合意した測定基準は、動画コンテンツをユーザーがパソコン上で再生した状況を測るものであり、“より最終的なユーザーの視聴に近いところでの計測”によるOTSベース(Opportunity To See)での測定となっています。
この測定方式では、実際に動画コンテンツが再生されたことを示すビーコンを測定用サーバーにて計測する(ビーコンタグ方式)ため、ユーザーの動画コンテンツ接触回数、接触人数、接触時間といったデータを高い精度で取得することができます。
<OTSベース(Opportunity To See)での測定とは>
インターネット動画コンテンツ接触状況の測定には、従来からの「リクエストベース」と今回合意した測定基準である「OTSベース(Opportunity To See)」での測定があります。
従来からのリクエストベースでの測定は動画コンテンツサーバーへのリクエスト回数を動画コンテンツの読み出し回数として扱うのに対し、OTSベースでは実際に動画コンテンツが再生されたことを示すビーコンの表示回数を動画接触回数として計測を行います(ビーコンタグ方式)。※下図参照
リクエストベースにおいては「ユーザーからリクエストがありながら動画が再生に至らない場合もカウントされる」のに対し、今回合意したOTSベースの測定は“より最終的なユーザーの視聴に近いところでの計測”を行うという概念で、こうした再生に至らないケース等を除外した精度の高いデータを取得できることが特徴です。(JIAA用語定義を参照)