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プレスリリース

2018.09.21

「ツール・ド・東北 2018」、総勢3,649名のライダーが 新設した「仙台発グループライド&クルージング」など、計9コースに出走

ツール・ド・東北 2018

株式会社河北新報社とヤフー株式会社は、2018年9月15日(土)、16日(日)の2日間にわたって、宮城県三陸沿岸の6市2町(仙台市、石巻市、気仙沼市、東松島市、多賀城市、塩竈市、女川町、南三陸町)を走行エリアに、東日本大震災の復興支援および震災の記憶を未来に残していくことを目的としたサイクリングイベント「ツール・ド・東北 2018」を開催いたしました。

10年の継続開催を目標の一つとする「ツール・ド・東北」は今年で第6回を迎えました。今大会には、新設した「仙台発グループライド&クルージング」や「南三陸ワンウェイフォンド」をはじめとする計9コースに、3,649名のライダーが出走しました。

<9月15日の様子>
大会初日の9月15日は、石巻会場(石巻専修大学)から8時30分に「牡鹿半島チャレンジグループライド(100km)」、9時50分に「奥松島グループライド&ハイキング(70km、ハイキング560m)」がスタート。また、仙台会場(ジャイアントストア仙台前)から8時30分に新コースの「仙台発グループライド&クルージング(60km、クルージング1時間)」がスタートしました。
「仙台発グループライド&クルージング」では一般ライダーに加えて、「ツール・ド・東北」の広報大使を務めるモデル・道端カレンさんや村井嘉浩宮城県知事、世界有数の販売台数を誇る自転車メーカー ジャイアントグローバルグループ最高顧問のトニー・ロー氏、自転車活用推進議員連盟会長代理で公明党幹事長の井上義久衆議院議員などが出走しました。
仙台会場をスタートしたライダー達は、現在復旧中の仙台亘理自転車道を北上して、震災遺構となっている旧荒浜小学校に立ち寄りました。旧荒浜小学校では震災前の荒浜の街並みを再現した模型など、校内展示を見学しました。その後、さらに北上して「マリンゲート塩釜」まで走行。ライダーは、「マリンゲート塩釜」からチャーターした遊覧船に自転車を積み込み、松島湾の島々を眺めながらのクルージングや、船上で振る舞われた「牛たん弁当」「サンマのすり身汁」を楽しみました。奥松島に到着したライダーは旧JR野蒜駅にある震災復興伝承館などを経由した後、ゴールである石巻会場に到着しました。

<9月16日の様子>
大会2日目の9月16日は、石巻会場から5時30分に今大会の最長コース「気仙沼フォンド(210km)」がスタート。その後、6時15分に「南三陸フォンド(170km)」、7時40分に「北上フォンド(100km)」、9時25分に「女川・雄勝フォンド(65km)」と、次々にライダーがスタートしました。
気仙沼会場(気仙沼プラザホテル前)からは6時30分に「気仙沼ワンウェイフォンド(100km)」、南三陸会場(南三陸ホテル観洋前)からは11時00分に新設の「南三陸ワンウェイフォンド(50km)」がスタートしました。
16日も一般ライダーとともに、お笑い芸人・ロバート山本博さんや、ロックバンド・くるりのベーシスト佐藤征史さん、「ツール・ド・東北」東北応援大使の中西哲生さんなど、多くの著名人が出走しました。
また、女川エイドステーションには、ロバート・秋山竜次さん、馬場裕之さんが駆けつけ、ライダーに「サンマのすり身汁」を振る舞うなど、ボランティアクルーを手伝いました。
新設した「南三陸ワンウェイフォンド」が加わり、計6コースとなった大会2日目は好天に恵まれ、太陽の光に輝く三陸の雄大な自然のなか、ライダーは被災地を駆け抜けました。

■出走者数:
1日目(9月15日):444名
2日目(9月16日):3,205名
合計:3,649名

■「ツール・ド・東北 フレンズ」Special Thanks ロバートのコメント
秋山さん:
それぞれのエイドステーションでライダーのために、準備万端でフードが用意されているのがすごいですね。山本はお腹をパンパンにして帰ってきました。僕と馬場が手伝った女川エイドステーションの「女川汁」はめちゃくちゃ美味しかったです。また、僕は走らない分、沿道に出て梅宮辰夫さんの体モノマネでも応援させていただきました!

山本さん:
皆さんが迎えいれてくれる感じがすごく良かったです。地元のおばさんが、「がんばれ!がんばれ!」と全力で応援してくれる。来年もぜひ出走したいです。もう少し練習して、遅いペースだったら100kmのコースにチャレンジできるかも。
やはりファンライドなので出走される方がとても楽しそうでした。スタートがバラバラなので、自分がいま何位にいるなど考える必要がない。走っていると復興している過程を見ることができ、新しく作った道も通らせてもらいました。ちょっとずつ道路ができていきコースが変わってくるということも毎年走る意味があると思いますし、復興している感じも味わえます。最高でした!

馬場さん:
ボランティアクルーとして手伝ってくれた皆さんに、僕と秋山が握ったおにぎりを振る舞わせていただきました!走っているみなさんもとても楽しそうで、東北の温かさを感じることができました。

■ジャイアントグローバルグループ最高顧問のトニー・ロー氏のコメント
東日本大震災復興を目的としたサイクリングイベントであるこの有意義な大会に参加することができ、とてもうれしく思います。台湾も過去に多くの地震被害がありました。震災のつらさを知っています。東日本大震災が起こったとき、台湾の人は心を痛め、たくさんの募金や援助を行いました。
ジャイアントは、震災後すぐに1000台の災害特別自転車を緊急生産して寄贈し、交通手段が必要な人たちのもとへ届けました。また、去年にはジャイアントストア仙台を開店し、ささやかながら地元の方への仕事の機会を提供するとともに、多くの人がサイクリングを通じて東北を訪れ、経済が活性化するように自転車文化を推進してまいりました。
東北は、景色が美しく人情味にあふれています。さらには美味しい料理やお酒がたくさんあります。このイベントが大いに盛り上がって成功することで、東北の再建と復興が1日でも早く進み、
昔のような美しい町並みや景色に戻りますよう心より祈っています。

■村井嘉浩 宮城県知事のコメント(仙台発コースのスタート時のご挨拶)
多くの皆様にご参加いただき、宮城県知事として感謝を申し上げる次第でございます。
まずはなんと言いましても復興を感じていただき、そしてエイドステーションで美味しいものを食べていただき、県民の皆様が、参加される多くの皆様に感謝している気持ち、おもてなしの気持ちを感じていただきたいと思っています。
去年は知事選挙があった関係で参加できなかったのですけれども、今年は私も参加させていただきます。私自身も楽しませていただきたいと思っております。

■一般参加ライダーのコメント
・48歳 男性 兵庫県 仙台発グループライド&クルージング(60km)
60kmという距離が自分の体力には丁度よかったので楽しく走れた。クルージングは景色が絶景で、とても素晴らしかった。遊覧船では牛タンを堪能。途中、被災地の語り部が聞けたことも良い経験となった。

・50歳 女性 神奈川県 南三陸ワンウェイフォンド(50km)
主人が震災時に東北に住んでおり、何かできたらと復興支援のために夫婦で参加。今回で3度目、楽しかった!コースも50kmで丁度よかった。最初のエイドステーションでカレー、その後うにめかぶと玄米が続きお腹がいっぱい。景色が素晴らしかった!

・55歳 男性 埼玉県 牡鹿半島チャレンジグループライド(100km)
初回からずっと出ており、今回で6回目!牡鹿半島チャレンジグループライドはアップダウンがあってキツくて最高!うなぎのおにぎり食べたがおいしかった。気温も丁度よく、景色もきれいだった。グループライドは初対面の人との出会いや去年会った人との再会など、いろんな出会いがあってとても楽しい。

・28歳 男性 千葉県 奥松島グループライド&ハイキング(70km)
以前から東北に来てみたかったので今回初めて参加。趣味で月に1~2回サイクリングをするが、今回の奥松島のコースはちょうどよかった。サイクリングよりもハイキングの方が脚に堪えたかもしれない。食事も充実しており、デザートまであってよかった。ハイキングではパノラマの景色が素晴らしかった。

・48歳 男性 埼玉県 気仙沼フォンド(210km)
5、6年前から仕事環境が変わり、デスクワーク中心になったので健康のために自転車に乗り始めた。長距離を走るのが好きで、他のイベントにも積極的に参加している。他のイベントと比べて、「ツール・ド・東北」はすべてのエイドステーションにサイクルラックがあるなど施設面が素晴らしい。加えて、走りながらここまで沿道から声援をいただけるのも他のイベントにはない魅力。この規模のイベントを継続するのは大変だと思うが、ぜひこのイベントを続けてほしい。

・37歳 男性 宮城県 南三陸フォンド(170km)
今回で2度目の参加。170kmに挑戦してみたかった。アップダウンが多く走り応えはかなりのものだったが、子供たちが一生懸命応援してくれ、キツい時も「よし、がんばるぞ!」と元気づけられた。食事もおいしく、提供されたフードをすべて平らげた。「ツール・ド・東北」は新しい出会いがあって良い。

・30歳 女性 福島県 北上フォンド(100km)
「ツール・ド・東北」に出走経験のある友人から話を聞いていて、いつか出たいと思っていた。今回初めて出走して、印象に残ったのはエイドステーションのご飯。どれも美味しくてお腹がいっぱいになった。アップダウンのきついコースだったが、沿道の応援で力をもらえた。沿道の応援がなかったらリタイアしていたかもしれない。

・29歳 女性 神奈川県 女川・雄勝フォンド(65km)
自転車イベント自体が初めて。あまり体力に自信がなく、きつかったが、沿道の応援に励まされて、東北の方々の優しさに触れることができた。景色の良さや女川のきれいな駅舎など東北の魅力に改めて気付かされた。エイドステーションのご飯はうにめかぶが特に美味しく、お土産で買って帰りたいくらい。初の自転車イベントが「ツール・ド・東北」で本当に良かったと思う。

・64歳 男性 宮城県 気仙沼ワンウェイフォンド(100km)
震災直後からボランティアとして石巻に通っていた。「ツール・ド・東北」には第1回からボランティアとして参加し、自転車に乗り始めた。復興が進んでいることを肌で感じているが、地域によって格差も感じる。沿道の応援には毎回感涙してしまう。「ツール・ド・東北」はできるだけ継続してほしい。何らかの形で今後も大会に携わっていきたい。

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