先日、育休から復職した社員を対象にした「復職者座談会」を行いました。これは毎年2回、5月と10月に昼休みを利用して行っており、過去8回開催。育児休暇中の社員を対象にした育休中座談会とあわせると、今回で累計219名の社員が参加しました。
今年度の育休からの復職者は5月24日現在で54名。そのうちの約半数が今回参加しました。なかには、去年の10月に行った育休中座談会に参加した社員の姿もありました。
今回、事前のアンケートで、先輩ママ社員に聞きたいこととして特に希望が多かったのは、
・職場でのコミュニケーション
・時間のやりくり
について。みなさん復職してしばらくたち、仕事を進めるにあたっての不安や、短時間で効率よく家事をやるコツなど両立のための悩みが、より具体的になっているようです。
各テーブルには、同じ悩みにすでに直面した経験のある先輩ママ社員が、2人くらいずつつきます。去年の4月に復職したママ社員などが自分の経験をもとに、具体的なアドバイスをしていました。

たとえば、去年復職したママ社員は、
「復帰してしばらくは本当に大変でした。まるでスタンプラリーのように、子どもがいろいろな病気をしましたよ~!」
と、ゼスチャーを交えて当時のことを思い出しながら話していました(^^

(「病気のスタンプラリー」を表現中!)
座談会中に各テーブルで出た質問と、アドバイスをいくつかご紹介します。
- 「子どもの病気で突然休まなければいけなくなった時、どんな風に上長やチームメンバーに伝えていますか?」
休む理由の可視化=病名や症状について、とても細かく伝えることが大切、というアドバイスがありました。
たとえば、「溶連菌で」「アデノウイルスで」などと病名を具体的に言うことで「感染症なんだ、それは休ませないといけないね」と周囲の理解を得るのが楽になるそうですよ。
- 「パパにもっと育児や家事に協力してもらうためには?」
作業分担の可視化をすることで、分担がしやすくなるそうです。
育休中は、家にいるママにどうしても家事の分担が偏ってしまいがち。そのため、ママの仕事復帰後に分担が偏っていることにパパは気づきにくいのだとか。
復帰後は、各家事の作業量とかかる時間などを可視化して「この家事を分担してほしい!」とお願いやすくすることがコツなのだそうです。
- 「離乳食づくりが大変です><」
「圧力鍋で野菜などを煮ておいて、赤ちゃん用に取り分けることで時短家事をしています」。
……みなさん短時間で家事も効率よくまわしているんですね!
- 「二人目が産まれて、上の子が赤ちゃん返りして困っています……」
「ママ、とっても困っちゃってる」「ママ大変なんだ><」と上の子に話をすることで、大好きなママを助けてあげよう! と子どもが張り切って協力してくれますよ、とアドバイスがありました。
- 「育児で疲れてしまい、イライラしてしまいます。ストレス解消方法はありますか?」
「イライラして、とても人には言えないような怒り方をしちゃったことがあります!」という先輩ママ社員の言葉に、みんな「あるある!」と安心していました(笑)
イライラ解消法は「空のダンボールを蹴っ飛ばしてすっきり」「子どもに隠れてチョコレートを食べまくった!」など。
少しだけ先ゆく? 先輩ママ社員たちも、復職当時はとても大変だったはず。でも、みんな笑顔で話しているのが印象的でした。復職したばかりのママ社員のみなさんは、みんな同じ悩みを抱えているんだと 少しホッとできたのではないでしょうか(^^



また、先輩ママ社員から、「時短したり、子どもの病気で突然お休みしたり。一緒に働く人に頼らないといけないことも以前より増えるかもしれませんね。でも、『ごめんなさい!』よりも『ありがとうございます』の方がいいですよね♪」という言葉もありました。
今回はパパ社員の姿もありました。3人目のお子さんのため、3カ月の育児休暇を取得して復帰したそうです。
「4月に復帰してみて、1カ月で通常勤務に無理があることがわかったので、時短勤務にしました。
そのため、できる仕事の量は減ってしまうのですが、価値や質は上げたいと思っています。
子どもたちは喜んでいる気がします(^^
今度、パパママカフェなどで先輩パパママに、子どもの習い事や教育について聞いてみたいです。まだ自分があまり取り組めていないジャンルのことはいろいろ知りたいですし、特に子どもが一生懸命取り組んでいるものについて、情報を集めたいですね」
今回は、各テーブルに所属部署が近い社員を集めたので、「今度ランチに行こう~」という声も出ていました!(^^
今回の座談会が、社内のパパママ社員同士のつながりが広がっていくきっかけになるとうれしいです!