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プレスリリース

2007.03.26

「Yahoo! JAPAN研究所」設立
~インターネットの健全で豊かな発展への寄与をめざして~


2007年3月26日

ヤフー株式会社


「Yahoo! JAPAN研究所」設立

~インターネットの健全で豊かな発展への寄与をめざして~



 ヤフー株式会社(本社:東京都港区)は、来る2007年4月1日、「Yahoo! JAPAN研究所」を設立します。「Yahoo! JAPAN研究所」は、インターネットと社会の関係性や、技術の進歩によるインターネットのさらなる可能性を調査・研究していくことで、インターネットの健全で豊かな発展に寄与することをめざします。

 研究所長には、当社代表取締役社長の井上雅博が就任します。また、最高技術顧問には村井純氏(学校法人慶應義塾常任理事 兼 慶應義塾大学環境情報学部教授)を迎えます。

 「Yahoo! JAPAN研究所」では、“利用者のニーズ”と“技術的なシーズ(種)”のふたつの領域で研究を展開します。“利用者のニーズ”研究では、インターネット利用者にとってより良いインターネットの未来を開拓し続けるための知識基盤形成をミッションとします。“技術的なシーズ(種)”研究では、技術の進歩やインターネットのさらなる可能性を創造し、生活必需情報を「誰でも、どこからでも、簡単・安全・確実に」手に入れることができる、次世代インターネット技術の研究を行います。

 研究活動は、以下の3つを軸に推進します。
1)社会インフラとしてのインターネットの発展を模索する“インターネットの今後の予測”
2)科学技術の発展への貢献をめざす“基礎研究”
3)新規事業分野の開拓や既存事業分野の競争力強化を目的とした“応用・商用研究”

 個々の研究は、Yahoo! JAPANの各サービス部門や米国Yahoo! Inc.の研究所「Yahoo! Research」、国内の産官学の各研究機関・組織とも連携して行っていきます。米国「Yahoo! Research」へは、技術交流を目的とした短・中期的な研究者派遣も予定しています。

 研究テーマ設定にあたっては、研究所内やYahoo! JAPANの各サービス部門からの提案に加え、社外の企業・団体とのコラボレートによる共同テーマ設定も予定しています。

 研究分野は、以下の3つに大別されます。
・「Yahoo! JAPAN研究所」独自の研究
・米国「Yahoo! Research」と共同研究
・コラボレーション型の研究

 図:研究活動と各分野の相関図
研究活動と各分野の相関図
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 現時点で想定される研究テーマ例は以下のとおりです。
●自然言語処理
情報検索やウェブマイニング、自動翻訳の基礎技術である形態素解析、構文解析、意味解析、大規模言語コーパス
●情報検索
クリックログやクエリログなどの大規模ログ・マイニングによる、利用者の多様性の自動分類と、それを利用した人間志向型情報検索技術(Human Oriented Search Technology)
●情報デザイン
インターネットサイト利用時における利用者の行動・生体分析とサイトデザイン
●メディア処理
有害(暴力、ポルノなど)画像・映像の高速自動判別
●インターネット生活予測
インターネットによってもたらされる人々の生活習慣や社会活動などへの影響についての調査

 なお、「Yahoo! JAPAN研究所」はヤフー株式会社の組織内研究所として設立され、活動拠点はヤフー株式会社東京ミッドタウンオフィスとなります。


【Yahoo! JAPAN】http://www.yahoo.co.jp/
ヤフー株式会社(市場名:東証1部/JASDAQ、銘柄コード:4689、本社:東京都港区、設立年月日:1996年1月31日、代表取締役:井上雅博)が運営するYahoo! JAPANは、1か月あたり約4671万人のユニークカスタマー数(※1)と、1日13億7000万ページビュー(※2)のアクセスを誇るインターネットの総合情報サイトで、検索、コンテンツ、コミュニティー、コマース、モバイルなど多くのサービスを提供しています。

(※1)2007年1月のNielsen//NetRatings「NetView AMS JP」における家庭からの視聴率88.2%、職場からの視聴率91.5%というデータをもとに、家庭、または職場からのインターネットユーザーを約5284万人(NetRatings Japan「インターネット基礎調査」より)としてYahoo! JAPANのユニークカスタマー数を算出。
(※2)ページビューは、従来ウェブサーバーからの配信回数を計測した値を採用していましたが、2007年3月からブラウザでの表示回数をCSCにより計測した値を採用しています。


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