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2021.12.01

ヤフー、LINEとの経営統合記念ウェブサイト 色覚多様性の取り組み

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Zホールディングス株式会社とLINE株式会社が2021年3月1日に経営統合し、ヤフー株式会社とLINEはグループ企業となりました。これを記念して公開した「ヤフーLINE経営統合記念」ウェブサイトでは、色覚多様性に配慮しています。
今回は、その取り組みについて、担当者やアクセシビリティの黒帯などに聞きました。
参考:ヤフーとLINEがグループ企業となる経営統合記念 「超PayPay祭」を本日より開催(プレスリリース)

色覚多様性に配慮したウェブサイトをつくるための取り組み

ヤフーのコーポレートカラーは赤で、LINEは緑です。「ヤフーLINE経営統合記念」ウェブサイトを制作する上で、コーポレートカラーの異なる両社の経営統合記念ウェブサイトを、どのように色覚多様性に配慮したページにするか、という課題意識のもとこの取り組みがスタートしました 。
赤と緑の区別がつかないなどの「色覚多様性」がある日本人は、男性で約300万人、女性で約12万人いるといわれています。色覚多様性の方にとって、この赤と緑の組み合わせは認識がしにくい色の組み合わせです。そのため、コーポレートカラーの異なる両社の経営統合記念ウェブサイトでは、「色覚多様性に配慮したページを作ろう」と考え、ヤフーの「ブランドチーム」「アクセシビリティ推進ワーキンググループ」「ノーマライゼーションPJ」3つのチームが連携して検証作業と改善に取り組みました。

ブランドチーム

ブランドチームでは、ヤフーやPayPayなどのZホールディングスグループ内のロゴやアイコンのブランドの管理を行っています。また、Zホールディンググループ内の各企業と連携して、デジタルの日や超PayPay祭ななど新しい価値や体験を生み出せるような企画立案や施策の実施を行なっています。

アクセシビリティ推進ワーキンググループ

アクセシビリティ推進ワーキンググループは、ヤフーのサービスとアプリのアクセシビリティの検証・向上と、アクセシビリティの普及・啓発を行っているワーキンググループです。
現在のメンバーは10人で、デザイナー、エンジニア、人事などさまざまな職種のメンバーが関わっています。2014年から活動をはじめており、アクセシビリティの改善を続けています。

参考:
ウェブアクセシビリティ方針
アクセシビリティの取り組み(Zホールディングス株式会社)

ノーマライゼーションPJ(プロジェクト)

ヤフーには、ダイバーシティ&インクルージョンを推進する社内プロジェクトを執行役員がサポートする制度があり、ノーマライゼーションPJもその1つです。障がいの有無に関わらず、全ての社員が能力を発揮できる職場環境づくりを目指して、2016年に発足しました。
活動を進める中で、障がいのある社員から「自分たちの障がい特性を生かし、ヤフーの事業・サービスに貢献したい」という前向きな声をたくさんもらいました。それを受けて、サービス開発部門、デザイン部門と協力して、ヤフーのサービスのアクセシビリティやユーザビリティを向上させる取り組みに注力しています。

今回の経営統合記念ウェブサイトを制作する際には、視覚障がいのある社員と連携して、赤色と緑色を使用している箇所を中心に、文字の視認性やコントラスト比に問題がないか、「色覚検証」「コントラスト検証」「動画のハーディングチェック」を行いました。
参考:本企画での色覚検証について(Zホールディングス株式会社)

※色覚多様性4タイプ別での見え方を反映した図

情報を、色のみで識別するようにはせず、必ず文字を使い情報がわかるように作成しており、検証では、アクセシビリティの問題は特にありませんでした。検証結果を受け、「写真の上に文字が重なると見えにくい」「動画の上に文字が重なると見えにくい」といった、当事者の声を反映しました。
このサイト公開後、視覚障がいのある当事者からはもちろん、それ以外のユーザーからも、「色覚多様性に配慮したページを作成しリリースした取り組み」にポジティブな反応を得られました。

多様な表現をしながら誰でも見やすく、わかりやすいサイトを作ることは難しい面もあります。ですが、誰かの「見えにくい」状態に想像力を働かせ、色の見え方は多様であることも認識したうえで、それらに配慮したサイトをつくる努力をしていくことが大事だと考えています。
これからも、当事者の声も活かしながら、わかりやすく使いやすいサービスとプロダクトのデザインにこだわり続けていきます。

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