~ 大量に存在する図形商標から
正解画像を予測するモデルを開発。
特許庁が試験導入しているAIを利用した
先行図形商標検索ツールへの搭載も予定 ~
ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、特許庁が初めて開催した「AI×商標 イメージサーチコンペティション」(以下、AIコンペ)において、第1位を獲得しました(※1)。
AIコンペは、特許庁から提供される実際に商標審査に用いる画像データをもとに、大量に存在する図形商標から正解(類似)画像を予測するAIモデルの開発を行い、その精度を競うものです。Yahoo! JAPANが開発したAIモデルは、特許庁が試験的に導入している先行図形商標検索ツール(イメージサーチツール)への搭載も検討される予定です。
Yahoo! JAPANでは、画像認識技術の研究開発を積極的に行っており、その技術は「Yahoo!ショッピング(iOSアプリ)」や「Yahoo!ブラウザ(Androidアプリ)」などで活用しています。また、その検索技術はNGTやValdなどのOSS(Open Source Software)として一般にも公開しています(※2)。今回のAIコンペでは、上記アプリなどでも利用している技術をベースとしたモデルを開発し、NGT も活用することで、第1位を獲得しました。
Yahoo! JAPANでは今後も、ビッグデータや技術の力を次世代の社会の課題解決へ活用することを目的としたさまざまな研究開発や、研究結果の積極的な公開・発信を行っていきます。
【コンペティション参加メンバー】
ヤフー株式会社 サイエンス統括本部 土井賢治
ヤフー株式会社 サイエンス統括本部 Yahoo! JAPAN研究所 岩崎雅二郎
ヤフー株式会社 テックラボ 西村修平
他1名
※1 AIコンペ概要:https://www.jpo.go.jp/system/laws/sesaku/ai_action_plan/ai_action_plan-image.html
審査結果発表 :https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220314001/20220314001.html
表彰式および入賞チームによる発表会(オンライン):https://nishika.connpass.com/event/241285/
なお、AIコンペの実施事業者はデータ分析コンペプラットフォームを提供するNishika株式会社です。
※2 Yahoo! JAPAN TechBlogでも関連技術について解説しています。
ヤフーの類似画像検索技術と特徴量モデル ~ Yahoo!ショッピングの事例紹介 #機械学習