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2019.06.05

Yahoo!天気アプリ「雨雲レーダー」で雨の季節に備える

Yahoo!天気アプリ「雨雲レーダー」で雨の季節に備える

3900万ダウンロード(※1)を突破した天気情報アプリ「Yahoo!天気」(iOS版、Android版)の機能「雨雲レーダー」。雨の季節や台風接近時など、変わりやすい天気のとき、どのくらい強い雨が降りそうなのか、いつごろやみそうなのかがわかります。
※1 2020年7月時点

今回は雨雲レーダーの仕組みや今後の展望について、Yahoo!天気・災害のサービスマネージャーの田中に聞きました(2020年7月に加筆)。また、雨雲レーダーの便利な使い方もご紹介します。

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Yahoo!天気・災害サービスマネジャーの田中。民間気象会社、一般財団法人気象業務支援センターを経て2008年にヤフー株式会社へ入社。
Yahoo!天気情報・Yahoo!災害情報の企画担当として10年以上天気・災害の業務に従事。「雨雲レーダー」の開発や「Yahoo!防災速報」の立ち上げに携わる。2014年に「Yahoo!天気・災害」のサービスマネージャーとして大阪拠点の開発チームを立ち上げ、現在に至る。気象予報士の国家資格を保有。

雨雲レーダーについて

Yahoo!天気アプリは、月間2,000万人ぐらいの方にご利用いただいています。また、大雨の際には一日約1,300万人の方にご利用いただくのですが、そのうち約6割の方が、Yahoo!天気アプリの雨雲レーダー機能を使ってくださっています。雨が降りそうなときや降ったときには、約500~600万人の方に役立てていただいている機能になっています。

雨雲レーダーは「実際にいま降っている雨と今後の予測を確認できる」というシンプルな機能です。
2015年に大きくリニューアルした際に、Yahoo!天気アプリにも実装しました。
天気予報を提供しているサービスの一番の課題は「天気予報は外れることもある」ということ。これをカバーするために雨雲レーダーを役立てていただきたいと思っています。また、普段の生活はもちろん、スマホでご利用いただく際は現在地情報をオンに設定していただくことで、たとえば出張先や旅先でも雨雲が近づいていることがわかります。外出先で雨に濡れるのを避けたり、雨が降っているときに「あと30分は家にいたほうがよさそう」と判断したりする際の参考にしていただければと思います。

雨雲の情報自体は、気象庁から配信されている情報をいくつか組み合わせ地図に重ねて表示しています。気象庁が提供するデータ自体は他社も同じものを使っていますので、いかにみなさまに便利に使っていただくかというのが差別化の重要なポイントだと思っています。
雨雲レーダーは、見やすさをとても重要視しているため、たとえば弱い雨と強い雨が直感的にわかりやすいような色合いで表示するなど、細かな点までこだわって作りこんでいます。

課題や今後の展望

日本には雨に敏感な方が多いと感じています。それは、雨が降ることでイベントの開催、通勤・通学ルートも含めていろいろなことを左右されやすいためだと思います。また、梅雨やゲリラ豪雨、台風など大雨による被害を受けてしまう、という懸念もあることも影響しているかもしれません。
雨について敏感な方が多いからこそ、雨の情報をよりわかりやすく、ご自身でも予測ができるような形で、ひと目でわかるように届けていきたいと考えています。ユーザーのみなさまの関心事である雨の情報を、正しく、適切なタイミングで届けることが、私たちのミッションです。

今後も、Yahoo!天気アプリの雨雲レーダーを通じて、みなさまの暮らしがより便利になるよう寄り添っていきたいと思っています。
たとえば、今は多くの方が使っているスマホのアプリの機能として雨の情報をお伝えするのが一番わかりやすくて便利ですが、いつか別のデバイスが登場して多くの方が使うようになったときは、そこでも雨雲レーダーの機能を提供していきたいですね。

雨雲レーダーの便利な使い方

ここからは、雨雲レーダーの便利な使い方をご紹介します。
雨雲レーダーは、たとえばこんなときに使っていただくのがオススメです。

  • 朝出かける前に傘を持っていくか、洗濯物を干したままにするか迷う時
  • 夜中や翌朝の雨雲の動きを知りたい時
  • 屋外で長時間の仕事をする時
  • 野外のスポーツ観戦、音楽フェスに出かける時
  • ゲリラ豪雨や台風が近づいている時

雨雲の予測時間は15時間先まで

Yahoo!天気アプリをYahoo! JAPAN IDでログインしてご利用いただくと、雨雲の情報を15時間先まで確認できます。そのため、通勤・通学で家を出るときに確認しておけば、帰りが遅くなったときの急な雨に備えられるかもしれません。また、前日の夜に翌日の雨の時間帯がわかっていれば、服装を考えるときにも便利ですし、朝の時間帯が雨であれば、少し余裕をもって家を出るために早起きをする、などの備えにも有用です。

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「雨雲」「雷」はいつでも確認できます。「雨雪」「積雪深」は冬季のみ、台風発生時には「台風」の動きも確認できます。

雨雲レーダーで急な大雨に備える

この写真は、ある日のヤフーの大阪オフィスから見た景色です。低い雲から、地面に向かってグレーの柱のようなものが見えますね。

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このときの雨雲レーダーの画像がこちらです。大阪市から見て北北東側、茨木方面の赤い部分が柱のように見える雨です。濃い赤で表示されているのは1時間に80ミリ以上の猛烈な雨(※)なので、雨雲レーダーで赤い部分が近づくと、この写真のような雲が近づいてきていることになります。

※1時間に80ミリ以上の雨とは:
息苦しくなるような圧迫感があり、その下にいると恐怖を感じ、傘をさしていても全く役に立たないほどの雨です。また、雨による災害が発生する可能性があるため、厳重な警戒が必要です。
参考:雨の強さと降り方(気象庁)

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また、雨雲レーダーから雷レーダーに切り替えると、最大1時間先までの落雷の可能性や激しさ(可能性 あり、可能性 高、やや激しい、激しい)を色の濃度で確認できます。また、直前10分間に発生した雷を最大1時間前まで地図上で確認できます。

たとえば、ゴルフ場や砂浜、山頂などでは人に落雷する可能性が高くなります。雷レーダーで落雷の可能性を知って安全な場所へ避難するなど早目の対策を行うことで、雷による事故や被害を未然に防ぐことが可能になりますので、ぜひ雨雲レーダーとあわせてご利用ください。

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天気の急変を見逃さないために「プッシュ通知」

Yahoo!天気アプリで天気の急変に気づくためには「プッシュ通知」の設定がオススメです。プッシュ通知は、トップ(現在地)画面の右下「メニュー」を押した先の「アプリの設定」から設定できます。
また、現在地と連動させておけば、自分がどこにいても、雨が降りそうなタイミングでプッシュ通知が届くので、外出時により便利に使えます。ぜひお試しください。

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気象庁から発表される注意報・警報に加えて「今後警報に発展する可能性がある」という情報もお伝えしています。大雨になりそうだと感じたら、こまめにアプリで確認することで、現在発表されている注意報がいつごろ警報に変わって警戒が必要になりそうか、警報級の大雨がいつまで続きそうか、などもわかります。

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注意報が今後警報に変わっていく可能性をお知らせする画面

また、たとえば河川の水位が上がって「氾濫危険情報」が出た場合もYahoo!天気アプリから情報を得られるようにしています。さらに地震情報、土砂災害などいろいろな災害情報を受け取りたい場合は「Yahoo!防災速報」アプリもあわせてご利用ください。

天気の急変に気づいたら、とにかく情報を得ることが大切です。雨雲レーダーや注意報・警報などの情報をひとつの判断材料として自分を守る行動ができるよう、日ごろから備えをなさってください。

マンガ「雨雲レーダー」の使い方

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