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企業情報

2016.07.19

「テクノロジーを楽しむイベント」Hack Day Sparksを開催

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昨日7月18日、3日間に渡って行われた、Yahoo! JAPAN主催のテクノロジーを楽しむイベント「Hack Day Sparks」が終了しました。

三連休の最終日ということで、今回初めて、親子でも楽しめるイベントとして開催。会場となったヤフー六本木本社は大人から子どもまでたくさんの人であふれ、にぎやかな一日となりました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!(^^


最終日の18日は、Yahoo! JAPANのクリエイターが7月16・17日の24時間で開発したプロダクトを、各チーム90秒の持ち時間で発表しました。90秒で内容をきちんと伝えるのは難しく、時には時間切れになってしまうチームもありましたが、伝えたい内容が90秒にギュッと凝縮されているので、聞く側も聞き逃すまいと自然と真剣になります。
プレゼンがスピーディーにどんどん進んでいくことも、このイベントの魅力です。

今回は、(社内限定情報や特許の観点から公開できなかった作品を除く)公開部門のなかから、気になった作品をいくつかご紹介します。 

【開発中~発表会ダイジェスト】

【作品発表会の様子】

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「Glass Harp」はグラスハープを簡単に奏でることができるアプリ。

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「www-board(クサボード)」は、本気で「www」と入力しているのか判別するアプリです。入力する時に心から笑っていないと「ワロタwww」と打ったつもりが「ワロタ真顔」と変換されるそうです(^^

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「セッショニスト」は鍵盤をたたくとハンドベルがメロディーを奏で、曲調に合ったパーカッション演奏と楽しくセッションできる楽器です。


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「magbeat」は、心臓の鼓動に合わせて磁性流体がビートを刻んで不思議な動きをします。


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「かたづくえ」は、机の上の散らかり具合をリアルタイムに解析し、散らかり度を判定して警告。それでも片づけないと、強制的に整理されてしまうというおそろしい机です……。


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スマートフォンならぬ、「スマートランドセル」。通学路以外の道を通ろうとすると警告音が鳴るそうです。


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「チチタス(+)」はドキドキした相手にだけ、3秒間、女性の胸を寄せて上げてくれる下着だそうです……(^^;

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「HappyHacking賞」は、作業スペースの狭さを解決?

そして、Yahoo! JAPANの社員投票で決まる「Happy Hacking賞」(公開部門)  に見事選ばれたのは、「AWSによるフリーアドレス(※)快適化のご提案」でした。

(※)フリーアドレス
ヤフー株式会社は、東京本社の移転にあわせ、9月より本社勤務の全従業員を対象に、「従業員の机を不規則に配置したフリーアドレス制」を導入します。

これは「作業スペースの狭さ」を解決するための作品で、「AWS」は、VRを使うことで仕事スペース(Work Space)を拡張(Augmented)することに由来し、名づけて「Augmented Workspace(拡張仕事スペース)」だそうです。

この作品を制作したのは、大阪オフィスのエンジニアと、Hack U 立命館大学で優勝し、特別招待された学生3人で構成されたチーム「大阪7(セブン)」のメンバー。Yahoo! JAPAN社員の中嶋に話を聞いてみました。

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(「大阪7(セブン)」のメンバー。右から2人目が中嶋)

- なぜ今回、東京の新オフィスで導入されるフリーアドレスの課題をあえて解決しようと思ったのですか?

中嶋:
東京オフィスの社員は、新オフィスに引っ越してからは業務ニーズや状況にあわせて、その時々で最も適した場所と道具を使って仕事ができるようになると聞いています。
すでにフリーアドレスで働いている社員から、「コミュニケーションが増える」というポジティブな意見もある一方で、ネガティブな意見も出ており、その中で特に多い意見が「仕事スペースが狭いこと」だということを知りました。
引っ越し後、1人あたりのスペースが減ってしまうという課題を、今回の「Hack Day」で解決したいと思いました。

席が狭いという課題も、近くに人がいるから気になってしまうので、まるで人が遠くにいるように感じられれば解決するのではないかと考えました。
実は今回の作品は「ある錠剤を飲むと、周りのスペースが広がる」という、以前読んだ漫画から思いついたアイデアなんです(笑)


- 今回の作品についてもう少し詳しく教えてください。

独自に開発したHMD(ヘッドマウントディスプレー)とVR技術を使って快適なフリーアドレス環境を提案しました。

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まず、HMDを装着。人の顔とモニターを認識します。そして、それ以外の要素を削除します。 


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さらに、顔を縮小すると……。

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- わ、みんな遠くなりました! 隣の人との間隔が広くなった気がします。

中嶋:
はい。このようにVRを使うことで、すぐ近くにいる人が、まるで遠くにいるように感じられるんですよ(^^

また、相手の顔だけを認証し、別の人の写真に変えることもできます。たとえば大好きな芸能人だらけのオフィスにする、という夢のようなこともできますね(笑)

- 「これなら上司に怒られても、好きな芸能人に言われていると思えば耐えられる」なんて声が聞こえてきそうですね。

中嶋:
さらに、背景の画像を変えられるので、たとえば海や山にいる気分で仕事ができますよ(笑)

子どもたちも楽しんだ今年の「Hack Day」

今回は、親子も楽しめるイベントも用意されていました。

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付箋紙を使ってドットアートを作ってみたり……

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iPhoneを使って好きな色のシロップをかけられるかき氷コーナーもありました。


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「Hack Day 2017」(2017年初頭)の開催も決まりました! また新しいことにトライしてみなさまにお会いできればと思います。どうぞお楽しみに!(^^

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(写真撮影:中村 友一@Yahoo! JAPAN公式カメラ隊)

【関連リンク】

「テクノロジーを楽しむイベントに」Yahoo! JAPANのHack Day Sparks 2016

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