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企業情報

2017.04.07

全員で新しい働き方に挑戦! 「○○デー」アイデアコンテストとは?

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「働き方改革」という言葉を耳にする機会が増えた今日この頃。フリーアドレスや、「どこでもオフィス制度」(※)など、ヤフーでも社員の働き方を「UPDATE」するためにさまざまな取り組みを行っています。
(※参考記事:「どこでもオフィス」という働き方

そんな中、「UPDATE 働き方」を促進するための「アイデア」を社員全員が出し合い、施策として実施している部署があるとのこと。
今回は、「『○○デー』アイデアコンテスト」という取り組みを行ったマーケティング&コミュニケーション本部(マーコム本部)の社員に、取り組み内容と実施した感想を聞きました。
(「○○デー」アイデアを応募、実際に施策、実施を行ったマーコム本部の社員)


マーコム本部「○○デー」アイデアコンテストとは……? 

本施策を推進した飯田に、「○○デー」アイデアコンテストがどのような取り組みかを聞きました。

飯田:
「○○デー」アイデアコンテストとは、ヤフーの制度の中でできる「新しい働き方」のアイデアを本部の皆さんから募集して、本部全体で実施する施策を投票で決め「○○デー」とするというアイデアコンテストです。

例えば「NO ミーティング デー」。実施日は一日ミーティングの予定を入れずに、業務に集中する、というアイデアです。

募集するアイデアは「新しい働き方」につながるアイデアとは銘打っていますが「生産性が上がる」や、「横連携につながるコミュニケーションが増える」など、自由な切り口で広くアイデアを募集して、結果32個のアイデアが集まりました。

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(マーケティング&コミュニケーション本部 マーケティングマネジメント室 インターナルコミュニケーション 飯田)

投票で決定! 本部全体で取り組んだ「どオフするデー」 


投票により、本部全体で実施に至ったのは「どオフするデー」。「どオフ」とは、「どこでもオフィス」の略称です。

月に1日、原則本部社員全員が一斉にどこでもオフィスで業務をするという施策。応募した二人に、なぜこのアイデアを出したのかを聞きました。

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(左から、佐藤、北門)

「どこでもオフィスを取得したことない人が、経験するきっかけになれば」

佐藤:
わたしは子どもがいるので、以前からどこでもオフィスの制度は結構利用しています。一方で、周囲には全然取っていない人もいるんですよね。
家庭があるとかないとか、事情があるないにかかわらず、制度を利用する経験をしてもらってみんなが取りやすくなれば良いなと思ったことが応募したきっかけです。

北門:
理由はふたつあります。ひとつは、制度を利用している人は結構頻繁に利用していると思うのですが、一方で利用していない人はまったく利用しない、と、「利用する人としない人で大きく差があるな」と思っていたこと。ミーティングがひとつでも入っていたらどこでもオフィスは利用できないという姿勢の人が多かったので……。強制的にどこでもオフィスを取る機会を作ることで、ミーティングを見直す機会にもなればいいなとも考えていました。

もうひとつ、僕が所属しているチームはアイデア出しや企画をする機会が多いのですが、会社よりも外で考えるほうが発想しやすいと思っていて。今まで考えた企画も、移動中とかバスの中で隣の人が使っているスマートフォンの画面でこういうことができたらおもしろいなとか、そういうイメージを膨らませて出てきたので……。

ほかの方たちも、外で働くことで企画やアイデアが生まれるきっかけになればいいなと思ったんです。

「どオフするデー」で、初めてどオフを取得! 


今回「どオフするデー」で初めて、どこでもオフィスの制度を利用した社員の話も聞いてみました。

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(今回の取り組みで、初めてどこでもオフィスを利用した越前)

今回、初めてどこでもオフィスを利用したそうですが、今まで利用しなかった理由を教えてください。

越前:
大きくふたつあります。ひとつは、家やカフェなどにこもり集中してドキュメントを作る、といった、どこでもオフィスと相性が良い業務をあまり持っていないということ。
もうひとつは、「直接関わっている人たちと口頭でしゃべったほうが意思疎通が楽なはずだ」と思っていて。特に取る理由を感じていなかったんです。

実際、半強制的に利用する形になりましたがいかがでしたか?

越前:率直に、新鮮でした!
ミーティングに邪魔されずに集中できる、っていうのはありますね。また、ちょうど「どオフするデー」が実施されたときに社内でインフルエンザがはやったタイミングだったので、うつらなくてよかったなと(笑)。

一方で、家で仕事をするのは集中して早く切り上げられるメリットはあるけれど、集中できなくなる要素もたくさんあります。カフェでも仕事をしましたが、長時間は居づらいというデメリットも。
ただ、今まで知らなかったカフェを開拓しながら新鮮な気持ちで仕事できたことはよかったです。

この「どオフするデー」がなかったら、わたしはどこでもオフィスを利用しなかったですね。良い面悪い面の両方を知る、いいきっかけになりました。

マッスルデー? ほかにもユニークなアイデアが続々


「原則全員で実施」の施策は「どオフするデー」に決まりましたが、ほかにもさまざまなアイデアが集まりました。「任意参加」で実施まで至ったアイデアをいくつかご紹介します。

■マッスルデー(健康推進デー)

「チーフ・コンディショニング・オフィサー(CCO)」が新設されるなど(2016年10月)、社員の健康増進にも力を入れ始めているヤフー。

マッスルデーでは、発案者が提案した「業務の合間に取り入れられるエクササイズメニュー」や、「体に良い昼食の選び方」を実践。簡単に出来る運動や食生活を見直すきっかけ作りとなりました。

■担当サービス常駐デー

マーコム本部は、ヤフーのさまざまなサービスのマーケティング業務を担当している社員が多く集まっています。

フリーアドレス制とはいえ、通常は部署ごとに近くに座って業務をすることが多くなりがち。「担当サービス常駐デー」では、部署の垣根を越えて自分が担当するサービス担当者の近くで業務を行う日。雑談を通じて要望や改善点を見い出すなど、コミュニケーションを活性化することを目的として実施しました。

6hourworking day

欧州企業や、一部の日本企業でも導入されている「1日6時間勤務」。1日8時間労働ではなく、6時間集中して業務をする制度です。参加者はフレックス勤務を利用して10時勤務開始、16時退勤といった形で本施策を実施。「6時間集中して働くことがどういうことか」を体験しました。

NO ミーティング DAY

1日ミーティングを入れず、業務に集中する日。当日にミーティングが入っている場合は適宜ほかの日に延期するといった調整をしました。あわせて、この機会に定例ミーティングが必要か見直しをするきっかけとなりました。

小さなアイデアでも、働き方改革の一歩に

最後に「○○デー」アイデアコンテストを実施した感想を、あらためて推進担当の飯田に聞きました。

飯田:
アイデア次第で『新しい働き方』を実施するヒントや、制度をうまく利用するきっかけづくりができる」ということが得られた気づきです。社員一人ひとりが、「働き方を変えていこう」と自分ごととしてとらえらえるような仕組みや、環境づくりが今後の働き方を変えていくきっかけになるのかもしれません。

働き方の幅を広げるアイデアは意外とすぐに見つかります。まずは小さなことでも、周囲を巻き込んでやってみることが次につながると思います。

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