こんにちは。Yahoo! JAPANビッグデータレポートチームです。
2021年10月31日(日)第49回衆議院議員総選挙(以下、衆院選)の投票が行われます。
今回は衆院選に関する人々の関心について、Yahoo!検索によるビッグデータで可視化します。
そもそも「衆院選」にどれくらい関心が集まっているのでしょうか。図1は公示日前後の注目度の日別推移を指数化したものです。今回の衆院選では公示前の段階から、過去2回の衆院選以上に注目度が高まっており、公示日にさらに大きく伸びています。
(図1)「衆院選」の注目度推移(指数)

次に政党別注目度の週次推移です(図2)。直近では野党の方が注目度の伸びが大きいようです。
ただし、過去の国政選挙時の傾向から見ると、得票コンバージョン(注目度の得票へのつながりやすさ)は与党が上回ることがわかっています。仮に今回も過去選挙と同様の傾向であるとした場合は、与党優位の可能性も考えられます。
(図2)政党別の注目度

エリア別の差異はあるでしょうか。図3は、都道府県別の与野党の注目度を全国平均と比較して色の濃淡で現した地図です。与党は首都圏から中部~関西圏でやや注目度が低めであり、同エリアでは野党が濃いめの傾向が見られます。
(図3)都道府県別 与野党別 注目度の濃淡(全国平均=1との比較)

政党別の詳細です(図4)。与党では、自民がやや低めのエリアでは公明が高めであるなど、自公の補完的な傾向も読み取れるようです。野党では、維新が関西エリアを中心に注目度高めの傾向が見られます。
(図4)都道府県別 政党別 注目度の濃淡(各党の全国平均=1との比較)

今回は選挙に関する注目度について、エリア特性に特化してお届けしました。
引き続き、選挙および政治的な論点に関するレポートをお届けする予定です。今後ともYahoo! JAPANビッグデータレポートをよろしくお願いいたします。