022.11.30

Yahoo!テックアカデミー責任者が語る「IT人材育成への思い」

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2020年の世界経済(ダボス)会議で「2030年までに地球人口のうち10億人をリスキリング(※1)する」と発表されました。その後、日本でも経団連(日本経済団体連合会)が2020年11月に「新成長戦略(※2)」の中でリスキリングの必要性について触れるなど、その重要性が高まっています。
※1 リスキリング(Reskilling):
2021年に経済産業省が発表した資料では、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義されている。
参考)リスキリングとは(経済産業省)
※2 新成長戦略(日本経団連)

この背景にある働き方の変化のひとつとして挙げられるのは、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進である社内のデジタル化、コンピューターやAIを活用した事業運営などです。リスキリングは、このデジタル化を進めるにあたって新しく生まれる仕事や職業などに対応するためのスキル取得を指すことが多くなっています。

ヤフーは、プログラミング未経験者からエンジニアへのリスキリングおよび転職活動を支援するオンラインプログラミングスクール「Yahoo!テックアカデミー」を2023年1月に開校。ヤフーが持つウェブ業界における実践的な技術力と、受講実績3万名を超えるテックアカデミーを展開するキラメックス株式会社が持つ学習支援体制により、技術の習得だけでなく業界のリアルを深く知る機会や転職支援まで幅広くサポートします。
今回は、Yahoo!テックアカデミーの責任者、コマースCTO(最高技術責任者)に開校の背景、開校に向けた思いなどを聞きました。

Yahoo!テックアカデミーが生まれた背景

ヤフーのミッションである「情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。」には、インターネットの力を使って日本の社会課題を解決していこうという思いが込められています。
そしていま、社会課題のひとつとして挙げられるのが、IT人材不足です。
あらゆる業界でニーズが高まっていることから、ヤフーでも数年前から優秀なIT人材を採用することが難しくなってきていると感じていました。IT人材不足はヤフーだけの課題ではなく、このままだとより大きな社会問題になるのではないか、という危機感を抱いていました。

そのようなとき、社員が自由な発想で未来のサービスについて考える「未来妄想会議」という取り組みで、IT人材不足を解決するアイデアの提案がありました。その後、「Yahoo!テックアカデミー」として事業化されることになったため、プロジェクトに参加表明し、現在は責任者として全体を推進しています。

Yahoo!テックアカデミーは4カ月の受講期間で、プログラムを自分で書き、マンツーマン講師やヤフーの現役エンジニアと対話しながら実践的な技術スキルを習得できる内容になっています。このような総合的な経験は、独学での勉強ではなかなかできないものですし、何から始めたらよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
このカリキュラムを通じて、「エンジニアとして成長したい!」「モノづくりって楽しい!」ときっと感じていただけると思います。

私たちは、これまでヤフーが培ってきた人材育成のノウハウや知見を元に、エンジニアの育成やキャリアをサポートする仕組みを世の中に広く提供していきたいと考えています。
Yahoo!テックアカデミーが、エンジニアへの転身を考えているみなさんの新しいキャリアのきっかけになるよう、自信を持ってご提供していきます。

Yahoo!テックアカデミー事業推進責任者 佐野 ひかり(さの ひかり)

今、ITを学ぶということ

世界と比較した場合、日本はまだまだIT化が遅れており、イノベーションを起こすために、エンジニアの力があらゆるところで求められていると思います。その一方で、IT業界は技術の進化が早く、常にエンジニアは最新の技術を学び続けて自分の中に取り込んで仕事に生かしていく必要があります。
活躍するエンジニアになるためには、新しい技術に対してもどう学習していけばよいかわかっている必要があると思います。

Yahoo!テックアカデミーでは、実践形式で「こういうふうにするとよい」「こういう風に勉強すればよい」ということを学べます。基礎的なことを網羅的に学べますし、開発だけなく運用も視野に入れたカリキュラムメニューになっています。どのような形で勉強していけば、継続的にエンジニアとしてやっていけるのか知り「ITの学び方」をつかんでいただければと考えています。

知識の取得だけでなく、ヤフーの現場エンジニアとのコミュニケーションを通じて「実際の開発現場はどうなっているのか」という事にも触れていただければと思います。エンジニアの専門領域は数多くあるので、トレンドの技術などについて聞いてみるのも良いと思います。そして、開発に関する漠然とした不安があれば、現場エンジニアの生の声を聞ける経験がきっとお役に立てると思います。
みなさんに必要なのは、継続して学習し続けられる「やる気」だけです。Yahoo!テックアカデミーの講義でお会いできることを楽しみにしています。

コマースCTO(Yahoo!テックアカデミー講師)岡庭 維歩手(おかにわ いほて)

ヤフーで培われた学習カリキュラム

ヤフーでは、エンジニアの育成を社内で行っており、毎年、新入社員に新しい教育プログラムを提供しています。今回Yahoo!テックアカデミーで提供するカリキュラムは、キラメックスさんのコンテンツをベースに、ヤフーの新卒が実際に受けている内容も加えオリジナルで開発しました。
ヤフーはウェブサービスを長く運営しているので、これまでに、成功した経験はもちろん、失敗した経験もあります。これらの経験はノウハウになっているため、「ヤフーで学ぶからこそ得られる」実践的な内容が詰め込まれたカリキュラムとなっています。

ゼロから開発すると、いろいろな点に気をつける必要があるため非効率な面もあります。ですが、多くのエンジニアが今まで経験し培ってきたフレームワーク(システム開発をする際の土台)や実践で使われている開発方法を学ぶことで、効果的なモノづくりを体験いただけると思います。

プログラムミングは自分の力で0から1が生み出せる、モノづくりの世界です。その楽しさを感じていただけたらうれしいです。

テクノロジーグループ システム統括本部長 冨川 修広(とみかわ のぶひろ)

Yahoo!テックアカデミーとは?

・ヤフーがもつ実践的な技術力を身につけられる
・ヤフーの現役エンジニアによるキャリアサポートが受けられる
・受講実績3万名を超えるプログラミングスクール「テックアカデミー」を展開するキラメックス株式会社が持つ学習支援体制を提供
・未経験からエンジニアになるためのスキルとノウハウを4カ月で学べる
・業界のリアルを深く知る機会や転職支援まで幅広くサポート

活躍できるエンジニアへ導く ヤフー監修のカリキュラム

言語 Java、Spring Boot、Git/GitHub、Linux、Web基礎、システム開発
料金 550,000円(税込み)
分割払い:月約22,825円から
受講期間 2023年1月23日(月)~5月14日(日)
学習の目安時間 320時間

ヤフーで培われた実践技術を反映した4ヶ月の学習カリキュラム

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