東日本大震災時、情報の取得や共有にソーシャルメディアが役に立った一方で、信頼できる情報と根拠のない情報が混在し、混乱を招いた側面もありました。また、災害時にソーシャルメディアをより役立てるためには、多くの情報の中から、信頼できる情報を精査することが大切であることもわかりました。
そこで、ソーシャルメディアを含めた情報の発信元、または受発信するメディア・施設としてヤフー、Twitter Japan、J-WAVE、森ビルの4社は、ソーシャル防災訓練実行委員会を組織し、これから起きる災害に備え、防災知識はもちろんのこと、災害時のソーシャルメディアの活用方法からソーシャルメディア上に共有される情報の精査の仕方を検証するために、六本木周辺エリアにて「ソーシャル防災訓練」を実施します。
防災訓練は「避難訓練」「防災レクチャー会」の2部構成となっており、「避難訓練」では大規模地震が発生したと想定し、ソーシャルメディアのひとつであるTwitter上の情報と、ヤフーが提供する「防災速報」を活用して情報を取得していただきながら、途中のアクシデントをくぐりぬけ、指定の場所まで避難していただきます。
参加者は本日よりTwitterの「Yahoo!天気・災害」アカウント(@Yahoo_weather)を通して募集します。応募資格は、Twitterのアカウントを開設されていて、当日ソーシャルメディアにアクセスしながらイベントにご参加頂ける方に限ります。詳しくは次頁のとおりです。
【「第1回ソーシャル防災訓練」の概要】http://emg.yahoo.co.jp/kunren/
■実施日時:2012年9月19日(水)10時00分~14時00分(最長)
■場所:アークヒルズ アーク・カラヤン広場/六本木周辺
■主催:ソーシャル防災訓練 実行委員会(ヤフー、Twitter Japan、J-WAVE、森ビル)
■対象者:希望参加者を募集(100名)
■参加費:無料
【タイムスケジュール】
■第1部 「避難訓練」
(集合場所:アークヒルズ アーク・カラヤン広場 実施場所:六本木周辺 10:00~12:30)
大規模地震が発生したと想定し、避難訓練を開始します。ソーシャルメディアのひとつであるTwitter、ヤフーが提供する「防災速報」などを活用していただき、情報や写真を公開・取得しながら、途中のアクシデントをくぐりぬけ、指定の場所まで避難していただきます。
■第2部 「防災レクチャー会」(場所:六本木周辺 13:00~14:00)
避難訓練のゴール地点にて、一般公開していない、東京の巨大ジオラマ(森ビル制作)を間近でご覧いただきながら、「防災」をテーマに主催各社より、レクチャーを行います。また避難訓練の中で、ソーシャルメディア上に集まった情報を元に、当日の内容を振り返ります。
【各社の訓練時の役割】
■ヤフー:災害速報と被害状況のツイートをリアルタイムに確認できる「防災速報」の提供
■Twitter Japan:信頼できる情報を得るために役立つ認証済みアカウントの周知
■J-WAVE:ラジオ常備必要性の啓発
■森ビル:安全な一時滞在施設の提供および施設周辺の正確な情報提供
ソーシャル防災訓練実行委員会は「第1回ソーシャル防災訓練」を契機に、継続的に訓練を行い、確度の高い情報を確実に受信・発信してもらう仕組み作りを目指すとともに、災害による混乱時の正しい情報取得方法の啓発に努めていきます。 |