船水 梓緒里
Shiori Funamizu
車いすテニス
2000年11月8日、千葉県我孫子市生まれ。2016年から本格的に競技をはじめ、2023年新卒入社。コーポレートPD本部在籍。「車いすテニスとテニスはほぼ同じルールで、コートの大きさや使用する用具も一緒なんです。選手の力強いショットとチェアワークにも注目してください」
- 2023年9月15~17日
- 木下グループジャパンオープンチャンピオンシップス2023
女子シングルス:ベスト4
女子ダブルス:優勝 - 2023年9月5~10日
- 2023 US Open Wheelchair Championships(米国)
女子シングルス:1回戦敗退
女子ダブルス:ベスト8 - 2023年8月2~6日
- s Versicherung Austrian Open 2023(オーストリア)
女子シングルス:ベスト4
女子ダブルス:準優勝
障がいの有無じゃなく、一人のアスリートとして見てほしい。
14歳までは歩いて生活していたので、車いすの競技はよく知らなかったし、最初はなんとなく抵抗がありました。
だから、初めて車いすテニスの試合を見たときは本当にびっくりしました。 正直、ここまでハイレベルな競技だとは思っていなかった。力強いショットや華麗なチェアワーク(車いす操作)で、スピードも躍動感もある! 車いすでもこんな動きができるんだ、すごい! って。
その大会に出場していたのが、車いすテニスの第一人者である国枝慎吾さんでした。 私はその姿に元気をもらったから、競技をはじめたんです。
かつての私のように、車いす競技について最初は知らなかったり、抵抗があったりするかもしれない。でも実際に見てもらえるときっと何かが生まれる。身近な人だったり、友人だったり、会社の人だったり、私をきっかけにこの競技を見てもらえるとうれしいです。多くの人に、障がいの有無にかかわらず、アスリートとして、スポーツとして、取り組んでいる姿を見てほしいんです。 そして今度は、私のプレーがきっかけで「車いすテニスってかっこいい」って思ってもらえたら、最高にうれしいなって。
自分だけじゃない。みんなの気持ちを背負って、世界の舞台でプレーする。

目指しているのは攻めのテニス。 だけど頭で考えていることを、実際のプレーで表現するのってすごく難しいんです。
勝ちたい気持ちが焦りに変わってしまう。 そうならないために、自分を客観視するイメージで試合をします。
いまのショットは良かった! 次の選択はどうする? というふうに勝負を楽しめば、不思議と自分のプレーに自信が持てるんですよ。
得意なのはバックハンドスライスで、私の場合は攻撃でも使える。 バリエーションが豊富なところにも注目してもらえればなって。
新卒で会社に入社して、いま仕事をしながらアスリートとして高みを目指せる環境にいます。
この前、目標にしていた大きな国際大会の出場を逃したとき、周りの人たちが自分のことのように悔しがってくれた。 だから、応援してくれるみんなのためにも世界の舞台で、私らしいアグレッシブなプレーを見せなきゃなって思います。
選手の公式Facebookはこちら