文部科学省の調査によると、平成28年度の日本国内の小学校数は約2万校、児童数は約639万人。
それらの小学校で日々行われる調べ学習や、子どもたちの家庭でのインターネット利用を支えているのが、「Yahoo!きっず(ヤフー株式会社)」、「キッズgoo(NTTレゾナント株式会社)」、「キッズ@nifty(ニフティ株式会社)」の3つの子ども向けポータルサイトです。
今回は2016年11月7日に、初めて共同開催したイベントの様子をご紹介します。
「子ども向けポータルサイト」が子どもたちに願うこと
まずはじめに、総務省消費者行政第二課の湯本課長より、ごあいさつとともに、昨今の子どもたちのインターネット利用に関する課題や健全な利用の推進の重要性についてお話をいただきました。
それを受ける形でスタートしたパネルディスカッションでは、各ポータルサイトの担当者が登壇し、それぞれのサービス運営のポリシーや子どもたちのインターネット利用に対する考え、サービス開発にかける熱い思いを語り合いました。

(総務省 総合通信基盤局 消費者行政第二課 湯本課長)
それぞれアプローチ方法は違えど、子どもたちに道具として上手にインターネットを活用し、インターネットを通じて個々の可能性を広げて行って欲しいと願う気持ちは同じです。
それぞれサービスの歴史や、運営上での苦労、ユーザーである子どもたちの声に思わず涙した話など、話題はつきませんでした。

(Yahoo!きっずの歴史や環境の変化について説明)
子どもたちのために、大人が考えるNEXTアクション
このイベントでは、ゲストスピーカーとして、TEDxKids@Chiyodaキュレーターの青木竜太氏や、「おしりかじり虫」などの作者であるスーパークリエイター、うるまでるび氏をお迎えし、2つのトークセッションが開催されました。

(トークセッションにて「TEDxKids」の取り組みを語る青木氏)

(クリエイターの視点で子どもとインターネットについて語る、うるまでるび氏)
「子どもとインターネットの未来」をテーマに開催した今回のイベントは、登壇者も参加者もすべて、「子どもたちのためにアクションを行う大人」に限定し、学校の先生やNPO関係者、教育関連メーカー関係者など80名の皆様にご参加いただきました。

(子どもの未来を考える、大きな仲間の輪が生まれました)
このイベントをきっかけに、サービスや会社の垣根をこえて、子どもたちとインターネットの理想的な関係と、未来について引き続き議論を行っていきたいと考えています。
【関連リンク】
・「子どもとインターネットの未来」ミートアップ2016 開催しました (ニフティ)