ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社のコーポレートサイトはこちらです。
当ページに記載されている情報は、2023年9月30日時点の情報です。

企業情報

2016.11.01

「2日間とにかく走りきった」(Hack Day UX賞編)

画像

7月に開催したHack Dayでは、最優秀賞、投票で選ばれるHappy Hacking(社内限定・公開)賞、技術賞、UX賞、課題解決賞、メディアアート賞の7つの賞が各チームに送られました。

今回は、UX(User eXperience。ユーザー体験の略)賞を受賞したチームのメンバーに話を聞きました。
全員2016年新卒入社のみなさんですが、かなり綿密な計画を立ててHack Dayに臨んだそうです。

(左から松本、大森、志賀、森田)


- みなさんがHack Dayに今回出場しようと思った理由を教えてください。

森田:
5月の新入社員向けでチーム開発研修で、志賀と松本、私が同じチームでした。その時にHack Dayの話になり、3人で出ようかと話していました。
その時に、私と同じ部署の大森が「Hack Dayに出る人いませんか?」と部署内で呼びかけていたので、せっかくだから4人で出場しよう、ということになりました。

大森:
私は、大学生の時にHack DayやHackUに出なかったことを後悔していました。
新入社員で出場できる今回を逃したら出にくくなってしまうのではないか、という思いがありました。

- ちなみに今回、UX賞を狙っていたのですか?

松本:
大森が事前に戦略をしっかり立ててくれてたこともあり、実は狙っていました。

大森:
事前に、Hack Dayの各賞について「この賞を狙うんだったらこういう進め方がいいと思う」とみんなに共有しました。みんなでアイデアを出し合った結果、UX賞と相性が良さそうな案に決めました。

image

(大森)

森田:
「ユーザーに新しい体験をしてもらいたい」という思いが全員の共通認識としてありました。これまでにないような経験を作りたいと。
大森が既存のものがないかなど調査をしてくれていたので、作り始めてからは、これで本当にいいんだっけ? という迷いが一切なかったです。

松本:
今回は一般の参加者もいたので、来場した子どもたちにも楽しんでほしいという思いもありました。

志賀:
ですが、作った作品はアイデアが新しいということで特許が絡むことになり、社内限定公開の作品になってし まいました……。

- 4人の作業分担はスムーズでしたか?

大森:
企画を主に担当しました。私はエンジニアですが、今回の開発でコードは1行も書いていません。
新入社員研修の時、私はあまり積極的には発言しなかったので、Hach Dayではそれを意識して積極的に意見を言っていくやり方に変えてみました。結果的にそれが良かったのかなと思っています。

志賀:
私と松本はコーディング担当でした。メインのアルゴリズムのところが自分の得意な分野だったので、そこに集中した結果、1日目でほとんど完成させ、2日目は改善にあてることができました。

2日間というのが全力で開発するのにちょうど良かったと思っています。
集中力が持続するギリギリのところだったので、やりきった感がありました。

image

(志賀)

松本:
私はアプリの開発をやっていたので、その経験を生かせる部分の開発を担当しました。
それぞれが得意なことのバランスも良かったと思います。
志賀が技術部分でアルゴリズ ムに詳しかったですし、難しいところを突き詰めていくのが得意だったので、かなり今回の重要なところを開発してくれました。普通だったら1日ではとてもできないだろうと思うようなことを、ものすごい勢いで成し遂げていっていたなと。

森田:
私はUXやデザイン、当日のプレゼン資料を作成しました。
志賀が、普通は外には見えない内部のアルゴリズムを可視化して、アプリでボタンを押すと、内部で何をやっているのかを見えるようにしたんですよ。
そのことにすごくビックリして「何やってるんだコイツ」と思いました(笑)

(どんな風に見えるのかは、特許にあたるため残念ながらお見せできません……)

- 見せ方で苦労した点はありますか?

大森:
とにかくユーザー目線になろうと。既存の考え方にはとらわれないようにしようと。とにかくそこにはこだわりました。

森田:
ただ変わったことをするのではなく、既存の考えをぶち壊していこう、という気持ちでしたね。
そして、みんなで言っていたのは「なるべく簡単にしよう」と。誰が使っても直感的にわかるようにすることを重視して作りました。
子どもでも簡単に楽しめるくらいシンプルにすることを意識しました。

image

(森田)

松本:
使っている子どもも楽しいし、それを見ているおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめるようなものにしたかったんです。
スマートフォンの操作に慣れている人しか操作できないようなものではなく 、そのアプリがあれば誰でも楽しめるようなものにしたいと。

森田:
ユーザーのターゲットを絞るというよりは、「より世の中を楽しくしよう」という気持ちで作りました。

- 最終日のプレゼンでこだわったところはどこですか?

大森:
文字を極力少なくするなど、とにかくシンプルにすることにこだわりました。

森田:
プレゼンの資料でピクトグラムを使うことで直感的にわかりやすく表現したのですが、さらにわかりやすくできないかと、文言なども細部にこだわりました。

松本:
プレゼン時間は90秒ですが、なんとかその場でデモを行うことで、こんな風に遊べるんだということを見せたいと思ったんです。時間配分はとても苦労しましたが、それが実現して良かったです。

- 今回は展示の時間もありましたが、印象に残っていることはありますか?

志賀:
エンジニアから、可視化の部分をもっと詳しく説明してほしい、と言われたことです。やはり自分と同じエンジニアから興味を持たれるとうれしいです。

松本:
さわった人が楽しんでくれたことと、「これ、リリースしてよ」と言われたことです。
実行委員長の村上さんが会場をまわることがわかっていたので、「村上さんモード」を用意しておいたんですが、それを実際に見てもらうことができました(^^

image

(松本)

- Hack Dayに出場して良かったことは?

森田:
もともと興味はあったのですが、アプリの開発になかなか関わる機会がなかったので、今回見た目の部分だけでも関わったことでさらに興味が出てきました。最近は趣味でアプリを作るようになるなど、自分の引き出しが広がったと思います。

大森:
私は、入社後の研修ではあまり結果が残せなかったのですが、今回のHack Dayで自分がリーダーシップを発揮して賞まで取れたことで、少し自信が持てるようになりました。
この経験を仕事にも生かしたいと思います。

- これからやりたいことを教えてください。

松本:
志賀が得意な分野は、今まで私が避けていた領域なのですが、この分野に理解があると、こんなに魔法のようなことができるんだとわかり、食わず嫌いをやめようという気持ちになりました。これから勉強したいと思っています。

森田:
UX賞を受賞したことで、デザイナーとして自信をつけることができました。これから、デザインの仕事でも成果を残せるようなものを作りたいです。

志賀:
今まで自分がやったアルゴリズム系のことがスマホでも生かせる、リアルタイムに見せられるものを作れると思っていなかったのですが、今回可能だとわかったので、仕事でも生かしていきたいです。

大森:
特許の可能性があるということで、す ぐには難しいかもしれませんが、今回作った作品をぜひ、このチームでリリースしたいと思っています。

- これから入社してくる後輩にも、Hack Dayへの出場を勧めたいですか?

松本:
今年のHack Dayでは新入社員で構成した2チームが受賞しました。こんなにちゃんと見てもらえるんだ! と思いましたし入社1年目の社員でも活躍できるチャンスなので、ぜひ出てほしいですね。

森田:
今まであまりやれなかったことにチャレンジするいい機会だと思います。
私は今回、アイコンや、UIまわりなど、これまでやってこなかったことに挑戦できました。まだ経験がないことに挑戦できるのは、Hack Dayならではの経験だと思います。


本気で取り組んだため、このチームは開発中の写真が一切ないとのことなので、入り口で撮った写真を載せておきます!

image

このページの先頭へ