プレスリリース

2021.11.10

「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞」 の受賞作品は上間陽子さんの「海をあげる」に決定

~おびやかされる沖縄での生活を、
強く、静かに描いたエッセイ集~

https://news.yahoo.co.jp/nonfiction/

ヤフー株式会社が運営する日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」と、書店員が「面白かった」、「お客様に勧めたい」と思った本への投票で決定する「本屋大賞」が連携した「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞」は、全国の書店員の投票によるノミネート6作品の選出と、その後の二次選考を経て、大賞作品を上間陽子さんの「海をあげる」(筑摩書房)に決定しました。

◆「海をあげる」について
「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」。痛みを抱えて生きるとは、こういうことなのか。言葉に表せない苦しみを聞きとるには、こんなにも力がいるのか。おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。ベストセラー「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」から3年、身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれたノンフィクション。

◆【著者プロフィール】上間陽子
1972年、沖縄県生まれ。琉球大学大学院教育学研究科教授。普天間基地の近くに住む。1990年代から2014年にかけて東京で、以降は沖縄で未成年の少女たちの支援・調査に携わる。2016年夏、うるま市の元海兵隊員・軍属による殺人事件をきっかけに沖縄の性暴力について書くことを決め、翌年「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」(太田出版)を刊行。2020年、「海をあげる」(筑摩書房)を刊行。2021年10月には、10代で妊娠・出産した少女たちを支えるシェルター「おにわ」を沖縄でオープンした。

◆上間陽子さんからのコメント
本を書いているときには、喉の奥がきーと音をたてるような痛みがありました。
わめきたいような、叫びたいような、でもそれではちっとも足りないような。
沖縄で起きている数々のことに絶望し、果たし状を書くような気持ちで書いていたのに、本当に書きたかったのはやはり違うことだったように思います。
言葉が破壊される国にあって、それを破壊させないと抗い仕事を積み上げる書店員の方々が、この賞をくださったことを誇りに思います。
言葉によって、ひととひとがつながりあえることを信じて、自分にできることをひとつひとつやり遂げていこうと思います。

<ご参考>
【「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞」ノミネート作品(著者/出版社)】※作品名は五十音順
◆「あの夏の正解」 早見和真/新潮社
◆「海をあげる」 上間陽子/筑摩書房
◆「キツネ目 グリコ森永事件全真相」 岩瀬達哉/講談社
◆「ゼロエフ」 古川日出男/講談社
◆「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」 河野啓/集英社
◆「分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議」 河合香織/岩波書店

【「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2021年 ノンフィクション本大賞」概要】
2021年5月20日  一次選考(書店員による投票)スタート
2021年6月30日  一次選考締め切り
2021年7月20日  ノミネート作品発表。二次選考(書店員による投票)スタート
2021年9月20日  二次選考締め切り
2021年11月10日 大賞作品発表

【対象作品】
2020年7月1日から2021年6月30日の1年間に日本語で出版されているノンフィクション作品全般(※海外作品の翻訳本や、新書は対象外)

【副賞】
取材支援費:100万円

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