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プレスリリース

2005.11.14

「Yahoo!オークション」不正利用検知モデル導入について


2005年11月14日

ヤフー株式会社


「Yahoo!オークション」不正利用検知モデル導入について



 Yahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:井上雅博、以下、Yahoo! JAPAN)は、株式会社金融エンジニアリング・グループ(本社:東京都港区、代表取締役:中林三平、以下、FEG)と協力して、犯罪捜査にも活用されているデータマイニングの技術を応用したネットオークションの不正利用検知モデルを構築し、「Yahoo!オークション」における不正利用対策として導入します。

 FEGは、データマイニングと呼ばれる大規模データの分析に関するノウハウを有し、金融機関の与信リスクモデル構築やクレジットカードの不正利用検知モデル構築などに実績があります。
 今回導入予定のモデルでは、サービスを利用するYahoo! JAPAN IDの数500万以上、平均総出品数850万点以上という国内最大級のネットオークションにおける膨大なデータから、不正利用者の行動パターンをデータマイニング手法で分析してモデル化し、不正利用の検知に応用することで悪用防止に役立てます。

 「Yahoo!オークション」では、お客様に安心してご利用いただけるオークションサイトを目指して、専門のパトロールチームによる巡回チェックを2000年に開始したのを初めとして、段階的に、知的財産権保護プログラムによる外部協力者との連携、マニュアルによる詐欺行為発見・排除施策などを実施してきましたが、これまでの経験から得たデータを基に、新たな試みとして、システム的な不正利用検知モデルを導入することになりました。この不正利用検知モデルの導入によって、より効率的な出品物のチェックが可能になります。

 インターネット上に限らず、社会的に不正行為の手口は日々巧妙化していますが、不正を行いにくい仕組みを多重に用意し、継続的に対策を実施することが重要だと考えます。Yahoo! JAPANでは、引続き関係各所との協力・連携を推進するとともに、お客様にわかりやすい啓発活動を実施するなど総合的な対策を推進することによって、今後もお客様がより安心して楽しめる場を提供できるようインターネットオークションのサービス向上に努めます。

<株式会社金融エンジニアリング・グループ> http://www.feg.co.jp/
同社は、1989年の設立以来金融ビジネス分野の諸問題について、数理分析・コンサルティング並びにシステムデザイン、システム開発を行うことを主たる業務としてきました。その諸問題とは、与信リスク管理、債権リスク評価、市場リスク管理、統合リスク管理などリスクマネージメント領域の問題、預金・クレジットカード・保険・証券など金融商品に関する問題、および顧客ターゲティング、顧客リテンション、データベース構築など金融マーケティング領域の問題です。これらの問題を解決していくうえで同社の核となっているのがデータマイニング技術、金融工学技術です。それに加え金融実務知識、統計解析知識、データベース構築技術、ITソフトウエアエンジニアリング技術、そしてデータの実作業で培ってきた数多くのノウハウです。また、同社はこのような基礎技術を生かし、通信・流通・情報サービス産業などをクライアントとした非金融分野においても、分析・コンサルティング・システム開発の事業を行っています。


【Yahoo! JAPAN】http://www.yahoo.co.jp/
ヤフー株式会社(市場名:東証1部、銘柄コード:4689、本社:東京都港区、設立年月日:1996年1月31日、代表取締役:井上雅博)が運営するYahoo! JAPANは、1か月あたり約4045万人のユニークカスタマー数※と、1日11億9900万ページビューのアクセスを誇るインターネットの総合情報サイトで、検索、コンテンツ、コミュニティー、コマース、モバイルなど多くのサービスを提供しています。Yahoo!のグローバルウェブネットワークは、アメリカ合衆国、ラテンアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジアなど世界25の国と地域で展開しています。

※2005年9月のNielsen//NetRatings「NetView AMS JP」における家庭からの視聴率85.9%、職場からの視聴率86.9%というデータをもとに、家庭、または職場からのインターネットユーザーを約4705万人(NetRatings Japan「インターネット基礎調査」より)としてYahoo! JAPANのユニークカスタマー数を算出。

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